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「風のシルフィード(1/5)」 母の命と引き換えに生まれたシルフィード ~ 朝日杯 ~ 皐月賞 ~ 日本ダービーでの死闘まで

※先に続編である「蒼き神話マルス」を読んだ上で、その13年前の話、「風のシルフィード」を読んでいます。



本作「風のシルフィード」はオグリキャップの活躍によって到来した第二次競馬ブームの際に描かれた「少年向け競馬マンガ四天王」の1つ。


togetter.com



本作の特徴は何と言っても主人公であるシルフィードの父馬の話が全くと言ってよいほど出てこないこと。出てくるのは母馬だけで、その母馬もシルフィードを産んだ後すぐに死んでしまう。血統が重要な競馬物語の主人公なのに一切父馬の話が出てこないというのは、ちょっと不思議な感じがするよね。*1


それだけ、主人公である森川駿とシルフィードという二者の絆とその成長ぶりを強調した物語になっているということでもある。


いわゆる「バディ」ものであることを意識して読みたい。



「蒼き神話マルス」でも宿命のライバルとして語られる「マキシマム」、それから「ヒヌマボーク」との戦いまでは文句なしに面白かった。そういう意味で15巻までは今から読んでもお勧めの作品だと思います。



一方で、それ以降の部分はかなり迷走してしまったなと個人的には感じました。都度都度「嫌らしい人間」が出てきてそれをやっつけるというヤンキーの友情ものみたいになっており、ヤンキーものならならそれでもいいかもしれないが今までの「競馬レースでライバルに勝つ」という展開が熱かっただけにどうしてもそれと比べると安直というか安っぽく感じてしまった。




ともあれ、上で述べたように途中までは「蒼き神話マルス」と重なる部分もありとても面白い作品だったのでその部分について紹介していく。





「蒼き神話マルス」の最終巻で登場する「森川駿」が主人公、相棒の馬が「シルフィード」


①森川牧場の将来を一身に背負っていた繁殖牝馬・サザンウインドはシルフィードを産んだ際に死亡してしまう
サザンウインドは桜花賞3着馬であり、これから活躍することを見込んで1億円の借金をしていたが、産駒1頭目でいきなり死んでしまったので森川牧場の将来は悲惨なことになってしまう。さらにシルフィードは浅屈腱で走れるとは思えぬ状態……。いろんな意味で最悪の展開になってしまい、シルフィードは疫病神扱いされてしまう。

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②そんな中、森川駿は子供のころから友達だったサザンウインドが残した唯一の仔・シルフィードを全身全霊をかけて守ることを決意し、いろんな苦労をしながらなんとか走れるところまで面倒を見る。



③森川駿はシルフィードに乗ってレースに勝つことで森川牧場を救うことを決意し、騎手になるべく競馬学校に入る。
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④一方、シルフィードは血統の問題もあり、競りに出しても全く値が付かず「主取」となってしまう。
同じセリの場で、「実質無敗のアメリカ馬ディングルと凱旋門賞を制した名牝馬レイクシーズ」の血統であるマキシマムが3億円で落札される光景に遭遇する。これが宿命のライバルとの出会いであった。




良血統な上最高の設備で育成されたマキシマムと、誰にも期待さない底辺から這い上がるシルフィードの対比

この作品においては「マキバオーとカスケード」のように「シルフィードとマキシマム」の戦いが描かれる感じになりそう。


マキシマムは「岡恭一郎」という馬主の元で、最高の設備を使って育てられる。もちろん坂路やプール調教もアリ。さらに鞍上は天才ジョッキー・夕貴潤。


これに対し、シルフィードは弱小生産牧場で育成し、トレセンに預ける。騎手は新人の森川駿。


この大きな差をどうやって覆していくかの物語になりそう。ここまではみどりのマキバオーと良く似ている展開だ。



マキバオーと決定的に違うのは、シルフィードの脚質
シルフィードは末脚が伸びるディープインパクトみたいな走り方をする馬である。
これによりレース描写にどのような差が出てくるのかは楽しみ。



