頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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親はまず「子供のパフォーマンスを損なう方法」を知ってそれ以外なら何やってもいいくらいに気楽に考えよう

※正直言ってこの記事はすでにタイミング遅れになってしまったとは思いますが……もったいないのでタイミング遅れを承知の上で登校します。

玉子屋の「やってはいけないこと12箇条」がすごくグッと来た

news.livedoor.com
この記事すごくよかったのでぜひ読んでみてください。

会社・結社の経営上の方針・主張が書かれた社是。普通は成功するコツがかかれているのだが、玉子屋のそれはその反対。「ここに書いてある内容をやると失敗する」というものだ。

≪玉子屋の社是≫
1.旧来の方法が一番良いと信じていること
2. もちはもち屋だとうぬぼれていること
3. 暇がないといって本を読まぬこと
4. どうにかなると考えていること
5. 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること
6. 良いものは黙っていても売れると安心していること
7. 高い給料は出せないといって人を安くつかうこと
8. 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること
9. 機械は高いといって人を使うこと
10. お客はわがまますぎると考えること
11.商売人は人情は禁物だと考えること
12.そんなことはできないと改善せぬこと


外部向けではなく、社員に“ここに書いていないことはどんどんやっていいよ。責任は最後に僕が取るから、やってごらん”という権限移譲を言いたいということで社是にしています

わが子のことを大事に思っているのに、不安から子供にとって良くないことをしてしまうことがある、というのがとても悲しい

以前この記事を書いたときにいろいろな反応があって考えさせられました。
www.tyoshiki.com

反応を読んで思ったのですが
①「できるようにしろ」「成果を上げろ」というプレッシャーをかけられて
②何もしないわけにはいかず、かといってどうすればいいのかわからず
③自分の子供にあってるかどうかわからないけど世間的に良いといわれることをする

という構造になってしまいがちなのじゃないかなと。

言いにくいけれど、この考え方だと、良いやり方を知ってる人が周りにいればいいけどそうでなければ高確率で「みんなが考えるダメな方法」を実践することになります。ベストを求めた結果、「頑張って努力したのに親子ともども不幸になってやらないほうが良かったというオチ」にはまるリスクが結構あるんですこれは親の問題じゃなくて「教育格差」「文化資本格差」がもたらす問題なので回避するのが非常に難しいです

まんがでわかる「学力」の経済学

まんがでわかる「学力」の経済学

  • 作者:中室 牧子
  • 発売日: 2018/12/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

コロナ周りの現象とも似ている

これってコロナウイルスの件で「何かしなきゃいけない」「何もしない奴は許さない」っていう気持ちだけが先走って色々おかしくなってる人たちにも通じるなと思いました。

悪気はないけど変な治療法のデマを回してしまったり、謎の正義心からマスクをしない人間を過剰に攻撃することになり、電通や安倍総理を攻撃することに血道をあげたり(生贄を求める心理)、結果として「現場で働く医療労働者に過剰なプレッシャーがかかって体制が崩壊したり」。

そこまでやって結局何が残るかというと


「なんの意味もないのにマスクだけが広まってる」


なんなのだこれは。。。

note.com
togetter.com

www.tyoshiki.com

↑災害時に生贄として捧げられることが決まっており、それを受け入れてしまっている少女とのやり取りが物語の中央にあるお話です。


パニックになりそうなときに必要なのは「Don't be Evil」の発想(「Do the Right Thing」をいきなり目指さない)

「やってはいけないことをやらない」ということが一番大事だと私は思います。

こういう時に、インターネットって完全にダメな方向に作用すると思っていて。

我々がやるべきことは、政府公式情報だ
とか専門家が発信する情報以外の情報は極力絞ってシャットアウトすべきだと思っています。

まず公式が発信してる情報を確実に理解する。それ以外のことは「やってはいけない」んです。不安な時こそ「わかりやすさ」や「とりあえず簡単にできそうなこと」「安心できそうな情報」に逃げないことが大事になります。


一番やってはいけないのはゆとりがない状態で情報収集に明け暮れて「情報集めにつかれる」ことです。この状態だと普段だったら絶対にしないような決断したり、普段だったら絶対に信じないことを信じたりします。(5月になったら私が最近引っ越し屋選びで大失敗した経験をシェアするからみとけよみとけよー。)

あえて「落ち着いて何もしない」を選べる勇気が、「考える」ゆとりをつくる

①第一にやってはいけないことをまず知っておく(=発信源の不確かな情報を読まない。拡散しない)
②情報をシャットアウトし、無理にでもゆっくり休んで自分の精神に少しでも余裕を作ろうとする
③余裕ができてから、できる限り公共機関や専門家に近い人間からの情報を参照する

この手順は「少なくとも悪いことをしない」状態で「心にゆとりを作る」ことを目指すものです。

いまこうやって偉そうに心得みたいなこと書いてますが、私は一回詐欺で20万円くらいやられたことありますし、以前書いた通り一時的に誰かさんの信者になりかかったこともあります。

www.tyoshiki.com
知識や情報が不足してるときに何か失敗したり外部が騒がしいと不安に陥ります。そしてそういう不安から行動するときはだいたいろくでもないことになるのです。

インターネットは「通常時には」「ある程度知ってる分野」に関しては役に立つが、自分に余裕がない時や自分が無知な時は牙をむいてくることを忘れずに!


普段の冷静な時には「やってはいけないこと」こそしっかり意識しておきたい

というわけで。何か不安になったときのために、少なくとも普段の冷静な時に「これをやってはいけない」を知って意識しておきたいと思います。あるいは、自分がやってることを相談して、冷静に意見を述べてくれる友達がいることが必要なのかな、と。


焦ってから情報収集しようとすると、まず検索の仕方そのものがダメになってることが多いから余計にダメになるよ。ただでさえ今のインターネットはアフィカスとか情報商材やに汚染されてるので、冷静でないときにインターネットやると人生終わるリスクすらあります。

※コロナに関して言えば、事態はさらに悪化していてシロクマさんの指摘に近くなっているなとは思います

p-shirokuma.hatenadiary.com

みんなわかってるけどどうしようもないのかもしれませんね……。


というわけで本当に前置きだけで終わりです

前置き長すぎるついでなのでちょっと言い訳させてください……

私前置き長いのでうざいってよくリアルでも言われるのですが(友達からも言われる)

でもでも前置きって大事だと思うんですよ。むしろ前置きのほうが大事じゃない?

ワインバーグさんだったかな?偉い人も「問題は発見できた時点でもうすでに半分解決している」いうじゃないですか。
http://www.noharatax.com/wp-content/themes/nohara/pdf/keiei_rep/ronrishiko.pdf

この記事は続きも書くつもりですが、正直今回の記事だけで「おっそうだな」って思ってもらえたらもう続き書く必要ないくらいだと思うんですよ。

私が言えるのって、あくまで「私の考える解決策」であってそれは一つの例に過ぎないし、解決策は個人が考えないといけないと思うんですよ。でも問題点の部分はだいたい共通してることおおいですし。

そもそもそうやって前置き(問題認識)の部分を軽視して答えの部分だけ得ようとするからうわなにをry



というわけで続きは主に「パフォーマンスマネジメント」とか私の体験の話あたりからなんか役に立つ話できそうだったら書きます。続きなかったら「あいつ偉そうに言ってて思いつかなかったんだな」と思ってください( ;∀;)