彼女たちからしてみれば暗い現実に囚われていた自分をキラキラした魔法のような世界に連れて行ってくれたのがジャニーズなんだよ。
日々の喜びも人との繋がりも全部ジャニーズ事務所と“ジャニーさん”がくれた。
急に性犯罪者でした隠蔽企業でしたなんて言われても受け入れられないしこれが奪われたらまた暗い現実で生きるしかなくなってしまうんだから必死の思いなんだよ。
「推しは生きがい」「人生」って誇張表現じゃないんだよ。これでわかってくれるかな?
創作で誇張されていると思うからあえてきつい書き方をするけれど
私はこの増田のようなジャニオタのことを「真の邪悪」だと思っています
「マックィィーン 君こそ 真ノ邪悪ダ」
https://www.tyoshiki.com/entry/2020/08/18/195155
「君には敵意もナケレバ悪気もナイシ 誰ニモ迷惑ナンカかけてナイと思っテイル
自分ヲ被害者ダト思っているし 他人に無関心のクセに誰カガ イツカ自分を助けてクレルト望ンデイル
だが ソレコソ悪より悪い「最悪」と呼バレルものダ
他人を不幸に巻き込んで道連れにスル「真の邪悪」ダ」
「推し」と「依存」の区別ができてない人めちゃくちゃ気持ち悪いんだよ……。
依存と推しは本来ほぼ真逆の感情なんだよ。これを区別できない人何を考えてるのかわからない。
とはいっても、自己流でいくらこれを語ってもしょうがないので、シロクマ先生が大好きなコフートの「自己心理学」が再評価されてほしい。
自己対象、自己対象体験、自己対象転移、鏡映自己対象、理想化自己対象、双子自己対象 などの概念があるが
鏡映自己対象体験は自分自身が表出した行動や感情を映し返してもらうことで自己が承認される体験
https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/repo/repository/fukuro/R000004337/19-167.pdf
理想化自己対象体験は理 想化した対象と融合することで安心感がもたらされる体験
双子自己対象体験は自己と対 象の間に類似性や共通性を感じることで心理的に支えられる体験である。
p-shirokuma.hatenadiary.com
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推しを推したい欲求は、自分自身が褒められたり推されたりしたい欲求と同じぐらい普遍的なもので、そもそも世の中は、推したり推されたりして成り立っている。そういう意味において、「推し」は根源的な欲求充足の様式だといえるし、その全体を病的だ異常だと呼ぶのは、あまりうまい論立てではないだろう。
誰かを推す、誰かを理想視したりリスペクトしたりする欲求充足も重要で、大きなモチベーション源になる。その点、ここに来て「推し」というかたちで理想化自己対象をとおしたナルシシズムの充足が揺り戻してきたのは、自然だし、健全なことでもある。誰もが・常に推される側にまわれる社会ではないのだから、推されたいという欲求と推したいという欲求のバランスは再調整されたほうがみんなナルシシズムを充たせる
シロクマさんは推しという文化そのものはむしろ自然なことだとしているが、「バランス」が大事だとしている。
何かを熱烈に持ち上げずにいられない人、「推し」を推さずにいられない人もナルシストだ。たとえばカルト集団の教祖と、それに熱をあげている信者は、教祖も信者も熱烈なナルシストである。
やたらと自分自身を褒められたがっているナルシストもきついが、「推し」を過剰なまでに理想視したり、「推し」に過剰なまでに入れ込んで思いどおりにあって欲しいと願い過ぎるナルシストもきつい。
そしてナルシシズムの未成熟な人の「推し」はこのバランスを崩してしまって非常によろしくないともしている。
私自身は今の商業社会によって
ナルシシズムの成熟段階が極めて未熟なおこちゃままで「推し」活をやるようになっておりこれによって問題が多発していると考えている。
ジャニオタの暴走は氷山の一角であり、基本的に「推し」というものに関して歯止めをかけずにどんどんそれを煽る風潮になっているのがすごく気持ち悪い。
大半の人は抽象的なレベルではシロクマさんの解説で十分だろう。
でも、これだと肝心の「ナルシシズムが未成熟で、病的な推し活をしてしまう人」の問題を解決できない。
なので、もっと平易な言葉で推しというものをもうちょっと持続可能でバランス可能にするためにはどうすればいいのかは考えていきたいと思ってたりする。
一応ここからは私の拙い理解を語っていきますけど、基本的には上の本とか記事を読んで勉強されたほうがいいと思います。