頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

破綻したホーユーと受益者、ジャニー喜多川とTV局・ジャニオタ、ビッグモーターと損保……全部同じ構造にしか見えなくてうんざりする

delete-all.hatenablog.com

素晴らしすぎる記事だと思う。

業界知識があるのは当然のこととして、この記事のすごいところはそれだけではない。多くの読者が無知な給食業界について、読者の疑問点に寄り添う形で読者が知るべき要点だけが理解しやすいようにコンパクトにまとめられている。私がたとえ給食業界に詳しかったとしても同じ文章はかけない。私もずっとブログ書いてる人間だからこそため息しか出ない。すごい。


この記事で言いたかったのここまでです。コレ以降はおまけ。


それはそれとして、ホーユー破綻解説記事の結論を読むと、最近のジャニーズ騒動をいやでも連想してしまう。


kabumatome.doorblog.jp

根底には発注する側の「安くやってくれる業者ならそれでいい」精神がある。普通に考えれば社員も配置できない月十数万円の金額で給食運営なんてできないでしょ?だから今回の騒動はホーユーのずさんな経営と運営が主犯だけれども、そういう運営を入札という方法で求めた人たちも同じようによろしくないのである

ぶっちゃけ今回の件だと、「いくら無知であっても明らかに異常な入札額」であったのにも関わらず、当事者の人たちはそれがわかってて見て見ぬふりをしていたということなのだと思う。今後はこういう問題についても追求されていくケースが増えてきそうだ。

いい加減、消費者の強欲さに無限に優しく、その責任をすべて製造者側に負わせるような構造は無理があるだろう。今後は消費者も「加害者」「共犯」になりうる未来は考えておかないといけない

こうなると、当たり前だけど「ブラックなやり方で人材を調達してダンピングをする企業」が最適解になってしまう。

別にフェアトレードの話をしたいわけじゃないけれど、ブラック企業って結局消費者が「もちろん自覚してのことではないのだが」そういう業者の存在を仮定しないと成り立たない程の低価格・高品質のサービスを求めすぎることが原因で生まれてくるんだろうなと思う。

今まではデフレな時代だった。しかもそのデフレが長期的に続きすぎた。そのせいで我々は「コストカット」や「ダンピング」を当たり前のこととして受け止めすぎて、いろんなところに歪みを生み出してきたのかもしれない。それが常識になりすぎて、異常なことだと感じなくなっていたのかもしれない。

今後インフレが避けられなくなっていく時代において、我々は根本的に考え方を変えなければいけないタイミングは近づいてきていると感じる。つまりもう少し賢くあらねば「加害者の共犯者」側に立ってしまう時が来る。


無知で弱者で有ることは正義ではなくなる。「積極的に知ろうとしなかった」「見て見ぬふりをした」は保護対象ではなくなる。社長でなくても「知らなかった」だけでは許されなくなる。



それは息苦しい社会かもしれないけれど、SNSが発展してきた以上仕方ない。優しさとか善意とかでいろんな不都合なものがウォッシングされて、問題があっても隠されて言及できない世の中は私はそっちのほうが息苦しい。


うーん。なんかもっと小さな話をしたかったはずなのに、話が大きくなりすぎてしまった。
ここからキレイに着地できる自信がないのでこの話はコレでおしまいにします

あとはボツ内容。読む価値ないです。

この続きはcodocで購入