頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

植物系でも思う存分怒ってみたい

私は「怒る」のがすごく下手だ。
怒ることができないわけじゃないというか、怒りのエネルギーなんかは結構たまりやすい方だとおもうけれど、その怒りの感情を上手に表現したり発散するのがなかなかできない。

ミスティフィケーションとダブルバインド

子供のころから「怒る」時に、
なぜ自分が怒っているのか説明を求められて、それがあまり説得力がないときは逆に説教される、
みたいなことを繰り返しているうちにだんだん「怒る」という感情がよくわからなくなってきた。

「説明して親が納得できない、許容できない感情」はNGであり、怒りの感情はその代表例だった。
(逆に笑いを強制させられることも結構ある)
ちなみに「叱る」という形にしたって、親にいくら言っても親のほうが口が達者なのでやっぱり言いくるめられる。

ちなみに、それでいてうちの親はものすごく「怒る」人だった。
子供には「怒るな」「怒るなら理屈を述べよ」というくせに
自分たちは子供の私から見たら理不尽なことでしょっちゅう怒ってそれをぶつけてきた。
これは本当に私をひどく混乱させた。


そういうことの積み重ねで
今までに他人を気にせずにぐわー!っと怒りたい時はたくさんあったはずなのだけれど
そういう感情を持つと損だとかよくないとかブレーキがかかるようになってたと思う。

親の話を気にしすぎなければ良かっただけなのだけれど

ちなみによくある毒親論とか母原病の話がしたいわけではない。
自分は普通の人より発達が遅かったこともあり親への依存が強く、そのせいで親の影響から抜け出すのが遅すぎた。
親だって、私が普通の子供だったらここまで過干渉というか過保護にならずに済んだのだろうから私の親が特別悪いとは思わない。

高校時代に、いろいろ本を読んで、親の態度が
「ミスティフィケーション」と「ダブルバインド」というものであることを知って

おじんカウンセラーのとほほ通信 その26 見えない虐待 | Web連載 | 日本トランスパーソナル学会

そこからは彼らの言うことはあまり気にしなくなったし、
普通の人はいちいちこんなことしなくてもそこまで気にしすぎることはなかったのだと思う。
自分が嫌ならさっさと逃げればよかっただけなのだ。

結局その後も、「怒る」ことへの苦手意識は今でも治ったりはしなかったし
高校生から子供みたいに「怒る」経験値を積むことはやはりできそうになかった。
「怒る」ということは子供だからと許されるうちに学んで少しずつ上達していくものなのかもしれない。

「シアター!」 子供時代に積めなかった経験値について - この夜が明けるまであと百万の祈り




植物系の生き方

私は普通の人と比べてストレス耐性がものすごく低いと思う。
「怒る」に限らず自分の感情に自信がないからってカウンセリングを受けた先生が言ってた。

表面的には怒ってないようにふるまうし、実際に怒りちらすようなことはやろうとおもってもできない。
でも、不快なものと接した時にその扱いにいちいち戸惑ってしまう。
どうしたらいいのかわからなくて途方に暮れることは結構ある。

ほかの人に聞いてヒトカラで不満を叫ぶみたいなことをやろうとしたこともあったけど
それもあんまりうまくできなかった。
結局、長い間増田で愚痴っぽいことをだらだらと書き続けてたし、
今でも非公開のtwitterアカウントでぐちぐち言ってたりする。



最近は「食べ歩き」やちょっとした散歩に楽しみを見出して
いちいちモヤモヤを吐き出さなくてもそれ以上に楽しみを見出そうかなと思ってる。
もともと一人旅行好きなので、近々折り畳み自転車買ってさらにいろいろいけたらいいなと思う。

できるだけストレスや強い感情から遠ざかりつつ、小さな楽しみ見出していくことで
心の収支をプラスに保てればなんとか生きていけるかなーと希望を持ちつつある。

こういう人間なので、「だせぇ、要は勇気が」って記事にびくびくしてたわけですよw
もう最近は自分の生き方に安定感出てきて、何言われても気にならなくなってきてますけれど。

「草食系」ですらない「植物系」の生き方であり、
未来に向けて再生産はできそうにないけど、税金や保険料は払ってるから許してほしい。
そういう意味で私はJOJO4部のきらよしかげの生き方って結構共感してしまうところがある。




それでも……

やっぱり「さっと怒って、さっとすっきりしてる人」にはちょっとあこがれるし、

何事も楽しもうとしてる人には強い敬意を抱く。

アオニーさんのことは頭悪いと思うけど、アレでもちょっとうらやましいなと思ってたりする(ああなりたくはないが)

すでに半分以上人生から降りてるところあるけれど、

何かしら「怒り」爆発させるきっかけみたいなものを求めてるところもある。


タイトル一本釣りのタイトルだよね。実は一期より二期が面白い。

超能力を持ってる実はめちゃくちゃ強い少年が、自分を抑圧しながら、超能力に頼らない自分探しに挑みつつ、時々怒りを爆発させて世界をあっと言わせるというお話。実は自分と全然違うのだけれど、なんとなく自分の中にグッとくるものがあるお話。


エンタメって、なんとなーくな自分の願望を見透かされてるような気がしてドキッとする作品多いよね。まぁそれだけ私が大衆的な、普通の人間なんだってことかもしれないけど、私以外にもこういうの好きなひといるのかなーって思うとちょっと安心する。