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「100日後に死ぬワニ」のゲーム化と聞いて思い出した作品「勇者死す。」


ワニ関係ではいつも残念なコメントばっかりのはてブですが、この記事ではあえて「ワニ」をゲーム化するならどんなアイデアがあるかって話になってるのがちょっといい感じ。

yujilabo 100日後の運命を回避するため、何度も100日間を繰り返し少しずつヒントを得ながら、最終的にはワニくんの死によって莫大な利益を得ようと目論む巨大な組織の陰謀に気付く...というシナリオだったらちょっとやってみたい

面白い……というかSMAP騒動の時に木村拓哉主役で同じようなゲームのアイデア出してた人いたよねw


あるいはADVゲーム好きな人はいろんな作品を思い出すんじゃないでしょうか。
シュタゲを思い出す人は多いみたいですね。

U2400 ネズミを主人公にしたシュタゲならやりたい

プリズマティカリゼーション

プリズマティカリゼーション

  • 発売日: 1999/10/28
  • メディア: Video Game

他にも3daysだのまどマギだのひぐらしだのDesireだのいろんなものを思い出してみたり、逆に「もしも明日が晴れならば」あたりを思い出す人もいるかもしれません。

www.tyoshiki.com


ループに頼らずとも究極的には「ピギー・スニードを救う話」的な欲求は皆さん強いような気がします。



でも、この話はワニが死ぬことが絶対的に重要だと思います。であれば、「勇者死す。」みたいなゲームはどうでしょうか?



ワニが死ぬことは絶対固定することが大事。ならば「勇者死す。」のようなゲームにできないだろうか?

「勇者死す。」って言われても初耳だという人もいると思います。



だいたいこんなゲームです。

勇者はなんとか魔王を討ち果たしたのはいいが、代償に命を落としてしまう。しかしその勇気に免じて神様が5日間だけ復活を許した。この5日間にどのようなストーリーをたどるか、というのがこのゲームとなる。

土曜の朝6時になると、どこにいても主人公は死んでしまう。王国は5日間闇に閉ざされた後、勇者の死を悼んで国葬が行なわれる。この時に、これまでの5日間で関わりのあったキャラクターが登場して弔辞を述べることになる。弔辞は関わりの深さや内容によって異なるほか、式に参列した人数、涙した人数も変わってくる。そして葬儀の後には、本作の追加要素である、国葬が終わった後のロビリア国の運命が述べられる。

要するに、死ぬのは固定しているとして、生きてる最後の時間をどのように過ごすかをプレイヤーがいろいろと試行錯誤できるということです。

時間が限られているのですべてをコンプリートするようなプレイはできませんがいろんな可能性が試せるように、世界がきっちり作りこまれており、友やヒロインとの出会いもあるという感じです。


「タクティクスオウガ」のデニムくんを思い出す人がいるかもしれませんがまさにそんな感じです。ただし死ぬタイミングが固定されており、他にもいろんな制約があるのが特徴ですね。

勇者死す。 - PSVita

勇者死す。 - PSVita

  • 発売日: 2016/02/25
  • メディア: Video Game

「勇者死す。」について

もともとは携帯コンテンツでそこからPSVitaのゲームになり、さらに2020年2月26日に「勇者死す。again」が発売されました。

原案・ゲームデザイン・シナリオを桝田氏が担当し、音楽は「聖剣伝説」シリーズや「サガ」シリーズを手がけた伊藤賢治氏が制作。キャラクターデザインはPS Vita版と同じくクロサワテツ氏の手によるもの

ec.nintendo.com

普通に面白いゲームだったのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

ワニに勇者と同じことやれとは思わないけど

ワニくはまんが本編ではもちろん死ぬことなんか知らなかったから陽気に日常を送って唐突に死ぬわけですが、だからこそ、勇者でも何でもない普通のやつが送った何気ない日常が振り返って愛しく思えるというところがポイントでしょう。


なので、勇者でもなんでもないワニを同じように復活させて、お前あと5日で死ぬけどいろんな可能性試せと言われても「シゴフミ」や「イキガミ」、もっといえば「ブラックジャック」のエピソードにあった「一度復活させた後また殺される死刑囚」みたいなことにしかならないと思います。


ただ、今現状ありとあらゆる商業展開が行われているのはまさにこの「一度復活させられてまた殺されるワニ」という感じです。どうしてもワニくんをゲーム化するのであれば、こういうあり得た可能性をプレイヤーがかわりに体験できるようなゲームにするというのは一つの選択肢じゃないかと思います。


おまけ

神山健治の映画は撮ったことがない~映画を撮る方法・試論 (STUDIO VOICE BOOKS)

神山健治の映画は撮ったことがない~映画を撮る方法・試論 (STUDIO VOICE BOOKS)

  • 作者:神山健治
  • 発売日: 2009/03/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)