頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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等価交換の難しさ

メモ。


心のなかにある通貨価値の感覚は人ぞれぞれ違う。
そのズレに気づかないまま人と接するといろいろと難しいことになる。




・親しさ、仲良しさみたいなものの価値を高く見積もり過ぎな人がいる。
 いわゆる「私達友達でしょ」というやつ。
 逆に対人関係の親密度にはあまり価値を置いていなくて
 有能さとか仕事で手伝ってもらえることの期待みたいなところを
 高く見積もり過ぎてる人もいる。
 こういう交換価値のズレてる人同時の相性の悪さときたら。



・人格重視と能力重視は対立する概念ではないけれど
 どちらを優先するかは人によって大いに違ってくる。



・努力重視、プロセス重視、成果重視みたいなのも
 ちゃんと違いを認識してないとだいぶ問題になりがち。
 成果重視型の人が「で、これはうまくいく見通しは?」って聴いてる時に
 努力型の人間が「頑張ります、一生懸命やります」と連呼するだけで
 噛み合ってないのをはたからみているときのドキドキハラハラ感とたら。




・感覚重視・論理重視という区分けはあまり信じてない。
 基本的に感情的と言われる人でも論理的に思考できる人は多い。
 逆に、感覚が狂ってる上に論理もメチャクチャな人も多い。
 両者は対立関係にはないと感じる。
 「僕は感覚重視派だから」と自称する人は要注意、と感じるくらい。




・プラスマイナス、コストベネフィットでも重視の度合いが違う人がいる。
 極端にコストを嫌がる代わりにベネフィットは小さくてもいい人と
 ベネフィットのためならコストが莫大にかかっても気にしない人がいる。
 
 とにかく成功すれば万々歳というひとが、面倒事が嫌いな人に対して、
 メリット前面に押し出して、多少の面倒事は我慢しろよって押しても強烈な反発がかえってくる。





他にも「短期的視野長期的視野」「仕組み重視自由度重視」とかいろいろ。
こういう違いはきりがないのだけれど、
基本的にこれは、すり合わせをする前から完全に一致してる事はまずないわけで、
ここがズレたまま、片方が「等価交換」のつもりで取引を持ちかけると強烈な不公平感が生じる。



ここらへんの「やりとり」をやってて、不公平感が少ない相手は大事。
大半はそうではないのでまず「大体の人にとって共通の価値があるカード」を切っていきながら
相手の勝ち尺度を探りあう、みたいな感じになる。

お金にかぎらず、お天気の話題や「正論」が強いのは
コミュニケーションコストというか、お互いにとっての価値がズレるリスクが低いからなんだろな、そりゃ。

余談。はてブ数や中途半端なPVは、他の何かと交換することが難しいが、自家消費(自己承認)に便利。