1巻の感想を書いた時点では知らなかったんですが、「放課後さいころ倶楽部」アニメ化決定してたんですね。
この作品本当に好きなので、マンガもお勧めですが、アニメ化されたらぜひ見てほしいです。今から楽しみです。というわけで、新年度はまずこの作品を「金田一少年の事件簿」みたいに少しずつ紹介していくことにしたいと思います。
このマンガは1巻ではっきり語られているようにゲームを通じて生じる人々のつながりや喜怒哀楽の感情を大事にしています。
なので、ちゃんと一作品ごとに、ゲームを通じてドラマが生じています。そのあたりはぜひマンガを読んでみてほしいのですが、逆に、紹介されているゲームを知っている人は、このゲームで自分ならどんなドラマを演出するか考えてみても面白いかもしれません。
キャラクターもとてもかわいくて良いです。(作者さんは「けいおん」におおいに刺激を受けたらしいです)
・帰国子女ではきはきと物をいい、喜怒哀楽もはっきりしたムードメーカーの女の子。
・ひっこみじあんだけど芯にはつよいものを秘めてる女の子。
・委員長気質だけどボードゲーム作者を目指す女の子。
ほかにもまっ直ぐ気質のヤンキーみたいな女の子とか本場ドイツで子供のころからボードゲームに親しんできた女の子とかも登場します。
放課後さいころ倶楽部 (2) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者:中道 裕大
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/02/12
- メディア: コミック
さらに言うと、この作品はちゃんと男の子も登場します。ボードゲームは男女問わず、入り混じって楽しめるというのをちゃんと表現している。
ちまたでは「きれいなあそびあそばせ」って言われたりしてるみたいですが、私は「恋愛ラボ」に近いなと思っています。「恋愛ラボ」も面白い作品なので、合わせて読むと二倍楽しいと思いますよ。
- 作者:宮原 るり
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: コミック
さて、今回は、ボードゲームやったことのない「カタンの開拓者たち」が登場します。
基本的にどの話も2~3話完結で独立して楽しめるので、興味があるゲームがあったらそこから読み始めるのもよいと思います。
と前置きが長くなりましたが、2巻のゲームを紹介していきます。個人的には「インカの黄金」やってみたいです。
6 ガイスター(これもアレックス・ランドルフ作。将棋をベースに作った新しいゲーム)
古代インドにはチャトランガというゲームがあるんだけどね。そのチャトランガがシルクロードをわたって、西洋ではチェス、中国ではシェンチー、日本では将棋に形を変えた。
将棋やチェストと違って、コマの動きはすべて同じ。
ただし、赤のコマと青のコマがあり、赤のコマを相手に全部取らせるか、青のコマが相手陣営にたどり着けば勝利という2つの勝利方法があるため、相手の心理を読むのが楽しいゲーム。以前「煉獄デッドロール」という作品について、参加者の目的が二つにわかれるだけで、単調なデスゲームにも駆け引きが生じてぐんと面白くなるって感想を書いたことがりますが、その発想に近いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=TJH4mgQ5VkQ
7 インカの黄金(チキンレースゲーム。圧倒的なお手軽感)
探検家となって遺跡を探検し、一番多くの宝石を持ち帰った人の勝利。
先に進めば進むほど危険が大きくなるが探検家が減ればその分取り分が大きくなるというチキンレース。
ものすごくシンプル、かつ一瞬で終わるので、旅行のときとかにプレイしたいかも。
https://www.youtube.com/watch?v=nUgober3qPg
8 カタンの開拓者たち(1995年発売。ドイツ年間ゲーム大賞受賞)
カタン以前カタン以降というくらいに他作品にも影響を与えた金字塔的ゲーム。
実際にやったらめちゃ難しかったけどすごく面白かった。
(私がやったことあるのはカタンとカルカソンヌ、アグリコラくらいです)
自分の村がある土地をもとに資源を獲得していき、
その資源をもとに村や都市を立てて、最初に10ポイント獲得した人が勝利。
ほしい資源を手に入れるために必ずほかのプレイヤーとの交渉が必要になる。
相手の立場を考えてWin-Winの交渉を考える癖がつくといわれる。
「盗賊」や「チャンスカード」「最大ボーナス」などの存在もあって
多種多様な駆け引きが楽しめる。
https://www.youtube.com/watch?v=BAWr8J9LBmA
昔6000円くらいだった記憶あるけど今2500円なんですね。
9 テレストレーション(2009年アメリカお絵描き伝言ゲーム)
ああああああ、やめてええええ。
https://www.youtube.com/watch?v=-sceoJZwiJg
テレストレーション (Telestrations) ボードゲーム
- 発売日: 2012/12/04
- メディア: おもちゃ&ホビー
10 ファウナ(2009年ドイツ。動物クイズゲーム)
クイズは話題のダシであって、初見プレーの時は全然答えがわからないので
どちらかというと「ギャンブルゲーム」の要素が楽しめます。
何回か繰り返してやることで動物の知識も身につくという教育効果もあり一石二鳥でしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=i7cUPQ1W1do
これと似たゲームで「テラ 私たちの地球」ってゲームがあるのですが、こちらはやったことあります。
お子さんいる人はガチでお勧めです