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北九州一家連続殺人事件と「闇金ウシジマくん 洗脳くん編」 その1

「闇金ウシジマくん 洗脳くん編(26巻~28巻)」を読みました。

読んだきっかけはとある企業における凄絶なパワハラの数々が話題になったことです。

とある企業の内情がひどいと話題になる。
→「洗脳まがいのコーチング」や「パワハラというよりマインドコントロール的な手法」から「北九州一家連続殺人」を連想する人が多数。
→「北九州一家連続殺人事件」をモチーフとしたと言われる「洗脳くん」編が話題になる

という感じです。

今まで3巻くらいで挫折してたんですが、ちょうど精神が滅入っていて暗い話しか読めない状態になっていたので手を出してみたのですが……しんどかったです。

読んだ上での印象ですが、共通点もありましたが、例の企業とは違うかなという印象です。とはいえ、部分的に見ると、もしかして例の企業もこういうところあったのかな、と思ったりする箇所もあり、「人を支配しようとする人間」に共通する何かが見えて恐ろしかったです。

以下は内容にグロを含むので、読みたくない人は絶対に読まないように気をつけて下さい。


まずこの記事では「北九州一家連続殺人事件」について書きます。

北九州一家連続殺人レベルの犯人はその前からずっとやらかしている

みなさんこの有名な事件について、名前は知ってるけど詳細は知らないという方も多いのではないでしょうか。興味のある人だけお読みください。実はこの犯人、北九州一家以外にも多数の被害者を出しています。このレベルの異常性になると、いきなり発現するものではなく、その前から異常性が漏れ出していると考えるべきでしょう。

追記 生け捕り部屋による人体実験

bunshun.jp
↑高校時代~布団販売会社の「生け捕り部屋」の話、それから殺人未遂で終わった話や、殺人を行っているが証拠不十分で起訴されていない事件の話も全てまとまっています。なので7名の殺人だけではなく余罪はもっとあるわけです。

松永にとってこの『ワールド』時代の経験は、ある種の“実験場”だったと思えてならない。後に被害者たちを恐怖で支配するため頻繁に使った通電による虐待も、ここで生まれている。

あいつはどうすれば相手が死なないか、傷が残らないかを研究していたのです。片腕と片足に電流を流された時は、『心臓がバクバクするか?』と聞かれました。腕や足に傷が残った時は、『こりゃ改良せないかん』などと言ってました。

この記事を読むにジョジョの奇妙な冒険第五部の「チョコラータ」の若年時代を彷彿とさせますね……

詐欺師の親戚からの影響が大

なお、これは知らなかったのですが、彼の親戚にも詐欺師がいたそうで、彼はその人物からの影響が大きいらしいし、実際に暴力団とのかかわりはあったようです。 

暴力団の存在をちらつかせて脅したにもかかわらず、従業員たちが逃げ出したこの経験から、松永は相手を逃がさないために“人質”を取ることの重要性を認識したようだ。というのも、それ以降の犯行で彼は子連れの“獲物”に対しては、常に子供を親から引き離し、手元に置くようになった

1983年頃から共犯との関係性がスタート(この時点で殺人の可能性?)

共犯の女性はかなり早い段階から支配下に置いています。このときから「相手に負い目を追わせて徹底的に支配する」というパターンがすでに始まっているわけですね。(詳しくはこちらからhttps://www.houdoukyoku.jp/posts/23090

Xの義父(妻の父)はXの性格を疑って結婚後も信用しなかったので、Xは義父(妻の父)の前では粗暴な対応を見せなかったが、義父(妻の父)の死亡後にXが実家でも平然と暴力を振るったことがきっかけとなり、1992年1月に妻は長男を連れてXから逃げて警察署に駆け込んでDVの被害申請

犯人は共犯者と結婚する前に別の女性と結婚していますが、この時結婚した女性の父ももしかして被害にあった可能性がある?


1992年に指名手配されてから1997年4月までに最低でも2件の殺人と1件の監禁事件。

まず、この一家の殺人以外にも複数件の詐欺・恐喝、監禁致傷事件を数件繰り返しています。しかも恐ろしいのが1992年から指名手配されているのに、警察から逃げ延びつつ、少なくとも「女性の監禁致傷」および「女性の殺害(起訴されていない)」「父娘二人監禁事件」を起こしているということです。

母と娘を殺害容疑(起訴されず)

1994年3月31日に女性(当時32歳)は大分県の別府湾に飛び込み自殺した。死亡した女性の父親によると、「遺体を引き取りに行った時、家を出た時と同じ服装だった。1300万円近い金額を送金したのに、預金口座には3000円しか残っていなかった」と述べている。その5ヶ月前の1993年10月29日には、女性の次女(当時1歳)は頭部強打という形で急性硬膜下血腫で死亡

