アークナイツ最初のサイドストーリー。アークナイツのシナリオなのにたったの30分で読める!すごい!(混乱)
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そして君も、とうの昔に自分の結論にたどり着いているだろうと思う。
レユニオンは感染者にとって ただ一つの拠り所というわけではない
そして、8章まで読むと、この意味はとても重く感じる。
感染者たちは、タルラの結成したレユニオンこそが唯一の救いとなると感じていた。それ以外はすべて敵だと思い込んでる人も多くいた。ロドスメンバーの中にも、Guardのようにパトリオットに感化される形でレユニオンに身を投じた者もいた。でも、それ以外の道を選ぶことは可能だったのだと最初のサイドストーリーで示してるのは面白い。(とはいえ、主人公視点だとクルビア=アメリカの存在感が薄いので、あまりこのあたりの希望はまだよくわからんのよね)
ロドスのメンバーとレユニオンのメンバーが戦いの末に「和解」する様子を描いてて希望がある……
超大国ウルサスの脇にある「カジミエーシュ(位置や名称からポーランドがモデルといわれているがどちらかというとモンゴルじゃね?という意見もあるようです)」にある小さな村に眠る財宝をめぐって、
賞金首とレユニオンの残党とロドスメンバーがどったんばったんする話。
カジミエーシュはオリジニウムに頼った工業がそれほど発展してないのか、あまり鉱石病にはなじみがない様子。しかしウルサスの近くということもあり、感染者の難民やら賞金稼ぎのモヒカンなどもあっていろいろと世紀末になっており、「アークナイツの世界はどこまでいっても救いがないな…」と思わされる導入やめーやw
最初はロドスに所属してるちびっこ騎士(実際は騎士じゃなくて警察)が、賞金首たちから女性の村長を守り切るほんわか百合冒険譚みたいになるのかなと思ってたら、途中から「ウルサスの戦争」から逃れてきたレユニオンメンバー、つまり感染者たちが出てきて「アークナイツ」ぽさが漂ってくる。
「私も感染者の一人だが、これまで君たち ロドスが我々のためにやったことなど聞いたこともない。 そうだ 多くの 感染者たちがスラムで苦しみ 隠れエリアに閉じ込められ 感染者というだけで殺されようという時に ロドス は何をしていた!?」
「全力で立ち向かって解決できることもあれば力が及ばないこともある。それは私たちロドスもそうだよ…… ごめんね、おじさん」
本編では見られなかった癒しの光景
①サイドストーリーだし
②お互い戦場を離れた場所だし
③ロドスメンバー側が子供ということもあってお互いに遺恨が強くなく
④レユニオンムーブメント側のビッグボブおじさんも良心を持つ人間だし
⑤(結果論として)お互いが妥協すれば全員何とか助かるだけの財があったこともあり
いろんな条件が重なって、途中では殺し合いになるけれど最終的に和解するホンワカ結末になってます。
私は兄弟とも呼べる仲間たちを連れてレユニオンを離れ あてもなく彷徨った。 この村の財宝の噂を耳にするまではな。 我々はクルビアへ向かうことができる。はるかかなたの地だが、あの場所では感染者も自分の家や田端を持つことができる。悪いがどうなろうとも 村 自体が生きていくことはできるはずだ。 しかし 我々にはもう生きるための 残された道がないんだ 我々 感染者にとっては 富を名誉も何もかもが意味をなさない。
本当にレユニオンも悪い人たちばかりじゃないんだよね。ただ、環境が悪すぎて、他者から奪わないと生きていけない。自分だけならともかく仲間を守るためにどうしてもやらざるを得ない、という状況が苦しそうではある。良心がある人が、良心を失わないままに悪事を行うのは相当しんどそうだなと思う。
そういうしんみりした空気を、いきなり途中で乱入してきたスカジさんが全部ぶち壊していくのも面白かった。
っていうか最初のサブイベントからしっかりアニメPVなんだな。Yostarさすが自前でアニメスタジオ持ってるだけあってすげえわ。
余談 アークナイツオタクの解釈が濃すぎてただでさえ重たいコンテンツの重量をさらに増してくるの草
スカジというオペレーター名からは、北欧神話の女神スカディ(古ノルド語: Skaði、英語: Skadi)が想起されます。スカディは、9~13世紀にかけて編纂されたとされる北欧神話の詩編『古エッダ』や、1220~1230年代初頭にアイスランドのスノッリ・ストゥルルソンによって編集されたノルウェー王統の歴史書『ヘイムスクリングラ』に登場する女神
ここまではいいんだけど、(この後スルトとかもでてくるからそのくらいはわかる)、この導入から始まる怒涛の掘り下げがエグい……。
こんなん読み始めちゃったらまた1週間とか溶けちゃう……。 教養で殴り合うゲームはやめなされやめなされ……。
いろいろ設定読んだせいでもうスカジのことがぽんぽこたぬきさんにしか見えなくなってきたぞ‥‥