大人気作品「ぬきたし」こと「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?」が今珍しくセールやってます。
通常時に値引きなしで単品で買うのと比べると5000円くらいお得なので迷わず今のうちに買っておきましょう。
というかセールは今日までです。気づくの遅くなってすみません。
ということでお知らせは以上で終わりです。
後はぬきたしについて好きなこと語ります。
エロゲーで、発売から2年が経過しているのに、いまだにDL版販売数ランキングで上位をキープし続けている作品ってこのゲーム以外に見たことがない。
このゲーム、普段全然セールもしないのにずっと販売数ランキングでトップ10の中にいるんですよね。
これは私が最高のエロゲだと思っている大人気作品「ランス10」ですら見られなかった現象です。
そもそも売れる以前に2年間話題をずっとキープし続けられてる作品というのが少ない。
制作会社「Qruppo」はコミュニティの運営がべらぼうに上手い
それだけずっと運営がいろんな方法でこのゲームを盛り上げ続けているんだなって思います。
まず、以前感想記事にも書いた通り、このゲームそのものがめちゃくちゃ面白いというのはもちろんあります。
萌えゲーアワードで大賞を受賞したり、芸能人に「今月一番面白かったゲーム」で紹介されたりしているくらいです。
togetter.com
おもしろいだけじゃなくて今の時代を意識した「話題にしたくなる」「バズりやすい」仕掛けが随所で行っているところがすごいなって思う
ただ、それだけじゃなくてそれほど有名でなかった同人サークル(はとのす式製作所って名前を知ってる人はそんなにいないと思います)だったのに、商業に殴りこんでいきなりデビュー作から大ヒットしているという事実からもわかるようにインターネットを使ってファンコミュニティを形成するところが半端なく上手いんですよね。
体験版はバズりやすい要素がちりばめられており、また、ルールを明確にしてそのプレイ動画配信などをサポート。意識的にバズを作りに行ってましたし、公式だけでなく声優さんがバンバンファンのツイートを拾ってRTすることでも有名でファンコミュニティに餌を上手にまいてくれます。
さらに定期的にネタを提供し続けることで、ソシャゲのように「ログインボーナス」が続くからゲームをプレイし終わった後でプレイヤーが離脱しないでずっとゲームの話題を拡散し続けてくれる。
有名な絵師さんがこのゲームに触れてることは少ないのですが、公式でハッシュタグを設定してお絵描き活動を盛り上げたりもしています。
そのうちにVTuberの人とコラボし始めたりもしています。いろんな手でバズを定期的に生み出し続けているのがすごいです。
www.youtube.com
2の公式OPは2曲とも100万再生を越えたり、公式のYoutubeチャンネルは6.3万人のフォロワーがいる状態に育っています。
アペンドディスク発売の告知ツイートでは、エロゲ会社にあるまじき5000RT越えになっていた上、公式の生放送は並みのVTuberよりも視聴者数が多いというちょっとしたアイドル状態になっています。
というわけで、ぬきたし2スス子ルートアペンド!
— Qruppo@『ぬきたし2』発売中だハメ! (@qruppo) July 31, 2020
画像には近いうちにって書いてあるけど僕鳥だからよく分かんないハメ。
けどそのうち気づいたら射精てるパコ!
