頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

BizinessJournal(運営はサイゾー)の「サクラ革命」叩きの記事はナカイドさんというYouTuberの動画を元に書かれていたらしい

※buzinessにしてるのは検索よけのためです。


biz-journal.jp

この記事、明らかにゲームをプレイしていない記者が書いたコタツ記事っぽくてうさんくさいなーと思っていました。
 ※後だしじゃなくて、記事が改稿される前にこの記事に対する文句を某所でしゃべってます。


そしたら、思ってた以上に問題があったようです。



まず「現時点の」bizジャーナルの記事を見てほしい。

1ページ目にナカイド氏の動画が上がっている。そして、このように記述がされている。

 『サクラ革命』の不調に関しては昨年12月20日、チャンネル登録者27万人を誇る有名ゲームレビュアーのナカイド氏が以下のような解説をYouTube上にアップしていた。ナカイド氏の許可を得た上で以下、引用する。
 ナカイド氏は動画で、同ゲームのキャラクターに対し「ブス」などと理不尽な批判の声があがっていることを上げ、「それは言い過ぎ」などと反論。そのうえで初動の売上が伸び悩んだ理由に関して、ゲームシステムの出来や、インターネット上で批判を受けていたキャラクターデザインの是非などの観点から詳細に分析、考察している。

 また、この動画はセガサミーホールディングス関係者にも認知され、話題になっていた。当サイトでは、ナカイド氏の動画の内容を踏まえて、改めて同タイトルの売上の推移を確認し

サクラ革命叩きの記事は公開から2日後にひっそりと、しかも大幅に修正されている

ところが、最初の記事は内容が全然違う。

私以外にも記事がうさんくさいなと思ったのか、アーカイブをとっている人が複数人いた。

それがこちら。

web.archive.org

元の記事ではそもそもナカイド氏の動画を参考にしたことを全く記述していないんですね。

で、お叱りが発生したからあわてて不自然なくらいでっかくナカイド氏の動画を参考にしてます!と強調する記述を挿入しそのせいでもともとあった導入部分を削りまくっているのでかなりぎこちない記事になっています。



ナカイド氏自身が1月7日に「これ言ってるの僕しかいないのでは?」「情報の取り方が自分しかやらないような方法なんだけど」と疑義を呈する動画をあげている。

ではなぜ後からこのような記述を追加したのか。

なぜわざわざ記事を書いた「後になってから」わざわざ「ナカイド氏に許可を取ってまで」記事を改稿したのか。


これはナカイド氏自身が1月7日に「これ言ってるの僕しかいないのでは?」「情報の取り方が自分しかやらないような方法なんだけど」と疑義を呈する動画をアップロードしたからだろうと思われます。

www.youtube.com

しかも内容について「ここはちゃんと理解できてないんじゃないの?」などいろいろツッコミが入っています。



BizinessJournalは動画でのツッコミにビビったのか1月8日に記事を訂正し、簡単な謝罪を記事の末尾にひっそりと追記

この更新をしたことについてだんまりであればこれ絶対アウトなやつですが、ちゃんと謝罪はしているようです。

ただし、3ページ目の一番最後にひっそりとという感じですね。

【2021年1月8日追記・更新履歴】
 本稿は、ゲームレビュアーのナカイド氏が2020年12月20日にYouTube上にアップした解説動画をきっかけに、当サイトが業界関係者に改めて取材をし、当該関係者の見解や意見をまとめたものでしたが、一部に配慮が欠ける表現がありました。ナカイド氏に対してお詫びし、ナカイド氏の承諾を得た上で当該動画を引用し、一部内容を追記・更新しました

当事者間でちゃんと話し合って決着していることなので外野がとやかく言うべきことではないのかもしれませんが、単にこの記事に問題があるというだけではなく、BJという媒体の記事のチェック体制に相当問題があると思うので、たんにこの記事を訂正してナカイド氏におわびをするだけでなくちゃんとチェック体制に対してもどうするのか言及がないと、メディア自体がまったくこれっぽっちも信用できないかなとは思いました。


