承認欲求に語る際の基礎となる話まとめ - この夜が明けるまであと百万の祈りの捕捉。
「公平世界信念」→「同情を引こうとして不幸アピールする人間はただでさえ不幸なのに余計にダメな人間だとみなされるという落とし穴」について描かれてた回を探してたら「劣等コンプレックス」の話も出てたのでちょっと追加します。
本人も周りも、承認欲求と劣等感を混同してはいけない。まして劣等コンプレックスを承認欲求と混同して肯定するのはNG
劣等感は前向きに頑張るエネルギーになるのに対して、劣等コンプレックスは、劣等感を行動で解消することを諦め歪んだ心になること
具体的には
①嫉妬・攻撃
②優越コンプレックス(下方比較)
③不幸アピール
「劣等コンプレックス」は「捕食者」のエサになってしまい、利用されてしまうから目をそらさず受け止めなければいけない
モノの本で読んだことがある。生物の中には獲物が流す血の臭いを、信じられないほど遠くからかぎつける「捕食者」がいる、と。そういう意味において、奴は紛れも無く「捕食者」と言えた。ただし奴が嗅ぎつけるのは血の臭いではなく「劣等感」。
やつの接触は多彩で巧みだった。
劣等感を刺激され心を侵された同志が同志を呼びネズミ算式に増えていった。そしてあの日のメッセージ。その最後の一文が、私の心を掻いた。
「貴様は生まれ方を選べなかった……だから、終わり方くらいは自由に選ばせてやろう」と。 (パンプキン・シザーズ16巻)
作品中では「劣等感」という言葉を使われていますが、ここで語られているのは「劣等コンプレックス」の方ですね。 この作品でも劣等コンプレックスは「タナトス」的なエネルギーであるとされていますね。
パンプキン・シザーズは、やはり7巻~13巻の「いじめの構造」について語ってる部分が一番面白いけれど、それ以外の部分も繰り返し読むに値する。
サブキャラまで含めてみんな格好いいんだよなあこの作品は。