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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「蒼き神話マルス」(2/4) 3歳(現2歳)の戦いではディングル血統がユキカゼ血統に完勝する

マルスは函館Sにて無敗の「白の一族」を初めて破る。

ここから快進撃が始まる……と思いきやディングル血統の宿命である「虚弱体質」に加え

白の一族との勝負で全力を出し切ったことでマルスは倒れ、意識不明になってしまう。

果たしてマルスは再び再起することができるのだろうか?



一か月後にようやく復帰するが、筋肉は衰えただでさえ小さな身体はみすぼらしい姿に

引き運動だけでも意気が上がってしまうほどに衰弱してしまったマルスに対してどうすればいいのか……騎手も、調教師もみんな悩んでいた。
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しかし、マルス自身が走る意思を強く見せたことで陣営も心を決める。
次戦は福島・みちのく3歳特別。 中山競馬場とそっくりなコースをステップレースとする。

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一方、マルスが立ち止まっている間に白の一族は楽々勝利を重ねていた。


地方競馬を舐めてかかっているマルス陣営に、福島の洗礼が……

・盛岡から参戦した9戦9勝の馬パンドラと、その騎手真崎が立ちふさがる。

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サラ系の馬は勝たないと廃用にされる運命。
その馬を生き残らせるために二人三脚で戦ってきた真崎は
地方競馬を踏み台としてしか考えていないマルス陣営に強い敵愾心を示す。


馬の力量ではマルスが勝っていたが、騎手のコーナリングの差でパンドラに最終コーナーで差し切られるマルス。
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盛岡競馬場で勝ち抜いてきた底力を見せ、坂路でも快調に飛ばすパンドラ。
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ここでマルスに無理をさせられないと鞭入れをちゅうちょするマモルだがマルスの涙を見せられて、思わず鞭を入れる。
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マルスは上がり3ハロン34秒0の末脚を見せてパンドラと同着でゴールするがまたしても倒れてしまう。



マルスが朝日杯に挑む前、府中Sではマモルが別の馬に騎乗して亜門・弟と対決

しかし勝ったのは、河原崎が地獄の調教を施したガンテイァン。
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エルルナは先頭馬の妨害という不運に見舞われ大外を強いられたこともあり驚異の末脚を見せてなお敗北してしまう。

エルルナは敗れた上に骨折。

その日マモルは競馬の真実を知った。悪魔のような残酷さと、天使のような愛と。

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マモルくんは、この二頭の争いを後ろから見守るだけのモブになってしまっていた


朝日杯3歳ステークス決戦前

前作「風のシルフィード」でシルフィードとマキシマムが戦ったレースから13年後。

・「福島・みちのく3歳特別」でも圧勝とならず評価を下げていたマルスだが、80%程度の仕上がり。

・白の一族陣営は、最初3頭とも出走させるつもりだったが、マルスとの一騎打ちのため事前の勝負で出走馬を一頭に絞ることに。結果として朝日杯ステークスは「破壊神」エルディオスとの一騎打ちとなることが決定する。

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・マルスは圧倒的な体格を持つエルディオスに当たり負けしないように「ばんえい馬」と併せ馬をして当たり稽古をする。

・マルスの調子はよく仕上がったが、まだ騎手になって1年目のマモルの経験不足が不安要素に。

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朝日杯3歳ステークス本番は雨の中で行われることに

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①府中Sで戦ったガンティアン、エルソル、エルディオスらがライバルに。


②しょっぱなからエルディオスが斜行して体当たりをかましてくるが、マルスはマルスでエルディオスに体当たりして前にジャンプ…… なんだこれは……競馬的にアリなのか?
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③エルディオスは続けてマルスの前に立ち、ダート馬並みに土を蹴り上げてぶつけてくる。しかし軍神マルスはひるまずに突き進む…… ってなんだこれは……そんなチートが競馬的にアリなのか?

④マルスは臆せずツッコむが、騎手であるマモルのゴーグルに石礫があたり、マモルは目をやられてしまう。


⑤騎手が目が見えない状態ではコーナーを曲がり切れない。そこにエルディオスが突っ込んできて万事休すかと思われるが、外ラチギリギリに飛ばされた状態で踏ん張りそこから果敢にスパートをかけ、エルディオスを置き去りにする。

エルディオスは馬場の荒れた内コースに固執しすぎてスタミナを使い果たしてしまう。

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⑥勝利を確信したマルスだったが、「白の一族」の本命はエルディオスではなくエルソルの方だった。エルディオスの陰で力を溜めていたエルソルの末脚が発動し一気にマルスを抜き去りにかかる。

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⑦しかしここからマルスはさらに二段ロケットのように加速し、半馬身を譲らずにゴール!

朝日杯3歳Sでは再びディングルの血がシルフィードの血統を下す結末に


紅堂サキとは何者なのか?

①有馬記念が終わった後、紅堂サキはシルフィードの生まれ育った森川牧場を訪れ、シルフィード2世(白の一族の父親)とあいさつをする。


②7年前の話
・シルフィードとマキシマムの仔の時も、マキシマムの仔が勝利している。

・紅堂サキは、シルフィードJrがまだ全盛期のダービー直後に引退・種牡馬入りさせた。

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②16年前の話
・シルフィードは、母サザンウインド(内国産馬・桜花賞3着)は、当初ディングルと種付けする予定だったが、ユキカゼ(同じく内国産馬・有馬記念2連覇したフウジンの仔)と配合することで生まれた。

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③紅堂サキは、ディングルの馬主である紅堂家の長女であった。最初はシルフィード陣営と敵対していたが、次第にクドウファームでユキカゼを飼育していた早川ジンやシルフィードに惹かれていく。



④しかし、早川ジンは母違いの兄であることが判明する。なお、二人の関係は複雑ではあるが決して憎みあっておらず、和解も近いところまで来ていた。
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⑤しかし紅堂サキの父が病に倒れた際、次期会長を狙う「相島」の指示によりクドウファームに火がつけられる。この火事でユキカゼは死亡し、兄早川仁も重傷、紅堂サキ自身も左手に大やけどを負う

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⑥紅堂サキは「相島」のクーデターを阻止し、紅堂家を守るも、傷を負った兄も植物状態になってしまう。すべてを失ったサキは親子の絆の証としてシルフィードがマキシマムに勝つことを祈るが、それも果たせなかった。

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紅堂サキにとって、シルフィードの血統でマキシマム血統に勝つことはもはや至上命題となっていた。


⑦しかし、ディングル血統は途絶えてしまい、もはやその誓いを果たすこともできないと思っていたところに「マルス」という馬が登場した。

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