この女性は夫を持つ身であったが、Xから結婚を持ちかけられたことで夫と離婚した。
この母子の死亡は「限りなく他殺に近い」と表現されたが、刑事事件とはならなかった。

父を殺害。娘に解体させる(この娘が最後まで生存して犯罪を明るみにする)

②1996年2月26日、XとYは通電を繰り返したり、食事を満足に与えないなどBを虐待して衰弱死させた(第1の殺人)。
XはYとAに遺体の解体を命じ、Bの遺体は海に遺棄された。Bへの虐待に加担していたYは、Xの不在時もBへの虐待に手を抜かなかったという。これはXが突然現れて抜き打ちのチェックが入り、手加減を見つかればXから制裁を受けるので、それを恐れたためであった。事件発覚後、法廷における証言でAはXだけでなくYのことも「悪魔」と表現した

母と娘を監禁。母はアパートから飛び降りて何とか脱出。娘も保護

③1996年12月30日から翌1997年3月16日にかけ、XとYは女性と次女を北九州市のアパート2階の四畳半和室に閉じこめ、連日虐待した。Aの友人の元妻である女性(当時36歳)にXは死亡前のBを介して知り合い、言葉巧みに近づいて結婚を約束。この女性には3人の子供がいたが、長男は前夫に親権を渡し、長女は受験勉強の塾通いのために実家に預け、次女(当時3歳)を連れてこさせて、XやYと同居を始めた。Xによって女性は職場を退職させられた
女性は隙を見て部屋の窓から路上に飛び降り脱出した。女性の逃亡後、Xらは次女を女性の前夫宅の玄関前に置き去りにし、同居していたアパートをすぐに引き払って姿を晦ました。女性はその後、精神科に長期入院した。2002年に事件発覚した頃、この女性はPTSDを患って摂食障害に苦しみ、生活保護を受け生活していた

このように、すでに1993年時点からすでに殺人や監禁を行い、被害者が出ていた。指名手配もされていたけれど捕まえられなかったのが本当に悔やまれます。

2番目の事件の娘は一度逃走してつかまり絶望……

ちなみに、「父娘二人監禁事件」の被害者の娘はこの後もずっと二人に連れ回されています。

XはAに対し死亡直前のBに歯型がつく程噛ませた後に写真を撮り、Aに「父親を殺したことを認める」とする事実関係確認書を作成させ、Bの殺害に加担した罪悪感を植え付けて虐待を繰り返し、監視下に置いた

・Aは1997年3月から浴室に監禁されていたが、Yが湯布院に逃亡すると、3週間ぶりに解放されて中学校に通えるようになったが、その代わりにXの子供の世話役などYの代役を担わされることになった。

・AはXに連絡を取り、Yの逃走未遂を告げて指示を仰ぐと、Xから門司駅のホームで待つよう指示される。Yは再び走り出して発車直前の列車に乗り込んだ。しかし、またもAがYが乗り込んだ列車に乗り込み、携帯電話でXに連絡。電車が小倉駅に到着した際にホームにXが待っていたため、Yは逃亡を観念した。

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(この表紙の人間の能力と同じような能力持ちなのかなと)

1997年4月から1998年6月 北九州一家監禁殺人事件は、共犯女性の家族を1年2ヶ月かけて殺し尽くした凶悪犯罪

しかも恐ろしいのが、最終的にターゲットにされたのは共犯の女性であり、共犯の女性の家族だったということです。共犯でありながら犯人は罪悪感を感じず、女性だけが罪悪感を感じているという状況を利用して、女性を徹底的に責めて支配し、実家に金を出させます。この時点で1500万円をむしり取っています。

それに飽き足らず、共犯の女性の家に入り込み、彼女が単独でAさんを殺害したという話にして家族に罪悪感を与えて彼女の家庭を支配します。殺害された一家の中には警察官もいたのに、彼の支配には逆らえなかった

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*1 図を見ればわかるとおり、実は共犯の女性の家族は全員殺されています。生き残ったのはAさんの娘さんだけです。

彼は自分がAさんを殺したのに、迷惑料や、共犯の女性の逃走資金を請求して土地を担保に借金をさせ、結局6300万円を搾取します。そしてそれ以上金が取れないとなるとひたすらに家族に対する虐待を繰り返し、それがエスカレートして1人死亡者が出ると、隠蔽するためにそのことを一人残らず皆殺しにすることを考え、それを実行していったというわけです。


