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2018年1Qメタップスの決算に見る「現状での」仮想通貨の収益計上について

仮想通貨、特にICOの会計処理がどうなるかで注目を集めていたメタップスの1Q決算が発表されました。

これは実際に仮想通貨を扱っていたり、個人事業化してる人とかは見ておいたほうが良いでしょう。

結論としては


1:仮想通貨の含み益について
売却する時点まで時価評価は一切せず、取得原価と同額の無形資産扱いでBSに計上する。損益計上はしない(含み益は収益とみなさない)」

2:ICOにおけるトークンの販売益について
 収益計上のタイミングが現時点では不明。一時的に「負債」として計上

3:ICO発行時における自社保有分のトークンの収益計上について
簿価0として計算。つまりICOが成功しても「現金」を得たことにはならない、とする。費用を先行して計上する形になる。


つまり、現時点の、特にIFRS基準においては売却して「現金」に戻すまでは、仮想通貨関連の収益は現金として扱わないということになるようです。

現金と仮想通貨は完全な棲み分け状態になってますね。

これによって、損益の認識が実際のタイミングと大きくずれることになります。

リアルタイムでの認識ができる時は来るのでしょうか。


私が思うには、土地の時価算定も、バブル崩壊後でしたし、まぁ仮想通貨の時価評価も、今のバブルが終わってからになるかもしれませんね。
今時価評価を認めてしまうと、株価を吊り上げてその金でまた仮想通貨を買って釣り上げてという最悪のバブルを引き起こしかねませんから。
https://www.shinnihon.or.jp/corporate-accounting/commentary/investment-properties/2010-03-08.html



社長の思想や理想は先見的で良くても、足元の本業(何が本業かわからない)がおぼつかない、言っていることとやっていることが違いすぎる芸風が、第2のライブドアのメタップスさん。その昔、社長がホリエモン尊敬していると言っていて納得した。2006年より監視が厳しくなった2018年で、ライブドアみたいな時価総額膨張をどんなインチキ使ってするか楽しみにしてます。