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「勉強が苦手な人のノートの取り方」を見て、アイスバーグ理論を振り返る

この記事は「アイスバーグ理論」を元に
インプットにも明確に差があるんだよ、という話をするための記事です。

アウトプットの方は可視化されるからレベルの差がわかりやすいんですが
インプットって普段あまり可視化されないせいで、問題があっても理解されにくいですよね。

インプットする時こういうこと考えてみるといいよって参考になれば幸いです。



今回の話は、「マインドセット」という今ではバズワードになってる言葉のもととなった本をベースにしています。
最近は軽い言葉になってしまいましたが、この本は名著なので、ぜひ読んでみてください。



インプット能力が低すぎる人と話をしててガックリ来てしまった件

先週、Fさんという人が
「とあることがなかなか出来るようにならなくて困ってる」とアドバイスを求めてきたので
わざわざ一時間くらいかけて説明したんですよ……。

んで、10回くらい試行してみたら見せてくださいって宿題を出していたのですが……。
いざ出てきたアウトプットを見るに、何も変わってなかった……。
見た目は変わってるけど、大事な部分がキレイさっぱり抜け落ちてた。


こちらが説明したことがなにも伝わってないもんだから
私の説明が悪かったのかな…と思って
「私の話をどういう風に理解したんですか?」って聞いてみたら


本人は「いや、あんたの言う通りにやってみたんだが」といってメモを見せてくれたんですね。
そしたら、すっごい表面的なノウハウ部分を7つくらい箇条書きにしてるメモが出てきた……


実物をお見せしたら一発で伝わるやつがお見せできなくて上手く伝わらないのがもどかしいのですが…
「インプット能力が低すぎる・・・」と愕然としましたね。

「一を聞いて十を知る」の真逆。「十を聞いて一しかインプットしてない」。



「アイスバーグ理論」で見るインプットのレベル

よく「氷山の一角」っていう話をする時、氷の上は一部分だけで氷山の下のほうが多いんだよーって話ありますよね。

この比喩を掘り下げてマクレランドって心理学者が「アイスバーグ理論」ってのを生み出しました。

www.it-innovation.co.jp
それから、いろんな形で応用されているのですが、今は4~5階層で考えるのがメジャーになっています。

これをインプットのレベルわけに応用してみましょう。


LV0:イナゴ

主にホッテントリ経由でやって来るはてなブックマークユーザーによく見られる反応ですね。
私がホッテントリ経由でやって来るはてブ民が嫌いな理由だいたいこれですね。

頼んでもないのにやってきて
クソみたいなインプットから吐き出されるクソみたいなコメントをアウトプットして去っていく。
そして本人はそのことを覚えてない。◯ねばいいのに。



LV1:ノウハウコレクター。「わかったつもり」状態だけど実際は全然わかってない

結論とかHow Toの部分だけつまみ食いしてる状態ですね。
今回のFさんのメモはこのレベルに相当すると思っています。
ぶっちゃけインプットがこのレベル止まりなのであればやらないほうがマシだと思います。




LV2:「インプット」とか「勉強」と呼べるのはここから。ここまできてはじめて「わかる」になる

ちゃんとWhyの部分を考えましょうという話。
特に最初の頃は、効率をあまり考えずにしっかり理解したほうが良いと思う。
本を読む習慣がある人が強いのは、「ひとかたまりの知識」としてインプットを行うからです。
偉そうにいってますが、私はここ数年、ほとんど本読んでないので全然できてませんね。
そうなんよ、わたしここ数年まともなインプットをしてないのよ。
そりゃ劣化していくに決まってるんよなああああああああああ(´;ω;`)



LV3:トレーニングによって「わかる」→「かわる」状態に持っていく

図ではメンタルモデルを成功者のパターンに近づけるという風に書いていますが別にここまでやらなくても良くて、「お試しの軽いアウトプット・試行錯誤」→「フィードバック」を繰り返しながらインプットしたものを定着させていく段階ですね。


LV?:私は違うので想像でしかないですが、頭の良い人はこういうことなのかなと

ここはあくまで想像なので、ノーコメント。

けんすうさんがおっしゃられていた「遅延評価的勉強法」を実践してる人は一番すごいと思ってます。
blog.livedoor.jp

おまけ 勉強が苦手な人がいきなり「東大生のノート術」を読んでも余り意味がない(と私が思う理由)

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