フミコフミオに言及して炎上したけど納得いかないから反論する - しっきーのブログ
読みました。
もともと私は増田で書いたとおりフミコフミオさんの記事には批判的な立場を取っており、それに便乗するはてなブックマーカーへの嫌悪も表明しており、主張内容としては相違がないものと考えておりました。そのうえで、前回の記事はあまりに記事におけるしっきーさんの態度が不誠実であると感じたため、その点に集中して批判をしたつもりです。
この点について直接の言及はもらえませんでしたが、
・北条かやに関しては、『キャバ嬢の社会学』を読んだときからあまり好きではなくて、炎上で騒動になる以前から言及してはいた
・北条かやが文筆業としてやっている以上、どれだけ叩かれても僕は同情はしない。北条かやを叩いていいのは前提として、その叩き方に見過ごせないものがあるというのが趣旨だ。
・真面目100%でいきなり人の記事に突っかかるのってハードル高くて、ましてや相手はフミコフミオだし、ビビってたというのは正直ある。だから今回は終始真面目に書く。
・たしかに前回の記事は色々雑だったり言葉足らずだったり茶化しちゃったところはあるけど、それでも言及して記事を書いたことが間違いだったとは思わない。
と書いてあるので、私が知りたかった点は全て書かれており、満額回答をいただけたものと思っております。
誤読されないように書くのは書き手のつとめであって、ここで誤読した読者を責めるような人は書き手のプライドがないと私は感じる
あえて言うと、
たしかに前回の記事は色々雑だったり言葉足らずだったり茶化しちゃったところはあるけど、それでも言及して記事を書いたことが間違いだったとは思わない。
これちょっと危ういような気がします。こういう書き方をしたのを認めるならば、批判が来たのは「フミコフミオの信者だから」だけでないというのもわかるはずです。自分の書き方に問題があったってことはもっとちゃんと受け止めたほうがいい。
しっきーさん自身
文章を解釈する権利を基本的に各々が持っている以上、現時点で解釈が一意に定まるということはまずない。
と書いてますよね。今回の記事はまさにしっきーさんの記事がそういう読み方をされる書き方をしていたってことではないでしょうか。
(まぁ、はてなブックマーカーはあえて人が嫌がる読み方をする人もいると感じるけどね。そういう人はホント嫌い)
大事なことを言う時におちゃらけたり、余計なヘイト表現入れたりすると、本来いいたいこと伝わらないから気をつけたほうがいいです。なぜなら、読み手は必ずしも「書き手にとって書きたいこと」を読んでくれるわけじゃない。その途中で「受け手にとって重要度が高いこと」が入ってたらそっちを優先するのだから。余計なことを書けばそちらが優先して受け取られ。テーマ以外の部分で強い言葉をむやみに使えばそちらに注目が集まり。ましてやヘイト表現や悪意が見える表現など使えばどうなるか。今回の件はフミコフミオさんにしてもしっきーさんにしても同じ所に根っこが有ると感じます。*1
コミュニケーションが自分主体で動くと思ったら大間違いです。「コミュニケーションは受け手が決める」って言葉を知らないわけじゃないでしょう。書き手ができるのは、読み手を選ぶことだけです。 煽るような文章を書いたならそういう文章を好むような読者を呼び寄せてしまう。そのことくらい考えておくべきです。
自ら感情的反発を招きやすい余計な表現や、極端な煽り記述を書いておきながら、そこに食いつかれて一番大事なところを読み取ってもらえなかったからって「読者のレベルが低い」などと喚くのは、書き手としてのプライドがなさすぎると思います。大勢の人に読んでもらおうとしてタイトルで煽ったり、雑な言葉遣いをしておいて、そっちの恩恵受けながら誤読されたくないと喚くのは子供のわかままと同じではないでしょうか。
(繰り返しますが、はてなブックマーカーはあえて人が嫌がる読み方をする人もいると感じるけどね。ホント嫌いです。でもこれは例外です)
……と、このように書くとしっきーさんを子供扱いしてるように見えるかもしれませんがそうじゃないです。私は今回の件でしっきーさんのことを強く見直しました。
若手ブロガーは今回のしっきーさんの対応をお手本にして欲しい
若手はてなブロガーにかぎらずですが、ブロガーの中にはこういう意味での書き手のプライドがすごく弱い人が多いと感じます。「書いてる内容」ではなく「PV」や「コメント数」に自信を持ってるような人たちは特にそうですね。こういう人たちは攻撃力ばっかりすごく高くなっていて、煽るような書き方は上手だけど、その後の対処で馬脚表すケースが多い。文章で書いている内容が大事だと思っていないのか、その内容や説得力を守ろうとしない人が多い。そういう人は次から二度と読まないようにしています。
だいたい炎上するようなブロガーさんは、人から誤りを指摘された時に自分の誤りを拒否する余り、だいたいこういう対応をします。
①「さらに煽り返す」「読者のレベルのせいにする」(他者尊重の姿勢の放棄)
②「何ブログごときで熱くなっちゃってるの?」(プライドの放棄)
③「無料の記事だし、私は専門家でもないんだから知るか」(責任の放棄)
④「批判する人は嫉妬してるか人間性の悪い人だ!」など読者にレッテルを貼ることで自分を免責する(論理性の放棄)
⑤「直接は向き合わず、反論をするでもなくエアリプで延々と愚痴る」(社会性の放棄)
偉そうに言ってるけどわたしも時々こういうことやる。特に⑤とかはクローズドなSNSでやったりする。やっぱり批判されるってムカつくもんね!恥ずかしいとか怒りで最初冷静に対応なんてできないですよやっぱり。でも、ここで踏ん張ってどう対応するかが、その人がどの程度自分が書いたことに思い入れやプライドがあるかを示すと思ってます。
前回の記事を読んだ時「結局しっきーさんはどういう対応するのかな。他の若手ブロガーと同じような態度取るのかな」と思っていたけど、そんなことはなかった。きちんと真面目に自分の誤りを認めて、再度しっかりと記事を書き直すという対応をされていた。
これってめちゃくちゃ勇気がいることだと思います。「あんた本気で書いてないんじゃないの?」と批判しておいてなんですが、しっきーさんは言葉でただ否定するわけじゃなくて、自分の言ったことをもう一度真剣に伝える、という姿勢を示した。私はこういう対応ができる人が好きだし、尊敬します。 しっきーさん素晴らしい!
(あくまで対応が良いと言ってるだけだけどね。しっきーさんが性格の悪い人間だという認識はもちろん変わりませんけどね。)
しっきーさんの記事のブコメで「はてブで批判コメントが来たら反論する奴はネット向いてない」というコメント書いてる人がいましたが、わたしはそれに賛成しません。きっちり反論したしっきーさんの態度は他のひとも見習ってほしい。
追記
http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2016/05/19/210122
コメダホチキスマンの人はよく知りませんが、ツイート見る限りだと
私が上で書いた①~⑤全部当てはまってる残念な人っぽい。こういう人たちってなんで毎回毎回似たような反応をするんだろう?