なにこれ面白い。
諸説あるけど私個人がたどり着いたメンヘラの定義は、まず第一に「壊されたい人」である。
注意してほしいのだが、「壊れたい人」ではない。徹底的に「壊されたい人」なのだ。自分のまわりに建てた巨大な壁を乗り越えてきてくれる誰かとともに、その壁の中に2人だけの世界を作り、その世界を、自分まるごと“劇的に”壊されたい。
その壊され方や壊された時のダメージが派手であればあるほど快感を覚える。あくまで無自覚に「壊れがいのある愛」だけを壮大に育むのだ。
わははは。豪快な定義だなぁ。でも確かにそんな感じかもしれないね。
これからの連載で、そこから2015年現在に至るまでのその具体的なテヘペロ大作戦のワンダーアトラクションについて解説するんだけど、その大作戦を経て私は、勝間和代さんの「断る力」ばりの、「メンヘラ力」にたどり着いてしまったのである。
いちいち言葉のセンスが愉快なので次からも楽しみ。
幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである
ところで、上の文章読んでなんとなく思い浮かんだのは
「空から落ちてくる少女から始まる物語」とか「川原泉」のことだったりする。あと「もしドラ」もそうですね。まぁ言い出すときりないけど。「世紀末救世主伝説」とかまでつなげちゃいそう。
空から落ちてくる女の子一覧とは (ソラカラオチテクルオンナノコイチランとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
空から女の子が降ってこないかなあ - Togetterまとめ
川原泉は「メンヘラ」というよりは「メルヘン」かもしれないけれど。「笑う大天使」の最終話「夢だっていいじゃない」っていう作品は当時衝撃的だった。
意外とね、求めてるもの自体は普通で小さくてささやかなものなんですよ。
でも、その「過程」が、「手段」が、「演出」が。
求めてるものとくらべて割にあわないくらい過激だったりする。
これ本人の中では矛盾してなくて、求めてるものがささやかだからこそ、なのかもしれない。
それを手に入れたところでそんなに幸せになれないけど、ゴールして幸せになっちゃったらそれ以上なにも無いみたいな感覚ありそう。
普通のこと求めてるのに、その道程には特別なものを求めたくなる。
延々とゴールを遅延して、その過程に刺激を求めるとかね。
「必要は発明の母」って言うけれど、本当にそこイノベーションなんか必要なの?って他人から思うところに革新的な何か、イノベーションを求める。そういう感覚って結構あるな、と。
たいていは合理的ではないから余計なことをして不幸に成るパターンに陥りがちだけど。気持ちとしてはちょっとわかる。
いや、本当のところは知らんですよ。
すごく適当に思ったこと書いてるだけですのでツッコミあればお願いします。
今から振り返る「もしドラ」導入部分の斬新さ
まったくまとまりない話だけどせっかくなのでもうひとつだけ。
もしドラはつまらない作品だったけどそのコンセプトは秀逸だったと思うんだよ。
「空から女の子落ちてこないかなあ……」って思ってる人に「イッヒッヒ。この魔術書をくれてやろう。これを使ってお前がその女の子に成るんだよ!」って物語を提示する。
ハックルさんがgdgdと強調してた書店員とのやりとりだとか、マネージャーと辞書で調べて勘違いとか、そのあたりは心の底からどーーーーでもいいというかむしろつまんない。 けどそれでも導入部分のワクワク感は良かったよ。作品全体としてはクソだったと思うけど。 あともしドラはクソだけど「もしイノ」はほんとにいいので読んでみてください。
こういうのって「シンデレラ」とはなんか違うと思うんだけど物語類型ってどの作品が一番近いですかね? 思いつく人いたらコメント下さい。