こういうの「ブラック企業規範を内面化した人」みたいな筋で批判する流れできないなうかね。実際、経営者とか上司だけじゃなくてこういうアレな従業員が多いからこその劣悪な労働環境なんだろうし、ブラック企業をブラック企業たらしめる平社員に批判のスポットライトが当たらないの根本的な解決に繋がらない感じがある
これは鬱に対する無理解もさることながら、これはモラルハラスメントの構造問題です。鬱病のことだけを知っていてもたちうちできませんし、話題になっている人の無知だけを責め立てて溜飲を下げてもあまりいみがないと思います。上記のような人のことは「ハラッシーハラッサー」といいます。この人たちもまたハラスメント構造の被害者であるとりかいし、その上でその人に同情して取り込まれたりしないように警戒することが必要になるんじゃないでしょうか。
ハラスメントの第一段階。 コミュニケーションについて 「一方だけが学習の努力を続けることを要求サれ続けるこの非対称の関係が継続することでやがて疲労困憊し、茫然自失の状態に陥る。それは自尊心の喪失につながり、学習過程をうまく作動させられなくなる」
ハラスメントの第二段階。 「こうなった時にBは、Aに対して、自分にだけ都合の良いメッセージを送り込む。それはお前は私の言うことだけ聞いていれば良いのだ」という趣旨のものである。 これによってAは呪縛を受ける。
ハラスメントの成立条件。 「この呪縛が成立する上で、重要な条件は、AがBとの関係から離脱できないと思い込んでいること」と「自分自身の感覚を裏切り、相手の学習しているフリを本当の学習だと信じた時」の2つ。 その場を離脱することに罪悪感を覚え始めたら地獄がスタートする。
この件についてはは旧ブログで書いてたけどあんまり需要なかったなぁ。今旧ブログは実質非公開状態(twitterのフォロワーさんだけ読める状態)なのでほとんどのひとは読めないと思うけどとりあえずフォロワーさんで興味ある人がいたら参考にしていただければと。
□「同調圧力」ならぬ「同調競争」という言葉がある
ttp://possession.hatenablog.com/entry/2014/01/15/023210
□「やりがい搾取」が「やりがいの押し売り」に発展している
ttp://possession.hatenablog.com/entry/2014/01/16/115459
□疎外について
ttp://possession.hatenablog.com/entry/2014/01/13/150340
□「ハラスメントに対する嫌悪」の感覚を共有するのは難しい
ttp://possession.hatenablog.com/entry/2013/05/29/100701
「コミュニケーションを求めながら、それが決して成立しないこと」というのはそれ自体苦しいことだろう。しかし、ハラスメントはその先にある。コミュニケーションが成立していないのに「一方的に相手の文脈によって」成立したことにされてしまう。この際に、自分が思っていないことを思ったことにされてしまう。自分の感覚を裏切ることを強要される。これがハラスメントなのだ
□コンビニ店長が言ってることはある意味ワタミより厳しい
ttp://possession.hatenablog.com/entry/2013/06/02/070307
恐ろしいところは、従業員が「各自にとっての当たり前」をまったく尊重されていないところにあると思う。「お客様のために」というお題目のもと、社長の理念によって従業員の「当たり前」がすり潰され、意思なきゾンビや人形のように扱われる。そういうのを「ハラスメントの構造」と言う
しかし、己を持って生きるには、頭を常に使い続けて何が正しいかを考え続け、その正しさを守るために努力し続ける必要がある。これはものすごくしんどい。しんどいからみんなそれを投げ出してきた結果が今と言えなくもないので、ほんとにこの問題は根深い
間違っているのは思想そのものではなくただの思想の1つにすぎないものが、その絶対性を主張することだ
□魂とインターフェースの断絶
ハラスメントに対する学習は、学習の基盤となる情動を切離し、外界から提供されるラベルを拒否するという、自律性を下げる学習である。自律性が下がると、学習能力は落ちてしまう。そして、自律性を下げ続けた果てに「学習能力を失う」という「学習の完成」がある。この学習が完成すると、ソレ以降の学習は停止してしまう。一度停止してしまった学習の再起動が描かれるという意味で、「true tears」は名作。
□星の王子様はモラハラの恐怖を描いた話として読むこともできる
ttp://possession.hatenablog.com/entry/2013/06/24/230222
「判断基準の喪失をさせられた」のですよね。ですので、かなり過酷でもこれが当たり前と思ってしまい、前述の景気のこととか「この会社は業界の中ではましだ」という言葉もあわさって、身体が壊れてもなかなか辞める踏ん切りがつかなかったと。しかも当時はネットもなかったので、客観的情報がほとんどない中で辞めるのは、わりと勇気がいりました。まあそれでも辞める理由となったのは、同期で辞めてゆく人が続出したことから、その会社の判断が出来たということもあります
星の王子さまは、
1 バラのようなハラッサーに注意せねばならぬこと
2 また決してキツネのようなものを相談相手に選んではならぬこと
を教えてくれる。
□モズグス様メンタリティ・なるたま的メンタリティ
ttp://possession.hatenablog.com/entry/2013/06/24/112331
この記事については、現在では考え方が違ってきてます。
□東京ディズニーランドの教育はハラスメントなのか
ttp://possession.hatenablog.com/entry/2013/06/29/125039
□「会社のワガママチャン」
ttp://possession.hatenablog.com/entry/2013/07/01/025512
□団塊世代の父の信仰
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□これはモラハラですか?を判断するための2つの条件
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□アメリカにおけるセクハラに関する制度について
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□おおかみこどもの花さんが気になる
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