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米国債10年利回りが過去最低ラインという異常事態をどう解釈するべきか

blogos.com

14日の米国債券市場では30年債利回りが2.395%に低下し過去最低を更新した。米10年債利回りも1.8%を割り込んだ。ちなみに米10年債の過去最低利回りは2012年7月につけた1.38%である。

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すごいことになりました


このままの状態が続くとアメリカも日本と同じ長期デフレ=「失われた〇年」モードに突入する




実際はこの状態は長続きしないでしょう。
でも、今市場はそのくらい必死にリスク回避の行動を行っているということがわかりますね。


なぜか今回に限ってあまりリーマンの話が出てこないのが本当に怖い

個人的には今回のアメリカの下げは日本における2016年ショック程度であり、チャイナショックにすら満たないのですが(現時点ではログスケールではチャイナショックの6割程度の下げ幅)。

リーマン級のショックは、リーマン級のショックを市場が警戒している間は起きないといわれますが。今回の下落はなぜか下落前にそういう声が全然聞こえなかったことが特徴ですね。



マイナス金利

マイナス金利

あまり知られてない本ですが、この本はこれから先の数年を考える上でめちゃくちゃ重要な本なので読んでおいた方がいいですよ。

さすがに明日からはリバウンドになると思いますが、それは「実体経済」の底打ちを意味しない

うんまぁ、短期的には今日の5:00くらいとか明日から急激にリバると思ってますけどね。

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https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/

最低でも1000円幅くらいのリバくると思ってます。

最低でも22500~22750。MAXで23000~23500までは戻しうると思いますが
そのリバの後がどうなるかは相当ネガティブに見てます。


私がこの前「なぜアメリカがここまで強いのか」って記事を書いたかと言うと、ダウはこの前記事に書いた自社株買いによる需給のひっ迫効果を抜きにして考えれば23000ドルくらいでもおかしくないと思ってるからです。SP500では2890が一旦の下げ止まりとして、2850水準が妥当なラインの上限ですね。

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別に「リーマンショック」みたいな形で経済が破壊されなくても、自社株買いが緩んで引き締められていた需給が解放されるだけでもそのくらいが適正位置になります。23000ドルまで下がってもまだ「調整」であって「暴落」にはなりません。暴落はそれ以上下がって初めて言って良いレベルです。ここまでで収まるならインデックス投資継続でOKです。

そのくらい、トランプ以降のアメリカ株、特に去年6月からの動きは完全に「歪んでた」わけです。SP500はPER14-16が通常なのに最近はずっと18-19倍でしたからね。頭おかしすぎると思ってました。



繰り返し言いますが、実体経済的に影響範囲=不確定要素が解消されない以上、需給的な問題でリバウンドがあったとしても、金融緩和発動以外に本当の意味で市場の下落を止める方法はほぼないです。

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その上で日本と違って続いていた年間2%のデフレ効果も失われていくとなるといよいよ「リーマンショック級」の暴落が来ますね。まぁその前に絶対に金融緩和バブルが来ると思ってますが。


中期展望



長期展望

短期的にドル高円高が起きますが、米国発で最後の金融緩和バブルが起きれば、ドル円は思いっきり下げると思います。ドル安円高という地獄。年末に1ドル105円以下になってても全然驚きません。日経平均指数についてはどうなるか今の時点では全く分かりません。