「まんが王国」のトップページで1月25日までは1~2巻が無料となっていたのでさっそく読んでみました。(3巻は無料期間終了してます)
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導入部分が立ち上がり遅くてちょっと魅力薄いのですが、4話まで読み進めるとかなり面白くなってきます。
「伝説のキャバ嬢」が、鳥取のしょぼいキャバクラをプロデュースする話
主人公は歌舞伎町でも伝説を残した凄腕のキャバクラ嬢。
東京での争いに疲れて引退し、鳥取の実家に戻って休養していた。
そんな彼女は、幼馴染の女の子が生活を苦しいのを助けるため
その女の子にキャバクラを紹介し、彼女をサポートしていくことになる。
しかし、紹介したキャバクラはずさんな運営がされており
・店のオーナーは意識だけが高いが水商売のビジネスをなめている半端者。
・雇っているキャストも全然やる気がなく小遣い稼ぎ程度で適当にやっているだけ。
・幼馴染はやる気があるが、今まで水商売とは無縁のド素人。
という三重苦で、閉店間際の状態。
我慢ならなくなった主人公は、幼馴染のためにも自分が店を立て直すことにする。
果たして彼女はこのお店を繁盛店にすることができるのか……?というお話です。
「接客」で勝負せずに「店の力」で勝負する。店の力とは……
主人公はキャバ嬢としては一切仕事をしない。
キャストはもとからいるメンバーを使うしかない。
その代わりに黒服として「店の力」で勝負する。
店の力というのは「顧客管理」と「店内の采配」と「集客戦略」の3つ。
①顧客管理
主人公はキャバ嬢が客とどう接するかや、店を運営するかに全力を尽くす。
かなりいろんな要素が描かれているが、例えばこんな感じ。
②店の采配
客の様子をきちんと見て、キャストを自由に入れ替え、顧客を常に飢えさせる
満足度をあえて100%にせず、一定の満足度を常にキープする。
③集客
いわゆるAIDMA戦略を基本に忠実に実施。「認知→来店→顧客化」。
(これは「どるから」でも同じような戦略で勝負してましたね)
「店の力」に自信があるからこそ、認知→来店にコストをかけられるように。
などなど、1巻でとりあえずオーソドックスな戦略で一定の成功を収めるまでを描いてます。
ライバル店との勝負や、田舎の保守層(フェミニスト?)との戦いが始まる2巻からが本番
1巻でコンパクトにオーソドックスな店の運営を描いた後、2巻からはバトルマンガっぽくなってきます。
2巻では妨害工作や、色恋営業などをやる店が出てきて、それらとどう戦うかというお話になっていきます。
「どるから」とか「ラーメン才遊記」あたりが好きな人にはすごく楽しめる作品になっています。
冒頭で述べたように、1月25日までは2巻まで無料です。
無料で読めるうちに2巻まで読んでみてください。
ちなみにまんが王国では「二月の勝者」も2巻まで無料になっています。
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