まぁ、もともとBizinessJournalというメディアにそこまで信頼性求めてないとか、いやなら読まなきゃいいだけなのかもしれないですけどね。


1月9日 ナカイドさんの動画で続報が出てサイゾーからの釈明内容が紹介される。しかし開き直りとも受け取れる発言に批判の声も強い

www.youtube.com

詳しくは動画を見てもらいたいのですが、その中で特に問題視されているのが6分55秒から8分40秒くらいまでについて語られている「イエロージャーナリズム」についての話。他にも「この記事がそんなにヒットすると思ってたなかった」みたいな互助会でバズった後の素人ブロガーみたいな釈明もあり、いろいろとガバナンスがひどいことが露呈している釈明文となっています。



当然ですが、このBJさんの釈明文については、コメント欄でもかなり厳しい批判がされています。

game-iのソースは記載するのに、ナカイドさんの動画から記事始まってるのに記載しないってイエロージャーナリズムだからとかしょうもない言い訳がそもそも関係無くない?やっぱりこういう記者って糞だなぁ・・・。別に今まで見てなかったけど、ビズジャーナルの記事だったら信用しないようにしよう

本当にこれで信用しろと言われても無理がありますよね。嫌ならみるな、ということだとは思うし実際今後は頼まれてもこのメディアは見ないよとは思ってますが。
「BusinessJournal」とか「BusinessInsider」みたいな、媒体名はご立派なのに、こういうビジネスってレベルじゃねえぞな言い訳をしてるメディアは一体何なんですか………。

www.tyoshiki.com



うちはイエロージャーナリズムだからしゃーないと言いながら、よくゲームメーカーがクリエイティブさを取り戻す事を望むとか言えたもんだなと

これもほんと思う。
完全にはてブ民と同じ腐りきった態度ですよね、
普段他人に対して偉そうにコメントするのに、自分が言及されたら「俺たち石の裏のダンゴムシなんだからほっとけよ」って開き直るくそはてなブックマーカーが山ほどいますが、ほんまにあれと同じ。
人としてどうかと思います。私はこういう釈明をするはてなブックマーカーが人権について口にしているのを見るとあきれるのですがそれと同じ感覚ですね。



極めつけがこれ。仮にもジャーナリズムを標榜していながらこの言葉について全く理解していないことに厳しいツッコミが入っています。

自己卑下の表現として「イエロージャーナリズム」を使う事に躊躇いが無い事にビビるわ。

その語源は「ニューヨーク・ワールド」、「ニューヨーク・ジャーナル・アメリカン」と言う二つの新聞が部数争奪の為に漫画「イエロー・キッド」を奪い合った事にあり、これだけ見るとちょっとほのぼの系かと誤解してしまう。
だが、この二紙の競争はセンセーショナルな虚偽報道での部数獲得競争に発展し、その中でスペイン領キューバでの非人道的行為を大々的に捏造報道し、これがアメリカ人のスペインに対する印象を極めて悪化させ、人道的正当性を信じたアメリカ人の暴走が1896年、米西戦争(アメリカとスペインによる戦争)を引き起こす事になる。二紙はこの間も煽情的な記事を書き続け、爆発的に売り上げを伸ばした。この成功体験が他の新聞にまで広がって、同様の手法がアメリカ国中に拡散された。ここまでがイエロージャーナリズムなんだよ。イエロージャーナリズムは大衆扇動・迎合の眉唾記事って意味以上に、虚偽報道で国の行く末を誤らせ、回避できたはずの戦乱を引き起こしたと言う意味で、ジャーナリストにとって陥ってはいけない禁忌なんだよ「イエロージャーナリズム」を「うちらそんな大層なメディアじゃないんでw」との意味で使う連中は、心も卑しければジャーナリストとして最低限知って置くべき基礎的素養すら持ってもいない。本当、よく恥ずかしくも無くこんな事言えるな。

ja.wikipedia.org


ということで、思っている以上にひどい内容でしたので、まぁ好きにしたらいいと思いますが、今後はてなブックマークやってる皆さんは、BizinessJournalにブクマをするのはやめた方がいいと思いますよ。



