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ジョジョの奇妙な冒険第六部「ストーンオーシャン」 ストーリー&スタンド名まとめ(1/5)

ジョジョについて、細部はともかく第一部~第五部および、第七部については、何も持たなくともストーリーの概要を他人に説明できる程度には記憶に残っています。しかし第六部ストーンオーシャンと第八部ジョジョリオンは、自分の理解が足りないせいか部分的にしか記憶に残っていませんでした。第六部には記憶を失わせるスタンドがいるからね……仕方ないね……。


マジレスすると、第六部がほかの部より理解が難しい理由は3つある、と思う。

まず単純にスタンド能力がピーキーすぎるという問題がある。味方でもエルメェスの「キッス」のスタンドなどはかなり理解が難しい。敵はなおさらなやつが結構いる。さらに言うと、プッチ神父はフリーザ様を超える4段階進化をするため把握が困難である。


次に敵味方入り乱れての「団体戦」が多いことがあげられる。第五部でも複数敵が登場する戦闘は何回か発生するが、逆にその時はこちらがナランチャ一人であったりして混乱を避けるようになっていた。基本的にジョジョの戦闘は一対一が多い。 一方でストーンオーシャンでは戦闘がかなり高度化しており、複数対複数のバトルになる。このせいで把握が難しい。特にしょっぱなの「ジョンガリA&プッチ神父」は、「幻覚攻撃」との組み合わせもあり頭が混乱した人は多いと思う。


最後に敵キャラの個性の問題がある。第六部では極端な話「プッチ神父」が強烈すぎて他のキャラの印象が薄い。彼以外に強烈な動機を持った敵が少ない。 

これだけなら第四部だって吉良吉影以外はそうなのだが、さらにスタンド能力と個性の結びつきがあえて切り離されている点も大きい。 つまり、プッチ神父が刑務所の職員等に、心と別個にスタンド能力のみを付与するケースが多く、今までの「本体の個性と結びついた能力」というものという前提が崩れているため「スタンド能力のみが目立ち本体の個性をあまり強調しない」敵が多い。これは作者による意図的なもので、単に読み進めているときは気にならないのだが、「思い出そう」とするとかなり困難が生じる。第六部だけスタンド使いの名前どころか顔すら浮かんでこない敵が多い。


①元々スタンド能力自体が第三部などと比べて特殊なものが多くて理解が難しいのに
②団体戦が多くてさらに理解のハードルが上がり
③さらに敵自体の個性が弱くて印象に残りにくい。


という要素が組み合わさることによって、第六部だけ難易度が非常に高く感じる人が多いのだと思います。
というわけで、改めて一つずつ丁寧に見ていく必要があるかなと思います。


というわけで、もう一度読み直しつつ、いつでも思い出せるように自分用のメモを作っておきます。
www.tyoshiki.com

ちなみにご存知かと思いますが、第六部の場合敵キャラの元ネタは「ファッションブランドのデザイナー」であり、スタンド名の元ネタはメタル系orロック系のバンドであることがほとんどです。


長いので3つに分けますね。


グリーンドルフィンストリート刑務所の「管理ジェイル」に収監

徐倫の前歴は以下の通り

・もともと父親への反抗意識から暴走族に所属
・14歳の時にバイクの窃盗など二度の前科あり
・恋人?のロメオにはめられてひき逃げの罪で逮捕される。
・弁護士にハメられて15年の収容となる
・父の送ったブローチの力でスタンド能力を発現させる(まだ糸が出せるだけ)

Green Dolphine Street

Green Dolphine Street


敵1 グェス(元ネタはGUESS。スタンドはGooGoo Dolls)

・自分以外の身体を小さくする能力
・能力を使って徐倫を小さくし、脱獄のための情報を集めようとしていた
・グェス戦でスタンド能力を認識、自らのスタンド能力も人型として発動可能に。「ストーン・フリー」と命名。(ジミ・ヘンドリックスの「Stone Free」より)

Best of The Goo Goo Dolls

Best of The Goo Goo Dolls



敵2 ジョンガリ・A(元ネタはジョン・ガリアーノ。スタンドはThe Manhattan Transfer)

・DIOの信奉者で、もともと軍人の狙撃手。
・空条承太郎が面会に来たタイミングを狙って二人とも殺そうとする。
・刑務所内に隠れていた「エンポリオ」が徐倫を助けようとして登場。
・能力は「狙撃衛星」。スタンド自体は敵の攻撃をかわしつつ狙撃の中継点になるだけ。

・一度撃退するも、それは幻覚(ホワイトスネイクの幻覚攻撃)だった!