っっっっす!#ぬきたし2 pic.twitter.com/FZS9pOWY6E
はじめて生放送をリアルタイムで見ましたが、2000円~10000円のスパチャが飛び交っていて面白かった。自分では絶対投げ銭しないけど、かぐや様の白金圭のスパチャシーン思い出しましたw
なんかね、「ソシャゲじゃないのにこれだけの運営ができるのか」っていうこの部分がすごい面白いので、まずゲームもやってほしいし、そのうえでこのコミュニティの面白さみたいなのにも触れてほしいなって思うのです。
さらにどうでもいい余談 自分の中で長続きしたソシャゲ、長続きしなかったソシャゲについて
ここ数年はソシャゲでもなんでもそうですが「公式が(二次創作の)最大手」と呼ばれるくらいに上手にユーザーのニーズをくみ取ってそれをコンテンツとして供給し続けるタイトルは持続力が半端ないなと思う。
ゲームが面白くメインストーリーが充実しているのは大前提として
そこから「サブイベント」による関係性の掘り下げが充実していると人気が持続するだけでなくコミュニティがどんどん発展し続けてるゲームは本当にすごい。
「FGO」や「グラブル」は言うに及ばずですが「プリコネ」とか「メギド72」、「アズレン」などは本当にすげーって思って見てます。
「艦これ」「ラブライブ!」「バンドリ」「シャニマス」みたいなゲームについては
個人的にはコミュニティが完成しすぎてハードル高すぎるンゴ……って思ってますが、
これらのゲームも、以前からプレイしている人にはコンテンツがどんどん投入されて満足度高いために今でも伸びてるようです。
多くの人が言うように、ソシャゲって普通にゲームとしてプレイしたらそれほど面白いわけじゃないと思います。
ゲーム自体は、最初からプレイしているか、ある程度の課金で最前線に立ってる人以外は醍醐味を味わいにくい。
ガチャを回す時以外それほど面白いと感じるときは多くない。
それよりも、本当に大事なのはそのゲームを介したコミュニケーションの部分なんだろうなって。
定期的に新しいコンテンツが供給され、それがコミュニケーションのきっかけになったり、
コミュニティの盛り上がりがずっと続いているのが大事で、
新規コンテンツが投入されなって新しい話題がなくなり、コミュニティが冷めた瞬間にダメになるんだろうなと。
私が最初にハマったソシャゲはグラブルで、次に白猫もちょっとやってた時期ありましたが、完全にやらなくなりました。
明らかについていけません。元々音楽は良いけれどシナリオがつまらないしキャラも好きになれなかった。
肝心の戦闘システムでインフレについていけなくなった時点で終わるのは当たり前だったなと。
「古戦場から逃げるな」という言葉が有名ですが、実際レイドイベントで盛り上がれない人間にはもはややる意味がない。
FGOも完全に冷めてしまいました。一時期は6万くらい課金してたのにね。
もう福袋ですら課金してまでガチャ回そうと思わなくなりました。
ここまでやったのだから最後までプレイするつもりですし、
今でもシナリオが投入されればそれ自体は楽しいと思いますが、それ以外の虚無期間が長すぎる。
FGOを通じて友達などを形成できなかった私にとって一人でプレイするにはもう寿命なんじゃないかと思ってます。
最近はログインボーナスをもらってたまったらガチャ回す程度かなと。
マギアコネクトは本当にバトルがつまらなかったですね……。
いっそのことノベルゲームにすればいいじゃんと9割以上の人間が言いたくなったと思う。
課金のためだけに用意されたようなバトルパートはつまらないのに時間だけは無茶苦茶かかるというどうしようもない出来で
せっかく音楽もシナリオもいいのにバトルが苦痛すぎて挫折しました。
メギド72は今でも面白いと思うのですが、
毎日プレイしてシナリオ読んで、が重たくなってほぼやらなくなってます。
戦略バトルなんかよりも、ファン同士のコミュニティや解釈が命のゲームだと思っているのにシナリオのアーカイブがないのが致命的で、
ある時ファン同士の会話についていけなくなった時点であかんってなった……。
今はやっぱり盆栽ゲーこと「プリンセスコネクトRe:Dive」一択かなと思います。
最上級のプレイヤーですら100万円程度の課金で凸できる程度の課金圧の弱さ(実際全く課金しなくても全く問題ない)といい
クランバトルさえ無視すれば脳死してレベル上げもくもくやっていれば先に進める安心設計といい。
UIが洗練されすぎてて読み込み等含めて不快感を全く感じさせないところといい基本的に超ヌルゲーです。
キャラクターのシナリオも、ステージが進んだら勝手に読めるようになっていて、読みたいときに読めばいいという突き放しぶりが良い。
FGOみたいに敵キャラがシナリオとそれほど連動してないのに「ゲームパートを進めるためにシナリオをいちいち読まないといけない」のは本当に苦痛ですからね……