※投資やってる人には当たり前のことしか書いてないのであんまりおもしろくないとは思いますが一応。
サイバーエージェント、ウマ娘パワーで恐ろしいほどの利益が出ましたね。
ゲーム事業だけで430億。全体では778億となりました。
ゲーム事業は盤石のラインナップ。さらに人気の呪術廻戦やFF7のソシャゲを担当することになりさらに期待が高まります。
これだけの好決算なのに株価は9%近い下げになってしまう……なぜ?
これを見た個人投資家は、「この業績ならもっともっと上げる!」と期待し夜間取引(PTS)において高値を買っていましたが、
翌朝にふたを開けてみたら、個人投資家の期待は裏切られ、株価は10%も減少。時価総額が900億円も減少してしまいました。
下げた理由は「株価を下げたいゴールドマンサックスに個人投資家が負けたから」
決算がよかった、悪かったとかそういうのはあくまで二次的な話であって「機関投資家が本気で個人投資家を殺す」と決めて襲い掛かっている場合、よほどサプライズ決算が出なければ下げます。
①ゴールドマンサックスは7月20日に一気に売り増し
4751 (株)サイバーエージェントに対するGOLDMAN SACHS INTERNATIONALの空売り残高情報
②これに対して、個人投資家は7月から買い増し。信用倍率が高くなっていた。
(株)サイバーエージェント【4751】:信用残時系列 - Yahoo!ファイナンス
③さらにチャートの形は非常に悪くなっていた。
④ウマ娘の好調ぶりは誰もが知っていてすでに株価に織り込み済みであり、サプライズにならなかった。むしろやや期待を下回った
2Qから3Qに向けて売り上げが鈍化しているのが明確に示された形になりました。
リリース直後の勢いが頭おかしかっただけなので、多分このあたりでずっと推移していくと思われます。
以上の要素から、本日は短期的にゴールドマンサックスら機関投資家が売り玉を集中させ、期待で群がった個人投資家のイナゴたちに損切りさせる形で株価を下げて、下値で空売りを買い戻そうという仕掛けが起きているのだと思われます。
これから先のウマ娘について
「2Qの時と同じ勢いは期待できない」と書きましたがこれはすべてのアプリで共通する話なので「そりゃそうだよね」と。
リリース直後は
①新規プレイヤーが育成に必要なカードをそろえるまでは課金されやすい
②新規プレイヤーが離脱者よりも多い間は売り上げが伸びる
という二つの要素があるのが当たり前で、ウマ娘は初期の伸び方の勢いが凄すぎたので、その勢いを維持する方がおかしいだけです。
スタート当初は「ウマ娘」と「サポートガチャ」両方でユーザーから金を搾り取っていましたが、現在の「ウマ娘」は、廃人プレイヤーや重課金プレイヤーを除き、もうやることがほとんどなくなっている状態です。
もちろん今でも人気は高いので、新規ウマ娘が追加された時に安定してガチャで売り上げは上げられるでしょうが初期と同じようにサポートガチャを一生懸命回す人は限られていますよね。
こうなると、「自分が推しのウマ娘」のためにガチャ控えも起きますし、無料石貯金が増えれば増えるほど課金ガチャは減っていきます。
ぶっちゃけ、育成ストーリーが見たいだけなら全部YouTubeで見れますし。
あと個人的に最近のイベントストーリーが糞過ぎて熱意が冷める……なんだよウマネストってなめてんのかでも水着イベントは水着抜きにしてもちょっと面白かったから振り上げた拳の落とし所がない(´・ω・`)
FGOと違ってたくさんのキャラをそろえる必要がないですし、ストーリーでのブースト効果も弱いとなると、離脱率は相当高いと思われます。
それでもガチャごとに売り上げは上がり続けるのは間違いないし、ヘビーユーザーをかなりの数確保されており、そちら向けのイベントはしっかり確保されているので、大きなテコ入れがない限り、今のレベルで安定した売り上げを維持する形になると思います。
というわけで、ウマ娘もサイバーエージェントも今のところ特に不安要素はなく、
将来性を考えると割り高とは思えないので下がったところで1単元くらいは持って眺め続けるのが面白いと思います。
まもなく実装される「アオハル杯」で再び勢いを取り戻せるかどうか次第ですね。。。。