以前に一人の同人作家さんが、たった1作品で2000万円儲けた話を紹介sました。
こちらはさらに凄いです。
売上じゃなくて税金が2000万円になったサークルさんの話です。
25年間、エロ同人一筋で稼ぎ続けたサークルさんの物語
この作者さんは、エロゲブームがき始めていた前の1996年頃から同人サークルを立ち上げ、商業化せずに同人ゲー一筋でゲーム制作のプロデュース業で荒稼ぎしついに2003年に法人化。
しかしそのタイミングで税務署に目を付けられ、税金で2000万請求されることに。
ここから15年以上にわたり、ずっと税務署と戦いを続けているそうです。
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百戦錬磨の同人屋さんなだけあって、きれいごと抜き。ひたすらゲスな感じで面白おかしく税務署との戦いを描く
まぁここまで読んだ人はだいたいお気づきかと思いますが、
そうだね。「西原理恵子」作品の同人屋さんバージョンだね。
本作品、税務署との戦いだけではなくゲーム作りについての話なども語られていてかなり面白いのでおすすめです。
1巻で終わりではなく次回以降も続くみたいですが、まとまったら是非単行本にしてほしい。
「スコップ売りが一番儲かる」を体現しているようなサークルさん
ちなみに、この当時同人ゲームでこのレベルまで荒稼ぎしてたサークルって3つか4つしかないと思います。
なので、言わなくてもわかると思いますが、このお話に出てくるサークルはこちらのサークルさんです。(18禁サイト注意)
このサークルさん、同人ゲーを買ったことある人なら少なくとも名前は知ってると思います。
コミケで昔から二次創作に頼らずにオリジナルの同人エロゲを出されている超大手サークルであり、同人ゲームの主戦場がDL販売に移ってからもコンスタントに作品を出し続けていました。そういえば最近同じくらい老舗のSPLUSH WAVEさんは「プリンセス・コネクトRe Dive」の二次創作でやらかして販売停止になってましたね……。
このサークルの作品は一目でわかるほどに彩色とパッケージに特徴があります。
この塗りの技術をコアにして、いろんな商業作品のクレジットに名前が出ていましたが、そこからの人脈もあって「プロのイラストレーターとプロのシナリオライターが組んで同人活動で作品を出す」ための手助けをするサークルとなったようです。
例えば、この作品ではプロの商業作家としても有名な雛咲葉さんが原画担当、脚本もアストロノーツなどで商業作品のシナリオを担当されている朝凪さん。声優さんも商業作品出演されてる方です。こちらの作品はどちらも商業エロゲのプロ同士のタッグになってますね。
毎回絵を描いてる人もシナリオを書いてる人も違うので、1年に何本も作品が出せる。
絵もシナリオもプロクオリティ。値段は商業エロゲがフルプライスで9800円、ミドルプライスでも4500円とか言ってる中で1500円くらいで販売。
制作ラインは安定しており、作家さんは副収入と考えているからそれほどコストもかからないし、コア部分はすべてプロ作家さんにお任せできるので人材育成の必要もない。
ちゃんとお支払いもできて、フルプライスは躊躇するけど安価でお手軽で高品質なエロゲを求めてる人に求めてる商品を届けて、自分も儲かる。完全にウィンウィンですね。
年4本~5本をリリースできて、売上本数を見る感じ1本当たりの売り上げは2000万円~5000万円。
さらに旧作がすでに100本以上出ており、新作を出すたびに旧作が売れていく。だいたい新作を出すごとに旧作は1本あたり30~40本売れ、準新作は100本くらいらしいので1回出すごとに5000本売れると想定してさらに700万*3=2100万程度上乗せ。他にも随時セールなどがあるのでそのたびに作品が動いてそう。
そう考えると、さすがにクリムゾンさんやONEONE1さんなどの神クラスには及ばないものの、年商は余裕で1億越えの世界だろうなと。そりゃ確かに2000万円くらい払えって言われそう。
いやほんとに、賢い人ってのっはどんな分野でも頭使って稼いでるんやな……って思いますね。
まぁそんなわけで面白い本だったので、興味ある人はぜひ読んでみてください。
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