メイクデビュー

①新馬戦ではゲートで出遅れるも音速の末脚が炸裂して見事に勝利。


②一方、マキシマムはデビュー戦では1400mのレコードタイムで優勝。



③シルフィードの2戦めは3歳馬特別戦アイビーS。

馬群を嫌って不利を受けるも大外を回して辛くも勝利。
しかしこのままでは馬群内での戦いができないということで特訓開始。
なんとか苦手意識を克服することに成功する。




④朝日杯S前のシミュレーションでは何度やってもマキシマムに勝てない。勝つためには第三コーナーからのロングスパートに賭けることにする。



すべてはここから始まった マキシマムとの最初の対決は朝日杯3歳S

最内の1番枠で出走。マキシマム、カザマゴールドらと対決。



①カザマゴールドが大逃げ。マキシマムとシルフィードは出遅れ。

②中盤でマキシマムとシルフィードがカザマゴールドをとらえる。

③途中でカザマゴールドからふりを受けたシルフィードは、2着とほぼ同着の3着。まだマキシマムには及ばないが、闘志の強さを見せつけ注目株に躍り出る。

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シルフィードが皐月賞に向けてトレーニングに励む中、駿も騎手としての訓練を積む。

①同期の圭吾くんをサポートしながら無事試験レースで勝利。合格する。

(ああなるほど、マルスで違和感があったエピソードはこの作品で同じことをやってたのを再現しようとしたせいか。でも、試験と実際のレースで同じことやっちゃダメだろ……)


②騎手としてのデビュー戦では、逃げ馬コスモジェッツ号に騎乗。
逃げが得意な宇南騎手の妨害を受けるも体を張って馬を守り、勝利。

……今更ではあるけど、こういう露骨なヒール役はちょっと微妙に感じる。


③この実績により、騎乗依頼が何件か舞い込んでくることに。


④次のレースでは「ユメノタロー」という最低人気の馬に騎乗。
→特に納得のいく描写なく愛情の力で2着に入る……なんすかこれ?


⑤通算5勝に達したところで、いよいよセンパイの谷川騎手からシルフィードの騎乗権を譲られる。しかし浮かれ気分でレースに出たところで落馬。そのショックで落馬恐怖症になってしまう。

→障害場競争のトレーニングをして克服……なんすかこれ。



ようやく準備ができた駿は、皐月賞出走権をかけてトライアルレースのスプリングSに出走

カザマゴールドと対決

①同じ馬主の馬カザマシルバー、ブラックアイアンによる妨害で不利を受けるも大外を回って最終コーナーから末脚で勝利。

……なんすかこれ。これ単に実力差が大きいって話では?朝日杯3歳Sの勝負はいったい何だったの?



次は皐月賞

駿は累計の勝ち数が足りないのでクラシックには出走できない。代わりに谷村が騎乗することに。


①雨の中でのレースにも関わらずハイペースな展開。


②シルフィードは直線での末脚発動中にスリップ。その影響で谷岡は落馬寸前に。

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執念でしがみつくもゴール直前で落馬。シルフィードは失格になってしまう。(そりゃね…)
谷岡は怪我をして戦線離脱。想いを森川駿に託す。


③しかも谷村が無理な乗り方をしたせいで「鞍ズレ」が起きてシルフィードも本気が出せない状態に。
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④これに対応するため、駿はヨーロッパスタイルの騎乗スタイルに挑戦する。



皐月賞では失格になってしまったのでダービートライアルのNHK杯に挑戦する

関西馬の「グラングローリー」と対決

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①結果としては危なげなく、トライアルのレコードを2秒近く更新する走りで圧勝。


②レース後、シルフィードは自分の意志で食事量をコントロールし、445kg→430kgに体重を調整する。




いよいよダービーでの勝負

大外22番枠。ダービーで大外枠から優勝した馬はいないが果たして…。

①カザマゴールドが逃げ、マキシマムが先行する展開。距離不安があるシルフィードはあえて馬群の中に突っ込んでできる限り最短距離を目指す。


②先頭は1km57秒という超ハイペースで後続馬がつぶれていく中でマキシマムだけがペースを維持。残り400mで10馬身差とセーフティリード。


③残り400mからシルフィードが一気に加速。残り100m時点で距離で2馬身差まで詰め寄り、そこからデッドヒート。ほぼ同着でゴール(……このレース、作者様の中でどういうラップ配分になってるのか全然わからなかった

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④長時間の写真判定の末、1cm差でマキシマムが勝利。岡恭一郎は10度目の挑戦で初のダービー獲得。敗れたシルフィード陣営は菊花賞でのリベンジを目指す。
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このBGM再生しながら読んでた。

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*1:血統・宿命の物語になった続編・「蒼き神話マルス」では後にユキカゼ(有馬記念を2連覇した「フウジン」という内国産馬の産駒)と配合することが語られる(該当部分について紹介してる記事はこちら