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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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自社株の無償で配布されるのを拒否する人たちと「資本主義と戦うギャル」という間違いだらけのマンガを信じちゃう人には共通するものを感じる

togetter.com

コレに関連して、💩みたいなマンガを見かけたので簡潔にツッコんでおきます。


というか、このMihanaって人、新党くにもりのクソプロパガンダマンガ描いてた人と同じような匂いがするんですが、なんかつながりあるのかな?


Mihanaさんは、あまりにも資本主義や市場経済というものにたいして無知すぎるのに、自分が知ってるニワカ知識だけでロジックを組み立てようとするからこうなる

Mihanaさんに言いたいこととしてはとりあえずマンガ描く時間をいったんおいてこの本読めってことですね。以上。


根本的にMihanaさんは勉強不足です

この人以上に無知な人が世の中にはゴロゴロいるから、そういう人からしたらなんかすごいこと言ってるように見えるかもしれないけれど

現実がそうなってない以上、この人が言ってることは「ただの妄想」です。

そして無知すぎるのに、自分が知ってるニワカ知識だけでロジックを組み立てようとするところが青◯才さんの社会論や経済語りの記事と一緒。

青二才さんといいこの人といい、なぜこの手の人達は先人たちがいっぱいいっぱい頑張って研究してきた積み重ねを蔑ろにして、ちゃんと勉強をしないで自分がちょっと調べただけで得た知識でストーリーを作ってしまうのか。

そんなに自分が賢くて、ちゃんと勉強しなくても研究者たちを飛び越えて自分が真理にたどり着けるとでも思ってるんだろうか。どんだけ傲慢だったらそんな考え方ができるのだろうか。私にはわからない・・・。


直接金融と間接金融という全く違うものを区別するところからまず勉強してほしい・・・

たとえばね。

「資金調達額を売買代金で割る」ってめちゃくちゃ斬新で面白いな!!!インバウンドの効果を測定する時に分子を関連企業の売上じゃなくて「利益」にして分母を旅行者すべての使用した金額で割るようなもんですね。セコいw

まぁそういう小手先のセコいテクニックの話は置いとくとしても、上場時の資金調達額以外はまったく企業に恩恵をもたらしていないって発想はなかった。この人は企業の時価総額って何かとか考えたことないのかな? この人の中では、企業の時価総額には定価があって、企業の業績があがろうが下がろうが株価は上がっても定価に戻っていく、という感覚なんだろうか・・・。 「市場に流動性がなかったらどうなるか」ってことを考えたことないんだろうか・・・。このギャル、いろいろとつっこみどころが多すぎる・・・っ!(ムワァッ)




あの、嘘つくの止めてもらっていいですか・・・。 このギャルはPOとか増資とか株式交換の仕組みをしらないのだろうか・・・。 Mihanaさんの中では、RIZAPが2018年に調達した350億円とかはどこから湧いてきたことになっているんだろうか・・・。 というか、株価の上昇がまったく企業の利益にならないのであれば、どうして企業が株価を高める努力をする必要があるんですか? 本当に全く企業の利益につながらないなら配当も払わないし優待も出さなければいいじゃないですか。 株価上昇してお金調達できたやったー!もうお前らは用済み!株価下がっても関係ないね!ってやればいい。違いますか? 実際にg◯miみたいな企業もあるし、他の企業もそうすればいいんですよ。違いますか?




いやこれ、結果として、B国の方が発展してる誰でも知ってるよね・・・。アメリカって国しってる? 



