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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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私は「試し行為」をされるのが超嫌い。

ちなみにここでいう試し行為というのは、一般的な意味での試し行動とは別なので説明しておきます。

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個別の行動に対して、いちいち「お前は私を愛していないのか」とか「お前は敵なのか味方なのか」という極論をぶつけて会話の主導権を取ろうとする行為を私の中では「試し行為」と読んでいます

私の母親は、やたらとなんでも「お前は私のことが好きか?」と聞いてくる人でした。

言われたことができなかったりちょっとでも気に入らない事があると「お前は私のことを愛していないのか」「愛していないから言った通りのことをしてくれないのか」とヒステリーを起こしました。

子供の頃って割りと無条件で母親のことが好きな人が多いと思うし私もそういう子供だったから、一つ一つの行動をすべて愛情の有無と結び付けられるのが本当に嫌で嫌でしょうがなかった。

いちいち「私は母親を愛していないのではないか」って自分の感情を否定されたり、「完璧に相手の意に沿うことができないと愛とは認めてもらえない」というのは今なら明確にハラスメントであるとわかるわけですが当時はこれが分からなかったから防御ができなかった。

ひたすら頑張って母親の感情に応えようとしてめちゃくちゃ疲弊したし、自分でものを考えるのが苦痛になって自分の意見をなにも言えなくなりそうになったことがある。

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①第一段階
コミュニケーションについて 「一方だけが学習の努力を続けることを要求され続ける。この非対称の関係が継続することでやがて疲労困憊し、茫然自失の状態に陥る。それは自尊心の喪失につながり、学習過程をうまく作動させられなくなる」
②第二段階。 
「こうなった時にBは、Aに対して、自分にだけ都合の良いメッセージを送り込む。それはお前は私の言うことだけ聞いていれば良いのだ」という趣旨のものである。 これによってAは呪縛を受ける。
③ハラスメントの成立条件。 
この呪縛が成立する上で重要な条件は2つ。「AがBとの関係から離脱できないと思い込んでいること」と「自分自身の感覚を裏切り、相手の"学習しているフリ"を本当の学習だと信じること」だ。その場を離脱することに罪悪感を覚え始めたら、そこから本当の地獄がスタートする。

・「コミュニケーションを求めながら、それが決して成立しないこと」というのはそれ自体苦しいことだろう。しかし、ハラスメントはその先にある。コミュニケーションが成立していないのに「一方的に相手の文脈によって」成立したことにされてしまう。この際に、自分が思っていないことを思ったことにされてしまう。自分の感覚を裏切ることを強要される。これがハラスメントなのだ。
・ハラスメントに対する学習は、学習の基盤となる情動を切離し、外界から提供されるラベルを拒否するという、自律性を下げる学習である。自律性が下がると、学習能力は落ちてしまう。そして、自律性を下げ続けた果てに「学習能力を失う」という「学習の完成」がある。
・コミュニケーションの成立そのものに失敗し続ける関係を継続し続けるのはかなり苦痛だ。ループする物語において、ひたすらバッドエンド、バッドコミュニケーションのイベントのみを強制的にエンドレスエイトされるようなものだ。

最終的に母親の方がカウンセリング通うようになったり、「実践倫理宏正会」に通うようになってそっちのほうが忙しくなったとかで自分への束縛は徐々に減っていったんだけど、とにかく小学校時代は完全に心が死んでてほとんど友達作ることができなかったし、ある程度反抗心をもてるようになった中高時代も母親に話しかけられることすら苦痛で家に帰りたくなかったし、一刻も早く関西から脱出したくて東京に逃げたい一心でひたすら勉強してた。


もちろん、おとなになった今となっては母親の気持ちがわからんこともないのだけれど。田舎の農家でずっと家族と一緒にべったり過ごしてきた女性が、お見合い結婚したと思ったらいきなり生まれ育った地元から引き剥がされて、見知らぬ土地で近所にも知り合いがおらず、父親は常に残業続きで自分はひたすら子どもたちの世話。自分の世界に子供しかいないから、子供に否定されたらもういきていけないと感じるくらいに精神が不安定だったんだと思う。今はそれなりに母親のことは許しているし、一応年に数回は帰省して会話するくらいなら平気になってきた。


