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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「金田一37歳の事件簿」  第1の事件から第5の事件まとめ

累計1億部突破。「イブニング」という雑誌の売り上げを一手に支えているといっても過言ではないくらい頻繁に表紙に出てくる作品。
その分広告とか企画の宣伝みたいなのが多くてちょっとモニョるところもありますが、相変わらず面白い。



私は基本的に推理系の漫画が苦手であり、コナンシリーズもCMBもQEDも全く読んでないのに、なぜか金田一少年シリーズだけは大好きです。今作もガッツリ読んでます。
www.tyoshiki.com

金田一少年は推理もそうですが、それ以上にキャラクター重視の作品だからだと思います。



37歳の事件簿は、単に主人公が年を取るだけでなく、作品のコンセプト自体が結構変わっている。


・犯人が特定された状態で、犯人と会話しながら謎解きをすること。
・「ホワイダニット」部分がかなり軽いこと。被害者側がどういう理由で殺されるのかは謎解きの前からほぼ明かされていること。
・犯人が自分たちをオリンポス12神になぞらえていること(ゼウスは高遠)
・美雪以外のダブルヒロイン制になっていること(葉山・森下)
・主人公が旅行会社の社員となっており、大人になってもあちこち飛び回れる設定であること

などが特徴。


また、「犯人たちの事件簿の要素を原作が取り込んだ形」になっていると感じる部分も多い。短編集の時からそういう描写はあったけれど、犯人の重さを軽めにしようとしてる感じはすごくある。

とにかく良い意味で「ノリが軽い」。昔みたいにドロドロヘビーじゃない。殺人という行為に重いも軽いもないけれど、昔の強みである重さや深刻さをあえて描かないようにしてる。

従来のファンで不満に思っている人も多いようだけれど、私は良い変化だと思っています。






第一の事件:歌島リゾート殺人事件

・キャッチフレーズは「第四のファントム」。犯人の正体は保険金殺人重要の参考人。

・動機は邪魔だったから。行き当たりばったりの殺人。

この事件の犯人は高遠のアドバイスを受けた一人(アルテミス)

私が見聞きした殺人の動機は、過去の罪や根深い怨念が多かったけど
貴方の場合はもっとシンプルだ。

ただ邪魔だから殺した――でしょ?




第二の事件:タワマンマダム殺人事件

・犯人は「マダム三人組の共謀」

真壁誠が白金署の刑事として登場

・動機はファンの先生と関係を持っていたから。
 それ以外にも動機たくさんあり。


第三の事件 京都美人華道家殺人事件

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・キャッチフレーズは「足跡なき殺人」


・犯人の正体は……
①桜子を殺したのは姉の薫子。動機は自分の立場を守るため。
②薫子を殺したのは黒樹左京。動機は正当防衛。
③雁流を殺したのは黒樹左京。動機は首の隠し場所がばれそうになったため。



閑話休題 幸村警視が登場

第三の事件が今までの金田一に戻りかけていたので
ちょっとてこ入れのために登場。

警視監になることが決まり、金田一と渡り合えなくなった明智さんに変わって
主人公と張り合う役割を担う存在っぽい。




第四の事件 函館異人館新たなる殺人

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・キャッチコピーは「空中密室」。

上に吊り上げて殺すことができ気ないなら、その下の床を下げて殺せばいい

いつき陽介が再登場。52歳。
速水玲香が再登場。もちろん37歳。


犯人の正体は……
・リョウ小野寺を殺したのは岡倉純。矢吹碧の復讐。
・赤座光輝  を殺したのは岡倉純。矢吹碧の復讐。
・綾野木るか を殺したのは岡倉純。矢吹碧の復讐。
・水島楓太  を殺したのは岡倉純。矢吹碧の復讐。

この事件の犯人は高遠にアドバイスを受けた10人のうちの2人目(アポロン)

ja.wikipedia.org

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第五の事件 騒霊館殺人事件

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・キャッチコピーは「ポルターガイストによる密室殺人」

「音」と「モノ」。それらを分割して準備し、同時に見せつけることによってあたかも事件が今起きたかのように思わせる。これが困難の分割ですよ。

つまり、音が鳴る前からすでに殺されていたんです。

犯人の正体は……
・唐崎星也を殺したのは白鳥麗桜。動機は妹の復讐。
・久門朝香を殺したのは白鳥麗桜。動機は妹の復讐。
・庭本大河を殺したのは白鳥麗桜。動機は妹の復讐。


この白鳥さんめちゃくちゃいいキャラだった。金田一少年の時からそうだけど、こういういいキャラが犯人だとすごくうれしくなる。

ただし第四話に引き続いて第五話でも「キメセク」が出てくるのはちょっと……。




第六の事件 綾瀬連続殺人事件

金田一二三が再登場。29歳。


だけど、まだどうなるかは分かんない




今のところは第五の事件がお気に入りです。ミステリ好きな人には評価低いでしょうが、上で述べたように私はキャラ重視で読んでるので。
第五の事件の犯人だる白鳥さんは「犯人たちの事件簿」に出てきたらめちゃくちゃいじられそうw