・後で現実でも同じ能力で登場する。しかしすでに能力がばれているのであっさり撃退。
・最終的にプッチ神父によって射殺され、看守殺しの罪をかぶって自殺したことになる。

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敵3 プッチ神父初登場(元ネタはエミリオ・プッチエンリコ・コベリ。スタンド名はWhitesnake)

・この時のプッチ神父は「幻覚を見せつつ肉体をドロドロに溶かすスタンド能力」を使う。実はこれも他人の能力をDISCでインプットしたものではなくホワイトスネイクの能力であるらしい。ちなみに、マンガでは肉体をドロドロに溶かしているようにしか見えないが、単行本解説では「相手が眠っているうちにその人間の心を溶かしDISCとして取り出す。DISCはさらにスタンドと記憶の二枚にして利用する」と書いてある。溶かすのはスタンドおよびスタンド能力だけ…なのか?

・プッチ神父の罠を乗り越えて脱出しようとするも、ジョンガリAとの挟撃を受けて空条承太郎はプッチ神父にDISCを抜かれてしまう。
・プッチ神父は、空条承太郎が持つ「ある記憶」を手に入れることが目的だったようだ。

Ready an Willin

Ready an Willin

ちなみにWhitesnakeについては詳しいゆっくり解説動画があるよ。


敵4 サンダー・マックィィーン(元ネタは「アレクサンダー・マックィィーン」。スタンド名はHighway to hell)

出番は少ない割に、第六部ではプッチ神父以外で最も記憶に残る敵キャラクターだと思います。

マックィィーン。君こそ、真の邪悪だ。
君には敵意がない。敵意には力が向かってくる。より強い力が敵意を必ずたたきにやってくる。敵意はいつか倒される。実に単純だ。

だが君は違う。君には敵意もなければ悪気もないし、誰にも迷惑なんかかけてないと思っている。自分が被害者だと思っているし、他人に無関心なくせに誰かがいつか自分を助けてくれると望んでいる。

だが、それこそ悪より悪い最悪と呼ばれるものだ。他人を不幸にまきこんで道連れにする真の邪悪だ。

本当に君のことが好きだよ、マックィィーン。

・エルメェスは、ペンダントを拾った時に怪我をしてスタンド能力を発動させる
・けがをしてからスタンド能力を発現させるまで6日間高熱を出して寝込んでいた。
・スタンド能力を身に着けたエルメェスは、彼女にいたずらをした掃除夫マックィィーンを軽い気持ちで懲らしめようとするが、彼にはすでに神父がDISCを挿入してスタンド能力を付与していた。
・エルメェスがエンポリオと接触し、屋敷幽霊の空間を知る。 エンポリオは「幽霊になった道具をつかうことができる能力」を持っている

HIGHWAY TO HELL

HIGHWAY TO HELL

ちなみにこの「自殺したがり」のサンダー・マックィィーンの元ネタはイギリスのファッションデザイナーであるアレクサンダー・マックィィーンは2010年に自殺してしまったそうです……。

www.afpbb.com

敵5 湿地帯のプランクトン(スタンド名は「FooFighters」

・沼地周辺で2名の囚人が行方不明になったので、徐倫とエルメス含めあと3名の合わせて5名で沼地帯の捜索に出る
・狙いは「倉庫」内のトラクターに格納されているホワイトスネイクのDISC
・沼地にてDISCの守護者であるフーファイターと戦闘に。
・フーファイターを仲間にする。囚人の一人「エートロ」の姿で参加。

GREATEST HITS

GREATEST HITS

・ここではじめて「ホワイトスネイク」の本体がプッチ神父であることが、読者にだけわかるようになる。



おまけ ここまでに登場した味方の元ネタ

(1)空条徐倫とストーンフリー
ameblo.jp

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Stone Free

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なぜ徐倫がデザイナーの名前ではないのかがよくわからない……。


(2)エルメェス・コステロとキッス
エルメェスの元ネタは当然エルメス。
www.yochika.com

コステロは「エルヴィス・コステロ」らしいです。

Veronica

Veronica

スタンド名キッスはもちろんアメリカのバンドからです。

デトロイト・ロック・シティ

デトロイト・ロック・シティ