それはそうとしてサクラ革命のゲームシステムほんとにひどいのでちょっと愚痴書いておきます(自分が書きたかっただけの落書きなので読まなくていいです)

これ凄く強調しておきたいんですが、サクラ革命のゲームシステムはFGOと同じなんじゃなくて、FGOより数段劣化しているんですよ。

私はちゃんと今プレイできるストーリー最新話まで進めて、指揮官レベルも34まで上げておりますが、サクラ革命やった後だとFGOのゲームがよく見えてしまうレベルでひどい。

FGOと一緒って言ってる人いますが、サクラ革命と比べたらFGOの方がはるかにましです。FGOと同レベルのことすらできてないんですよこのゲームは


「FGOはfateのシナリオやキャラがよかったから売れたんだ。サクラ大戦はそれがないからダメに決まってる」というのはサクラ大戦ファンに対して失礼だと思います。実際サクラ革命もキャラやシナリオはそんなに嫌いじゃないです。好みはあると思いますがグラフィックも悪くないです。 とにかくゲームシステムがクソ過ぎるのと、全く課金したいと思わせないゲーム設計部分がダメなのであって、要するにほぼディライトワークスが悪いです。

ということはぜひ知っておいてほしい。


①ガワは完全に同じに見えますが、細かい画面遷移のつながりが異常に悪く凄いストレスがかかります。



②今のFGOだと当たり前にできる再戦もできないし現時点ではスキルのバリエーションがせますぎて、FGOみたいにバフを重ねて高火力みたいなこともできません。戦略的に幅を持たせられる要素が低いです。



③無駄にラインシステムがあるせいで、最適行動が決まってかえって戦略性がかなり狭まっていますしゲームバランスの調整も微妙で、回復必須にしてしまったせいで3人しかいないのに一つの枠がほぼ固定というかぶっちゃけ「壁」と「回復薬」の2名が固定になるのでキャラを選ぶ余地が1枠しかありません。



④多くの人が指摘しているように、「進化素材」についても調整がひどいです。
FGOみたいに「少しずつ数が手に入るけどたくさん必要」だったらまだよかったんですが「なかなか手に入らない(=素材が手に入らなかった回の戦闘は完全に無駄)な上に素材たくさん必要」です。
「FGOよりはるかに多くの周回が必要になるうえ、そのうち6割の戦闘は無駄に終わる」と聞いたらその地獄ぶりが伝わるのではないでしょうか。


しかも、進化素材を集めるためのクエストのレベル設定がくるっています。
(ここは読み飛ばしてよい部分なので小文字で書いておきますね。)

素材クエストの挑戦レベルは5、25,55となっていますが進化ごとのレベル上限が20、35、50、70となっています。つまりレベル50まで育ててもレベル55のクエストに勝つことが困難です。しかし、レベル70への進化素材はレベル55のクエストをクリアしないと手に入りません。まずレベル25のクエストをクリアしてレベル上限35まで育成するだけでもかなり骨が折れますしイベントをこなしてレベル50まで育成することができても、次のレベル70まで上げることが至難の業です。上級の素材収集クエストに挑戦できない仕様のため心が折れます。


周回プレイだけでもしんどいのに、戦闘はさっきも言った通り完全に固定キャラを使ってオート周回させるだけ。苦行以外の何物でもないです


⑤シナリオと戦闘の整合性があんまりないです(戦闘の意味が感じられる部分がほとんどない)
確かにオートモード実装もされてるし、宝具スキップもあります。ですが、そのせいでほとんどの戦闘が野良雑魚敵とのエンカで無意味です。そして戦闘はオートでクリアできる程度なので全く盛り上がりません。
宝具も演出時間が長すぎる上に戦局を変えるほどのインパクトがありません、それよりも「属性」と「レベル」の二つが重要になってしまうのでキャラごとの個性がほとんど活きてきません。