だからといって、私がこういう母親の行為が死ぬほど苦痛だったという事実は変わらない。


自分がとにかくやられて死ぬほど嫌だったので、私は人を雑に全肯定も全否定もしない。それぞれの行為に是々非々を言うように心がけている

どんな嫌いな人でも、その人がいいことをしていたらそれはいいと言うし

好きな人でも、その人が駄目なことをやってたらそこは批判するようにしてる。

それは優しいとか愛情とかとは違う。

私は自分の判断を周りの空気とか人間関係に左右されたくないし、できる限り是々非々は個別に考えたいだけだ。

雑に全肯定とか全否定をしたくないのだ。

なので、「この人の言ってることだったらなんでも肯定する」とかは絶対にやらない。

もちろん私にも好き嫌いはあるし、好きな人については多少は気を使う。

でも、どんな好きな人でも「これは駄目でしょ」ってことをやってたらそこは指摘することはある。

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しかし、たまに私のことを「優しい」とか「味方」だと勝手に勘違いして

私がどんなときでも自分の味方をしてくれると勝手に期待して、勝手に失望して文句を言ってくる人がいる。

そして、ひどいのになると「試し行為」をやってくる。



雑に人間を2つに切り分けようとする行為は、大した根拠もなく自分の雑な感覚だけでそれまでの関係性の積み重ねを否定しようとしてる=超絶無礼な行為であると思っている

私は「愛情」というものの暴力性をめちゃくちゃ嫌悪している。

愛という漠然としたものを勝手に上位において、自分がその愛というものを使って人を支配・コントロールしようとするのは卑怯すぎるでしょ。なんだよそのチート行為は。

・一つ一つのことを丁寧に評価できないから
・ひとつひとつのことを地道にできないから
・複雑なことを考えるのが面倒くさいから

そういう便利概念を持ち出して物事を解決しようとしたりわかったつもりになろうとするんだろうけれど、そんなのはただの手抜きだし、ただのバカだと思っている。

別にバカでもいいけど、バカの意見を押し付けられるのは腹が立つ。

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あることを腰を据えてじっくり学び始めると、しっかりした知識を獲得し、余程の自信を得られるまでは、自分の意見を発表しようとは思いません。そのテーマについて、先人たちがどのように思考してきたのか、よく咀嚼したうえで、自分の立ち位置を見つけなければならないのです。「専門家」とは、入力と出力のあいだに時間差を保てる人のことを言います。この時間差の広がりを「体系」というのです。
逆に、その時間差がない人のことを、世間では「バカ」と読んでいます。

一つ一つの行為を評価せずに雑に「あなたは私を愛してるのかどうか」みたいな感覚だけでちゃぶ台をひっくり返してよいと思っているのはいくらなんでも傲慢すぎる。

愛してないと思うのであれば、なおさら今までのやりとりをちゃんと記録を取って、プラスとマイナスの計算しろや。

お前は1つ気にいらないことがあったらそれまで10のプラスがあってもその1のマイナスを気にして10のプラスを否定するのか。小学校の算数すらできないのか。

それとも鳥頭過ぎて忘れるのか。それとも過去のプラスは自分が受け取って当然のものとしてまったくカウントしてないのか。

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「自分が愛とはこういうものだとおもったように相手が振る舞わないと幸せを感じられない」のだと思う。
それだけ「自分が愛される」ということに全く自信がないか、愛というものに変なこだわりを持っているか。

そうやって人の愛を試そうとするのは勝手だけどさすがに傲慢すぎるだろ。

こういうやつはお金でお前が望む愛を提供してくれるホストやキャバクラに金吸い取られて破産すればいいんだよ。

第一さ、仮に相手がお前を愛していた場合のことはちゃんと考えたことあんのか。お前の発言で相手がどう思うか考えたことあるんか。

そんなに自分のことだけが大事か。 自分が愛されたいという感情の10分の1でいいから相手のこと考えたことあんのか。

自分の感情ばっかり気にしやがって! どんだけ自分勝手なんだよ! ふざけんなとなる。


人間関係は、最低限の信頼というものが必要であり、その最低限の信頼ラインを土足で踏み越えてくるなら、もう殺し合うか別れるしか無い

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私があなたを愛し、あなたが私を愛したたくさんの証拠が見つかった。あなたが浮気をしていない証拠だけ見つけられない。

人間は疑いはじめたらどんなことでも疑えますし、難癖をつけようと思えばどんなことにでも難癖がつけられます。

そうならないように、気に入らないことがあったら、そのことについては直接文句を言えば良い。

それは正当な権利であり、それに対してはこちらもちゃんと応対する。

そこで手抜きをして雑に「あなたは敵なんですか味方なんですか」とか「あなたは私のことを愛していないんですか?」みたいなことを言ってくるのは絶対に許せない。

「敵じゃないなら私の気に入らないことをするな」「愛しているなら私の思ったとおりにしろ」という脅迫であり絶対に受け入れられない。

そういうことを気軽にいってくるやつは私をナメているのであって、ナメてかかってくるなら一度半殺しにして分からせるしか無い。

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