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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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平家は「敵を一人潰したら連座を恐れた勢力がヤケクソで挙兵してかえって敵が増える」反乱ドミノ状態を制御しきれなくなって崩壊したという説

まぁ歴史はそんなに単純でもないだろうからあくまでヨタ話ということでs。










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平家は決してただ横暴だったわけではない。

まず父の忠盛が伊勢平氏で初めて昇殿を許された。
北面武士・追討使として白河院政・鳥羽院政の武力的支柱の役割を果たすとともに、諸国の受領を歴任し、日宋貿易にも従事して莫大な富を蓄えた。

ちゃんと功績があって認めらた存在だった。(まあ清盛の父が白河法皇という説もいまだに根強いけど)

その上で、「貴族の専横」に対する「武士からのキャンセルカルチャー」的存在であった。

しかし、武家の時代の到来に押されてその地位を得たのに、
武家全体のためではなく、私利私欲に走ってしまった。身内だけで権益を独占しようとした。
武家ではなく従来の貴族よりのスタンスになってしまった。

むしろ新しい時代に力をつけてきた存在たちにとって邪魔な存在となって排除されてしまう。



今の「キャンセルカルチャー」文化もそういう流れになってるんですよね。

敵を倒そうと行動してあちこちに敵を作り、それ故に敵を恐れるようになり身内だけで周りを固めようとしすぎた。

その結果、もはやフェミニズムというお題目にも合わなくなってきた。

結果として、本来自分を押し上げてくれていたはずのフェミニズムにとっても邪魔な存在になりつつある。



いまのキャンセルカルチャーの主流派は過激というか身内に閉じこもって敵を作りすぎた。

結果として平家とか、フス戦争におけるターボル派の運命をたどる可能性もありそうだ。

でも、もしこの人たちが滅びたとして、その滅亡の土壌から、穏当なフェミニズムに魂が引き継がれる可能性はある。

そういう意味で無駄な行為だったとは思わない。 支持はしないけど。

後は外部の人間でも納得できるような、バランス感覚を持った人が後を引き継ぐでしょう。



www.tyoshiki.com

フス戦争において目立ったのは過激派のターボル派・オレープ派・シロッツィ・アダム派であるが、これらは内ゲバを起こしたり外部からの援助を受けられなくなって徐々に衰退していった。(ちなみにヤン・ジシュカはシロッツィ)歴史で勝利を収めたのは貴族勢力を中心とした穏健派のウトラキストであった。

過激派は既存体制と組んだ穏健派(ウトラキスト)に滅ぼされて終わった

ja.wikipedia.org

リパニの戦いで過激派が事実上せん滅された後、すぐにフス派の聖餐方式が認められることになった。