FGOはかたくなにオート戦闘と宝具スキップを拒んできましたが、それ故に、スキップできなくてもぎりぎり納得させるだけの意味付けやこだわりは見せてきたと思います。そしてそれはキャラ魅力にもつながっておりガチャ購買意欲につながっていたと思います。このゲームにはそういう要素がありません。


⑥とにかくゲーム面から見たらガチャを引きたい理由が全くない(キャラが好きでその子を引くためにガチャを回す人は否定しません)

③と④で述べた通り、「使えるキャラ」はほぼ固定。そしてキャラの性能よりもとにかくレベル上げ・進化素材集めが重すぎる。とにかくレベル上がって進化素材が集まったもの勝ちです。ガチャを引いても育てるのが大変すぎるので育てきれる自信がないし、どうせ戦闘はスキップするのでキャラの見た目や宝具が強くてもありがたみがありません。
無料でまわせるガチャで早くもスタメンがほぼ埋まって固定化されているうえ、これ以上育てられない状態で止まっているんですが、この状態でガチャ引きたいと思う?思わないでしょ?

・「いろんな属性のキャラが、ストーリー上でちゃんと見せ場をもらって活躍するから部隊にお迎えしたくなる」という要素もないし
・「高い性能や宝具の格好良さで他の人に自慢できるからガチャまわしたい」と思うこともなく
・「そもそも育てて進化させるのが苦行な上、苦労して進化させても衣装が変わらない(変わってるのかもしれないけど全然わからない)」とかなめてんのかといいたい。


せっかく3Dなんだから着せ替え要素頑張ろうよ……


というわけで、サクラ革命は、さんざんシステム的に不満が上がっている「FGO」ですらできてたことがほとんどできてない。FGOの悪い点だけ引き継いで強みはほとんどそぎ落としている

というわけで本当に最悪なんですよこのゲームのシステム。

FGOは批判が多いですが、ゲームとして楽しめる最低ラインはぎりぎりクリアしていると私は思ってます。

そもそも、今よりずっとひどい初期FGOですらレベル上げや周回は「面倒くさい」けど挫折するほどではなかった。
だらだらとプレイしていたら「レベルアップ時に体力回復する」という要素もあって放っておいても指揮官レベル40~50くらいまで上がった。
最低限の育成も済んでいたから、そこからはストーリーを楽しむことに集中することができた。


「サクラ革命」はその最低ラインすらクリアできてないんですよ。
育成段階でいくつもの挫折ポイントがあり、ストーリーを楽しむどころではない。
あと、ストーリー1話1話が演出のせいもあって長い。面白くないわけじゃないけれどスマホで楽しめるつくりに配慮されてない。
さらにいえば、なまじ「サクラ大戦」がゲームとしてもよくできていたせいでゲーム性の劣化を嫌でも意識せざるを得ません。



オートモードがあることで致命傷を免れているもののそれすらなかったらとっくにアンインストールしてます。




大事なので三回目ですがこのゲームはFGO(しかも初期の今よりずっとひどいFGO)と同じことすらできてないです。 

個人的には現時点ではゲームとしてすら認めてません。ただの作業アプリです。作業をコツコツこなしていたらストーリーが読める。ただそれだけのアプリです。



幸いなことにオート戦闘モードがあり、しかも1戦闘1分と絶妙なところで終わり、1日8戦闘プレイするだけでよい。プランクする時のタイマーとしてちょうどいいので活用しています。


サクラ革命「SAKURA HIKARU Revolution」

サクラ革命「SAKURA HIKARU Revolution」

  • 発売日: 2020/10/22
  • メディア: MP3 ダウンロード