山本一郎さんあたりが指摘している通り、最近、明らかに「高齢者への手厚い医療保障を削れ」といろんな保守系インフルエンサーがやかましいですからね。
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正直、こういう状況で知識のないひろゆきに自由に喋らせている場合でもないし、ひろゆきを論破して気持ちよくなっている場合でもないと思うんですけどね。
高齢者に対しても「負担能力に応じた」「公平な負担」という文言でようやく着手。現在は様子見を行ってる段階だけれど一歩前進
政府は24年度からの3年間で、国と地方合わせて年3兆円台半ばを少子化対策のために追加で手当てする。改革工程はその財源確保が目的の一つだ。24年度に実施する取り組み、28年度までに検討する施策、40年ごろを見据えた中長期の課題に分けて改革案を挙げた。 医療では後期高齢者の負担は原則1割で、一定の所得がある人は2割、現役並みの所得がある人は3割になっている。「現役並み」は単身で年収383万円以上で全体の7%ほどだ。40年ごろまでの中長期の課題として「負担能力に応じたより公平な負担のあり方の検討」との文言を記した。現状原則1割の負担を2割に引き上げることも視野に入れる。
75歳以上の後期高齢者の医療費の窓口負担の原則2割への引き上げは明示しなかった。
一律は無理でもまずこういうところからでも進めていくしかない
現在は介護保険の一部をのぞき、負担能力の判断に資産額は考慮されていない。具体的な議論は厚生労働省の審議会で進むとみられるが、資産を多く保有する高齢者の医療費の自己負担を2割や3割に上げるかどうかなどが検討課題になる。
株式の売却益や配当収入といった金融所得を勘案した負担の検討も掲げた。現在は確定申告すれば金融所得が保険料に加味される。申告の有無による不公平の是正を図る。
健康保険と介護保険、厚生年金(18.3%、労使折半)を足した社会保険料率は合計30%近い。過去20年で7ポイント上昇しているのが図を見てもわかる。
これまでは抑制が進まなかった給付を、税に比べて拒否感が少ない社会保険料の「ステルス負担増」で賄ってきたのが現状だ。
これにたいして、こういう一見聞こえの良いことを言ってる人たちがいて、
誰かを犠牲にして自らがどうして無傷で済むと思うか不思議でならない。
— Panatorine (@Panatorine) 2023年12月3日
実体経済にあるお金の相対的な総量が減っているので国民全体的に困窮しているのが現在の問題。
高齢者医療負担を増やせば、単純に政府支出が削減されるだけなので実体経済の貨幣総量は更に減る。つまり現役世代も困窮する。 https://t.co/CX2VcDmgdL pic.twitter.com/JuDHNGTIvS
老人の分削っても若者に回ってきたりはしないですよ。単に国の支出がその分減るだけです。
— 井上純一(希有馬屋)『逆資本論』発売中 (@KEUMAYA) 2023年12月2日
どんどん老人の社会保障削ってますが、若者は楽なってますか?
若者は「我々にもっと支出しろ」と国に言わない限り、何も変わりません。
深く考えてない人がこういう子供だましに騙されてるのを見ると頭が痛くなる。
というか希有馬屋さんはマジで騙すつもりがなくて本当にそれを信じてそうなのが本当にタチが悪い……。
ほんまこの経済オンチの極みみたいな人に経済を語らせる企画出した編集者さん、ひろゆきを持ち上げた人なみに罪深いと思う。
希有馬屋さんは経済に関する発言する時、常に編集者チェック入るようにしたほうがいいと思いますよまじで。 小田嶋隆さんの晩節が可愛くなるくらいに酷い。
私から見たら、ひろゆきも希有馬屋さんも、陣営が違うだけでどっちもめちゃくちゃ有害だと思ってますけどね。