なんか物凄い勢いで1月2月の記憶を改竄、というか後から形成してる人がたくさんいるな。「自分は一貫性を持って正しく判断していた。しかしそれとは裏腹に…」みたいなストーリーが欲しいのはわかるけど、ここまであからさまなもんかね。こういうのちょっと興味深いね。心理学では名前付いてる?
— いけさん ィェィㇴ太郎 (@is_ikesan) April 15, 2020
これについて「正常性バイアス」などは知られていますが、今回の場合は「記憶そのものが変わっている」人が多く、それについてはこのような用語があるようです(専門用語ではないかもしれません)
ついてますhttps://t.co/VnuKCv44gi
— You − me(社会的距離を開けました) (@anatawatashihtn) April 16, 2020
>このように、後から与えられた情報による記憶の変化は事後情報効果と呼ばれ、記憶は後から与えられた情報とつじつまが合うように変化することを示しています。そして多くの場合、記憶の変化は意識せず生じます。
この段階で、24人の参加者のうち、7人が経験していない偽物の出来事を覚えていると回答しました。その後、一週間から二週間の間隔をあけ、二度、4つの出来事の詳細とどのくらい覚えているかをインタビューしました。そうすると、偽物の記憶は思い出す回数が増えるほど、記憶の鮮明度の指標が向上したのです。
この研究は、人が経験していない出来事を記憶していることがあり、かつその経験していない記憶を思い出す回数が多いほど虚偽記憶が鮮明になることを意味しています
diveintomyself.funfairfanfare.com
同様に、こちらも理解しておいた方が良いと思います。
認知的にいっぱいいっぱいの時に判断しようとすると簡単に詐欺に引っ掛かります
これが「認知的作業と誘惑が同時に直面した場合、誘惑に負ける可能性が高い」という心理的作用を利用した犯罪という点において、これを仕掛けている輩は相当頭がキレるということの裏付けだと思います。
— ケイ@外出を自粛して雑学をインプット中 (@mikaitabi) April 17, 2020
認知的に忙しい状態では、利己的な選択をしやすいと行動ファイナンス理論のダニエル・カーネマン
カロリーの高そうなチョコケーキ、もう一方はフルーツサラダである。この実験から、頭が数字でいっぱいの時は誘惑の大きいチョコケーキを選ぶ確率が高いことが確認された。システム2が忙殺されているときには、システム1が行動に大きな影響力を持つようになる。そしてシステム2は甘党なのである。」
— ケイ@外出を自粛して雑学をインプット中 (@mikaitabi) April 17, 2020
株で損をしている時、コロナ禍で不安に襲われている時、緊急で対応しなければいけないことがあるときなどなどあるあるですよね。

ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者:ダニエル・カーネマン
- 発売日: 2014/06/20
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ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者:ダニエル・カーネマン
- 発売日: 2014/06/20
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- 作者:ダニエル カーネマン
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- 作者:ルイス,マイケル
- 発売日: 2017/07/14
- メディア: 単行本
コロナ関係について毎日のようにtwitter見てる人はもう確実に今認知的にいっぱいいっぱいになっているはずです。
専門的な訓練を受けてない人が、いきなりたくさんの情報に襲われて判断を迫られたら確実に判断に失敗するリスクが高まります。
もっとひどいのは、いっぱいいっぱい過ぎて判断を放棄して、自分を安心させてくれる情報や、他者を攻撃する情報に釣られることです。
ネットもテレビも人間のバグを利用して人を思い通りに煽動しようとしている人たちが多すぎるので、自分で考える余裕ができるまではそういう情報に接しないのが一番
もうすでに似たようなことは記事に書いたので繰り返しになってしまいますが。
情報に接しすぎない方がいいです。
処理しきれない以上の情報は害にしかなりません。
DDRでレベル10しかクリアできない人間がレベル18の譜面見てもしょうがないのと一緒です。
そもそも理解できません。処理が追い付かないです。無駄な上に無理やり挑戦したら大変なことになります。
今のような状況で「情報に無防備に接することの怖さ」を今一度ちゃんと自覚したほうがいい
普段それほど警戒せずに情報に接していられるのは害が少ない選別された状態だからです。
普段であれば、「政治分野」以外の分野はだいたい自分の手元に届く前にある程度はきちんとチェックが入っています。
そして、明らかに間違っている情報などは捨てられます。
いびつな形の野菜や、虫食いや毒が入ってるものががスーパーに並ばないのと似たような話です。
でも、今は違います。有毒な情報が普通に出回っています。
きちんとした基礎知識がない人間、耐性がない人間、普段から自分の考えを整理してメモしておく習慣がない人間には非常に危険です。
残念ながら私もそちら側の人間です。基礎知識が不足しており、デマ耐性もそれほど高いわけではありません。
だから私は普段はネットジャンキーですが、最近はニュースもはてブもほとんど見てません。
私はそんなに自分を信用してないので今はめちゃくちゃ積極的に情報探しに行かないし、気になる情報があっても断言的な態度はとらないようにしてます。
コロナに関して気になることがあるとしたら、とにかく仕事や生活や身近な人たちに関してです。それ以外のことはリアルタイムで追いかけないようにしてます。
もっぱらコロナと全く関係なく意識的に結構カロリーが高いゲームをやってますし、意識的にコロナ以外のことを気にするようにしてます。
というか我ながらここ最近本当にゲームしかしてなくてワロタ。
とにかくみんな焦らないで。そして今の考えは何らかの形でメモをしておいて
速報性を売りにしてる人間はバズ目当てのウソつきばっかりだとおもって、あえてゆっくり情報を摂取するようにして。
もし何か思うことがあるなら、twitterでぶちまけるんじゃなくて、一度ちゃんと自分の考えをメモを書いておいて。
そうしたら、情報によって自分の判断が変わっていってるのがわかるから。
自分の考えがどれほどあやふやなものかわかるから。
今自分が思ってることが正しいなんていう考えがすぐにわかるから。
結局、今って何が正しいのかは刻々と変わっていって特定のポジションに固執することが一番危険だと思います。
その都度「控えめに」自分で考え、それをメモしつつ、その上で状況に応じていつでも変えられるようにしておいた方がいいです。
今いちばんやべえのは、今の自分の考えが正しいと思ってる人です
何が正しいかはわかりませんが、何がやばいかだけはわかってます。
断言口調でこれが正しいとかあいつは間違ってるとか言ってる自信満々の態度の人間が一番危険です。
そいつらは間違ってても絶対に責任を取りません。なんでも他人のせいです。
とんでもないアホか煽動家かのどっちかです。絶対に近づいてはいけません。
この状況でそういう考えの人からは絶対に距離を取りましょう。
とにかく、今はコロナという病気と、それからデマやカルトや詐欺から身を守ることが大事です。
物理的に引きこもるだけじゃなくて、ネットからも危ないところからは引きこもっておきましょう。
じゃけんせっかくすごいセールやってるしエロゲー買ってやりましょうねー(違)