支配のための共同生活ルールがえげつない

ちなみに、この際の「支配のための共同生活のルール」ですが、例のビ〇イアにおける泊まり込み生活と類似点があったため、恐怖を感じました。

(1)食事のルール
・1日1回のみ。 ・食パンか白米のみ。 ・1回7~8分以内
・姿勢は蹲踞でなければならない  ・水を飲むには犯人の許可が必要

(2)睡眠も1日3~4時間しか許さない。台所で、布団なしの状態で眠らせる。衣類は一着のみ。選択にも許可が必要。

(3)基本姿勢は直立不動。少しでも動けば暴行。会話も厳禁。

(4)所持品はすべて没収。外出は当然厳禁。扉には南京錠。

(5)家族の人間にランク付けを行い、対立させる。ランクが下になった人間が虐待を受ける。

(6)上のルールに違反すると、ルール違反という名目で暴力や通電を行う

つまり、この事件が突出しているとは言え、類似の方法で異常な管理を行う人間はほかにいるということです。


犯人は本当に自分は無実だと思っている可能性がある

彼の中では「一家が勝手に殺し合った」ことになっていたり、金をむしり取ったのに自分が貸してやったことになっていたりする。

一家の殺人について、犯人は一切自分では殺害を行っていない。
常に一家を追い込んで、自分以外の誰かに殺害行為を行わせ、死体の解体も家族にやらせる。
つまり自分は実行犯ではないから殺人罪には該当しない、というわけだ。

死体を解体させた上「解体の道具の費用」としてさらに借金をさせ、借用書まで書かせる

「Eの殺害を拒否したいが、Xの曖昧な提案の詳細を聞こうとすると通電される」「たとえ、殺害を拒否しても、Eはもっと酷い虐待を受けて辛い思いをした末に殺されるのではないか?」「Eの処遇について終わっていないと自分たちも酷い目にあうし、Eは生きていてもXから虐待を受けて辛いだけ」
Fは娘Gに対して、「お父さんが首を絞めるから、おまえは足を押さえて最後の別れのあいさつをしなさい」と問いかける。Eがいる浴室にFとGが入り、FがEの頸にコードをかけようとした瞬間、Fを凝視して「F、私、死ぬと?」と呟くEに、Fが「E、すまんな」と答え、Gに足を押えつけさせた上でFに絞殺させた

これを見てしまうと、例のビ〇イアの社長が「社員に物品を与え、それを借金扱いにして借用書を書かせた」という常識では考えられない行為もあり得るなと感じてしまいます

また、犯人が本当にそう思っていたのかは伺いしれないが、犯人は監禁や暴行こそ認めるものの、殺人は一家の人間が勝手にやったことだと主張した。殺害の指示すら最初は認めていなかったようだ。このあたりの「私は殺してない。あいつらが勝手にやったんだ」という言い逃れの思考も例の企業の社長の言い分と似ていて恐ろしい

無実を主張しながら、一方で死体の解体については法廷で自慢をしたらしい

ここは明確なソースがないからわからないですが、もし本当なら思考が分裂していて非常に怖い。


一家の殺害を行った同じ日に、自分の子供の誕生日パーティーをおこなっている異常ぶり

被害者一家以外に自分の子供を近くのアパートに住まわせており、
死体を解体しながら誕生パーティーを行うという異常な空間が形成されていた。

1997年12月21日。第二の殺人。死体解体中にクリスマスやXの長男誕生日の記念撮影が行われた。

Xの子供2人と世話役のAは優遇されたがGとHは悲惨な境遇に追い込まれることになる。
Fの死から1ヶ月後、Xは「Hは罪になるようなことはしていない」「子供に情けをかけて殺さなかったばかりに、逆に大きくなって復讐されたという話もある」「そうならないためには早めに口封じをしなければならない」と言い、Yは生きていても虐待されるだけと考えたため「そうするしかないですね」と同意した。

主犯の男性は、共犯の女性とその子供も一家の殺人以降に死なせるつもりだったらしい

C一家6人が死亡した直後にXからYに対し「おまえと子供たちがいるから俺は迷惑なんだ。Aと2人なら、俺はBに成り済まして、ちゃんと生きていけるんだ」と言い、Yの子供2人を殺して自殺するという親子3人の心中を命令されていた

しかし、それでもAだけは絶対に殺すつもりがなかったのはなんでだろう……結局Aに逃亡されて事件が発覚するわけだが。



一家殺害の後(1998年6月年)から事件発覚・逮捕(2002年3月)まで実は4年も間隔があいている

これが本当に恐ろしい。Aが逃亡しなければそのままお蔵入りになっていた危険さえあった

また、間違いなくこの4年間の間にほかの犠牲者がいるはずなのだが(常に他人から金を奪い取らなければ成り立たない生活を送っていたため)、明らかになっていないのがまた怖い。

2002年3月6日、少女A(当時17歳)が虐待から逃れて祖父の家に助けを求めてきて虐待事件が発覚した

時間軸を意識して読んでいてびっくりした。
少女は11歳の時に自分の目の前で父親を殺され、それどころか殺害に加担させられた。北九州一家連続殺人もすべて見届けさせられたのだが、そのうえで、さらに4年間耐え続けてきたのだ。