とか。私程度の知識ですら数コマに1回にツッコミを入れざるを得ないレベルなんですけど。



これさ、はてなではなんか結構重宝されてる篠原信さんも同じようなこと言ってて馬鹿にされてたけど

togetter.com

はてなの人はさ、もうちょっと参考にするべき人をちゃんと見極めようよ。



こういうこという人達ってなんか善人っぽいことを言ってるけど実際に企業を経営するためにお金のやりくりに必死になってる人たちのことちゃんと見てないよね・・・

机上で考えてるだけの典型的な「空想系左翼」て感じで非常に印象が悪いです。




ただ、同情の余地がないわけではないんですよ。

こういう考え方をする人が多いのはある意味仕方ないんよ。日本は30年近くずっとデフレ&人余り状態だったからだしね・・・。

心配しなくても、これから先はこういう勘違いをする人は減ってくると思います。だってそんな妄想を許容してくれる幸福だった現実が消滅していくからね・・・。


株式市場という仕組みがないと、エンジェル投資家もベンチャーキャピタルも存在しないし、つまりベンチャーが育たないわけですが・・・

篠原信さんやMihanaさんが考えるべきことは

会社からしたら資金調達手段は他に銀行借り入れから社債発行までいろいろあるのになんでわざわざ株主に配当とか払ってまで株式上場して資金調達しようとするのか。なぜ株式上場を維持しようとするのだろうか

・どうして銀行などの間接金融だけではなく「直接金融」というものが発展したのだろうか。

・そして、なぜ直接金融が強い国は経済も発展しているのだろうか。

ということですね。



Mihanaさんとか篠原信さんは同様の勘違いをしている。



こうじゃないんですよ。




資本主義である以上ざっくりいうとこうなります。



市場経済とはこういう原理で動いていて売れる商品や成長する企業にお金が集まって、そうでないところからお金が抜けていく。

これは別に金融市場がなくてもそうなります。 金融市場はその動きを加速しているだけです。
このあたり経済学の基礎中の基礎であり、経済語るならまずこのあたり抑えておいてもらわんと・・・。
資本主義と金融経済をちゃんと区別して語らず混同してミスリーディングを狙うのは卑怯ですよギャルさん。


つまりね、実体経済と金融市場の中ではちゃんとお金は循環してるんですよ。
金融市場が一方的に実体経済からお金を吸い上げてるみたいな解釈は単純に勘違いです。
実際はこれにインフレと金利の話が乗っかってくるし、さらにグローバル経済の話も絡んできます。
さらにいえば金融商品は株だけじゃないですよね。国債もあるし社債もあるしREITもある。
円を持ってるということ自体が円に全力で投機してるってことだよねってそれ今一番言われてるから。





日本はここ二十年近く活躍しているベンチャー企業がほとんどないからこのあたりを実感できないのだと思いますが、
他の国では金融市場を通して、企業の新陳代謝を促し、成長産業にお金を呼び込む。
金融市場が活性化することで海外からもお金を呼び込むスピードを上げ、国家そのものに成長を促すこともできる。



確かに金融経済には問題がある。それは実体経済も同じ。
ただ、金融市場は実体経済と対立するものではない。実体経済のブースター的な存在です。
これを対立構造だと考えて、金融市場を悪者にして世界を単純に理解しようという考え方そのものが無知で幼稚すぎます。

Mihanaさんの理解はCPU(中央演算装置)だけが正しくてGPU(処理ブースター)は存在そのものが悪だ!と言ってるようなもんです。
単純に不正確だし、極めて幼稚で、中学生ならゆるされるけど、大人でこれは恥ずかしいと言わざるを得ません。



Mihanaさんが描いている「資本主義と戦うギャル」というのは全体図からみてごくごく狭い部分だけを誇張して、これが資本主義だ!と藁人形やってるだけなんですよね・・・。

「資本主義と戦うギャル」の考えてる世界は、あまりにも単純すぎるし視野が狭すぎるし理解も足りてない。他人に対して偉そうに解説役やる前にさ、お前が自分がもっとちゃんと勉強しろよギャル。


作者のMihanaさんは、今のギャルは無知な人しかいない学校の中でイキることしかできない残念すぎるレベルであることをまず自覚してほしい。
このギャルを単なるプロパガンダのための便利キャラとしてではなくちゃんと生きたキャラにしたいのであれば、学校の外にいるまともな知識を持った大人を出して一度ちゃんと痛い目に合わせたほうがいいと思います。
そのためにもMihanaさん自身がもっとちゃんと勉強してください。そうでなければ、Mihanaさんもこのギャルも、Twitterのごくごく狭いエコーチェンバーの中で井の中の蛙を気取っている痛い人止まりです。





あと、この手のプロパガンダしてる人に共通してるのは「金融について語っているのにグローバル感覚が皆無」ということ

株の投機的な売買を国家が規制wwwwwwwwww

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