「ショーシャンクの空にをエロ同人で」って感じの作品ですが、
それだけではなくて世界観がめちゃくちゃしっかりしててクッソ面白かったです。
RTA動画あるので興味ある人はどうぞ。ストーリー概要の説明が丁寧なので、ストーリーだけ知りたい人はこちらでもいいかも。ただ、演出・音楽込みでぜひプレイしてみてほしいです。
いやー。Demons Rootsプレイした後でこの作品プレイしたせいで感情ぐちゃぐちゃになってる。
こっちのストーリーはかなりシンプルというか純粋にエンタメに振ってる感じある。「失われた友情を取り戻す物語」というテーマを支えるために「悪いのはすべて魔族」という形になっているんですよね。
なので、本作からプレイすると前半しんどい分後半は気持ちよくプレイできます。
また、本作のキモの部分*1は「fate heaven's feel」「マブラヴオルタネイティヴ」「Tales of the Abyss」「戦女神」「売国機関」などなどで描かれてた内容であり、それ自体は特筆して珍しいというわけでもない。
しかし、本作の前にDemons Rootsをプレイしていたことによってかなり感情を揺さぶられることになりました。
魔族側からの視点で、生存するために人類との共闘を望み、協力するために奮闘した魔族代表の人間を主人公として描いたDemons Roots側の視点があると、すっごい複雑な気持ちになるのだわ……。
インターネット見てたら嫌でもわかることではあるけど「敵側の視点に立つ」ってのは本当に難しいよね。
この作者さん、めちゃくちゃ私ごのみの性癖前回の設定・ストーリーを作ってくれるからもう好き好き大好き
Demons Rootsの感想でも書いたけど、
「絶対に救いきれない存在」に対して「ごく一部だけでも救済を」というのは私の性癖なのですよね。
凝縮すると「ピギー・スニードを救う話」とか「少女不十分」になります。
もう今は付き合いがないけど、私が過去に青〇才さんに長年かまってたのもこの性癖ゆえですね。
道を外れたやつらでも、間違ってしまい、社会から脱落してしまったやつらでも、ちゃんと……いや、ちゃんとではないかもしれないけれど、そこそこ楽しく面白おかしく生きていくことができるんだ……だから聞いてくれ。君の人生はとっくにめちゃくちゃだけど、まぁ…なにも幸せになっちゃいけないほどじゃやないんだよ
こういうストーリーに一番惹かれる。
逆に私は半沢直樹的なストーリーを読んでもそこまで面白いと思わない人間だったりします。
私みたいな人間にとっては、本作品は最高でした。
他の人がストーリーをほめる以上に、私は作者の性癖が最高にGOODだと思ってます。
Demons Rootsでもたいがいだったけれど
それ以上に救いがないヒロインということでもう完全に性癖ドストライクすぎてやばかったです。
あんまり語りすぎると面白くなくなっちゃうのでやはりこれもぜひプレイしてみてもらいたいですね。
〇〇〇〇はベルセルクの「グリフィス」とかマブラブオルタネイティヴの「鑑純夏」を思い出すなあ……
主人公は「女王の花」の主人公とか、fate stay/nightのアルトリア・ペンドラゴンを思い出す……。
「クルックー・モフス」と「魔人ワーグ」と「ランス」が存在しないランスワールドみたいな世界観本当にえげつないけどいとおしい
ランスシリーズの世界は「神の娯楽のためのお約束に縛られた残酷な世界」なのだけれど
ランスシリーズの場合は「鬼畜王ランス」という存在によって、プレイヤーも神の視点の一部を除き見ることができたし
作品中でも世界を弄ぶ神の視点を知るキャラクターが存在した。
本作品シリーズではまだその視点が一切与えられていないのだけれど、
それ故に、本作品は、このまま完結させることもできるし、ランスシリーズのように「正史」シリーズが作れるポテンシャルもある。*2
ランスシリーズの「うさぎ小屋別館」のように、本作品も世界観について語って楽しむ喜びがある
wikiwiki.jp
私プリコネだとかグラブルの世界観とかは「よくできてる」とは思うけど別に語りたいとは思いません。
でもランスシリーズとか本シリーズはやっぱり語りたくなるんですよね。世界観にも好みってあるんやなーって思いましたほんとに。
次回作が出るかどうかはわからないけど、その気になればプレイヤー側でいくらでも想像して遊べる世界観を提供してくれて本当にうれしい。
製作者様に深く感謝!
個人的には先にDemons RootsをプレイしたとでKing EXITをプレイしてみてほしい
このクオリティで1650円はクッソ安いと思うし、Demons Roots購入時のクーポンを使えば1000円で買えます。
どっちもめっちゃ面白いので、両方プレイしようね!