しかもこの時一度逃走に失敗して連れ戻されている。このときにAが殺されていたら、本当に事件は闇のままだったかもしれない。恐ろしすぎる

2月14日、Aの祖父母と伯母を信じ込ませ、Aを強引に連れ戻した。Aは連れ戻される直前に祖父母に「おじさんの話は全部嘘。迎えにきて」と走り書きのメモを渡す。その後、AはXとYから首を絞められたり通電されたり、命令で自分の血で「もう二度と逃げたりしません」の趣旨の血判状を書かされたり、5分以内にAの右足の親指の爪をラジオペンチを使ってA自身に剥がさせるなどの虐待を受けた

逆にいえば、犯人は他の人間はあっさりと殺していったのに、なぜAだけは殺さなかったのかは謎……。サイコパスの思考は理解できない。




追記 やはり北九州一家以降の4年間にも犯罪を続けていた

https://bunshun.jp/articles/-/12003?page=5

2人が逮捕された日、清美さんが監禁されていた篠崎マンションと数々の殺人が実行された三萩野マンションとは別の、泉台マンション(仮名・北九州市小倉北区)で4人の男児が保護された。6歳の双子の男の子は、松永が甘言を囁いて1999年に夫と別れさせた金子友里さん(仮名)の子供だった。彼女は、山口県で水商売の仕事に就き、子供を松永らに預けている。さらに、逃走費用、盗聴防止費用、事務所スタッフの人件費、子供の養育費などの名目で、約3300万円を渡していた。もし2人の犯行がいつまでも発覚しなかったら、友里さんと子供たちの運命はどうなっていたかわからない。

2001年夏ごろから松永と純子は、中年の女性を連れて、北九州市内のカラオケ店に週1回のペースで出没した。
結果的にめぐみさんが2人の毒牙にかかることはなかったが、さらに多くの被害者が生まれる可能性は十分にあった。また、同席した中年女性の素性は判明しなかったが、彼女自身がすでに“獲物”だったかもしれない

殺された北九州一家の被害者は、別の被害者をハメるさいに道具として使われていた

FはXによる度重なる通電と食事制限で度々嘔吐や下痢をしていた。一時的に症状がおさまると大分県中津市にXの愛人に会うために車の送迎をすることになる。

監禁場所のアパート、殺害・解体用の場所などが別々でわかりにくい

別の場所で、Aが世話をさせられていた4人の子供が発見された[60]。2人についてはDNA鑑定でXとYの子供と判明した[60]。残り2人は双子で、別の女性の家庭の不和につけ込んで預かった子供であった。

Aは4人(B・C・G・H)の死亡状況を見ていたが、他3人(D・E・F)の死亡状況は見ていないため殺害方法も不明であることから、捜査は難航した。しかし、長い間黙秘をしていたYが2002年10月23日に自供したことで、改めて事件の概要が判明した。

YとAに育てられていた4人の内、被害女性の子供2人は親元に戻された。XとYの子供2人(当時9歳と6歳)は児童福祉施設から小学校に通うようになったが、当時9歳だったXの長男は今までの人生について「あまり面白いことがなかったから、0歳から人生をやり直したい」と感想を残している

逮捕された後、凶悪殺人犯だとわかっていても直接会う取り込まれそうになるほどに話術がすぐれていた

面会したフリーライターが感じた恐怖 「北九州監禁殺人事件」松永死刑囚の洗脳手法とは? | AbemaTIMES

 「最初に面会した時の、"先生、よく来てくれました。わざわざ遠くから大変だったですね"と笑顔で話す明るさに驚いた。私に対し、最初は"先生、先生"と呼んでいたのが、徐々に"小野さん"に変わり、さらに"一光さん"に変わった。私との距離が縮まったという演出のために、わざとやっていたのだと思う」。
事件関係者を取材、裁判も傍聴していた小野さんは、冤罪の可能性は極めて低いと感じていたという。それでも松永死刑囚に取り込まれてしまうのではないかという恐怖を感じるようになっていった


というあたりを踏まえつつ次の記事で「闇金ウシジマくん 洗脳くん」編を紹介していきたいと思います。続きはこちらからお読みください。
北九州一家連続殺人事件と「闇金ウシジマくん 洗脳くん編」 ネタバレまとめ - 頭の上にミカンをのせる

*1:画像はhttps://www.houdoukyoku.jp/posts/23139/より。家族を支配していく過程が省略されすぎていてこれだけ読んでいると違和感があるのであまりおすすめはしない。実際の家族を支配していく過程については「消された一家」が詳しい。強制的に性行為をさせるなど生々しい描写が多い。私は読んでる途中でリアルに吐いてしまいその後数日間うなされたので読まないほうがいいと思う。