頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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今、すべてのはてなブロガーが読むべきたった一つのはてなブログ →「バズってるけど評判の悪い店を紹介します」

この世で最強のコンテンツは何か?(喧嘩稼業風) 


それはやっぱり……


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人の心じゃよ

人の「怨念」が乗ってるコンテンツこそが一番面白い

note.mu

感情を見た。この感情は良いものだからコレクションしよう。せっかくだから公開でやろう。閲覧性を高めてパブリックでやることは社会にプラスのはずである。
でも味がするお気持ちはだいたい食べた。味が薄いお気持ちはbotに貼らずに記録しているものもある。これからは何を食べて生きていけばいいだろう。
なあ、もっと感情をくれよ

そう、最もおいしいものは情報ではない。人の感情だ。


かの赤木しげるもそういっている。(※ここの「ふぐ刺し」のエピソードはかなり人気が高い)

お前 この世で一番うまいもの何だか知ってるか?
(中略)
もてる全知全能をかけて考える。決断して そして躊躇してそれでもやっぱりこれしかない……てそりゃもうほとんど自分の魂を切るように打つパイがあるんだよ
その魂の乗ったパイそういうパイで和了ること…それはまるで人の心を喰らうようだ…この世じゃ人の心が一番うまいんだ……

天?天和通りの快男児 2

天?天和通りの快男児 2


強い感情を持った人たちの系譜(雑)

コンビニ店長の技巧を凝らした料理よりも、青二才の叫びのほうが人気が出るのがブログの面白いところである。

はてなでも最強の感情を持つ種族たちは入れ替わっていった。
最初はテック系の人たちがピルグリム・ファーザーズのようにほとばしる熱い思いをインターネットに託すところから始まった。次第にいわゆる「ウィンプ」とか「はてサ」と呼ばれる人が連立政権を作り上げた。いつしかそれらは「アニオタ・エロゲオタ」にとって代わられた。その間「ジャニオタ」が少数精鋭で圧倒的な感情力を見せつけていたりもした。しかしその時代は長く続かず、次に登場したのは反動としての「フェ〇ニスト・ミサンドリー」全盛期の時代であった。

いろんな人たちがいた。しかし、みんなみんないなくなってしまった。強い感情を持つものは、周りにもその感情を伝播させ争いを引き起こしてしまう。はてなブックマーカーは彼ら彼女らの強い感情の嵐に巻き込まれあっちやこっちへと揺さぶられ、みんな壊れてしまった。強き人々たちは壊れたおもちゃを見て、どこか遠くに行ってしまったのである。(本当はただ結婚したりとか昇進したりとかして忙しくなっただけダゾ)

こうして、強い感情を持つものはみなはてなを去り、はてなには残骸だけが残った。


強い感情の代名詞といえば「何か強大な敵と少数で戦う」というもの。私怨などの個人的な感情であればあるほど良い

たとえばわたしはユーベルブラットっていう作品がすごい好きなんですが、
こういう「私怨」で戦う主人公ってめっちゃ輝いてると思います。

Ubel Blatt?ユーベルブラット? 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)

Ubel Blatt?ユーベルブラット? 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)

後述しますがニンジャスレイヤーとかもすごい好き。ごちゃごちゃいうよりもずっと動機が純粋でわかりやすい。


一方「アンチ」的な活動ですぐ群れちゃうのはクソダサい

これはあくまで個人の美学の問題なのですが。私はアンチテーゼを主張する側が暴徒化してるのを見るのは好きじゃないですね。こういう戦いは主語が「多数」になった瞬間、動機の活動の輪郭がぼやけたものになってしまう。なので、どんなに主張が正しくても「けもフレ2」騒動で騒いでる人たちとか好きじゃないですね。あの「仲間」受けを狙って敵を貶めるコンテンツを作ってはしゃぐ、という感覚全く共感できないし普通に見てて気持ち悪いです。

同様に、ちょっと前にイケハヤ界隈に対してアンチ活動をしてる人たちが盛り上がっていて、最初は私もウォッチしていたのですがこれはもう完全にダメになったぽいですね。序盤こそ結構面白かったものの、途中から群れ出してジメジメとした粘着ぶりでいじめを楽しむようになってきてしまったのでちょっと辟易としてしまいました。アンチ活動が悪いっていうんじゃなくて、そういう活動をしてるアンチ同士で和気あいあいと交流したり仲間内で肯定しあってんじゃねえよと。完全に君たちも別の「界隈」になっちゃってんじゃねえかよクッソ気持ち悪いなってオチになってしまいました。いまでは完全にイケハヤの敵対ポジションに収まった「〇きママ」という別のアフィリエイターのエサに成り下がっちゃってる感じであり、当たり前だけどなんだかんだいってアフィリエイターってただのアンチよりはるかにうわてなんだなって思うだけの残念な結果になってますね。

こういう風に運動を私物化・結社化したらダメなんだよね。もともとは正しい運動だったのに選民意識が強くなってカルト化してしまうともう一般人からしたら「どちらも近寄りがたい」になってしまう。このあたりは失敗事例として共有されるべき事案だと思います。

www.tyoshiki.com





というわけで、私が求めている「強い感情」というのは、もっとわかりやすく
「私怨で」かつ「個人として」強大な権力と戦いつづけるヒーローなのです。



そういう人はいないのでしょうか


twitterで瞬く間に3万フォロワーを達成した「まず飯」さんという超新星

というわけで、今皆さんが読むべきはこのブログです。
mazuimeshi1.hatenablog.com

twitter.com

彼はグルメ業界の箕輪厚介こと「りょうくんグルメ」や、グルメ業界のキンコン西野こと「無二飯」さんといったグルメ界隈でやたらと声がでかいけどまずい店を平気で紹介するインフルエンサーたちと戦うヒーローです。ヒーローといっても、キレイごととか言いません。むしろ「この人たちに親でも殺されたのか」と言わんばかりに私怨むき出しで戦ってるのがすごく面白いです。


コンセプトが最高にクール

行動動機は完全に「私怨」という単純明快なものでありながら、彼の行動がもたらすものは「誰もが安心して飯を食える街づくり」なわけです。

このわかりやすさ、応援のしやすさといったらないよね。

彼は決して群れずに個を保っているし、そのうえで目的に合致するものには分け隔てなく接する。

そして、勝負は常に直球勝負。一つの店単位でお話が独立している。

興味がある人は、どこからでも好きなところからよみはじめることが可能です。


正直、リアルの世界で「ニンジャスレイヤー」を見ている気持ち

敵もあいまいな組織とかじゃなく、わかりやすくキャラが立っています。決め台詞まである。

TLはカラフルな食材で彩られ、しかしてその実態は……というギャップもある。

エンタメでもここまで作りこまれたきれいな対立構図はないぞマジで。

なんでこんな面白い構図を作れるんだ。天才としか思えない。

まとめ  はてなのみんなも「まず飯」さんをすこれ!

敵もあっぱれだし、それを利用して面白いエンタメを作り上げ、社会的な意義まで持たせてしまうまず飯さんのプロデュース力たるや半端ない。

こんな面白いコンテンツが可能だとは思っていなかった。この構図のままどこまで突っ走っていくのか、ジッサイすごく楽しみ。