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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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短期的にテスラの株価を押し上げる上げ要素はほぼ出尽くした。ここからのテスラの株価はどこに落ち着くのだろうか?

年明け以降になるとは思いますが、そろそろテスラ絡みで2016年のマザーズにおけるそーせい相場と同じようなことが起きてくれないかなーってちょっと期待し始めています。



ちゃんと決算を見てる人は良く理解してると思いますが、テスラの利益の大半は排出枠販売であり、利益の7割は排出枠。

そして、車の販売の利益は補助金縮小によって大幅に低下する見込みです。というか拡大したとしても利益率は削られていきます。

さらにいうと、EVのインフラが整ってきたら確実に中国市場からは締め出しを食らい始めると思います。

すでに中国ではすでにテスラが利益を出せる価格帯を少しずつ狭めてきていますし国産メーカーのシェアを高めつつあります。この辺りはスマホと同じ現象が起きてきていますね。

そもそも論として、これからテスラが今の事業を拡大していくためには現在では存在しない「画期的な電池技術」が必要になります。

今のEVに関するいろいろな話は、「存在しない電池の開発がまにあうこと」を前提とした結構危険なお話になっています。

コロナワクチンですらあれだけの短期間で開発できちゃったみたいだし、これだけ資金が集中しまくったら本当にできちゃいそうな気もしますけどね。






まぁこのあたりの不確定要素なんかは投資やってる人はみんな分かっていて、だからこそカラ売りがたまりまくっていて、それを担ぎ上げる形でここまで来たわけですけどね。

その担ぎ上げのゴールであるSP500参入イベントが終わりました。


このSP500参入による強制的なお買い上げが、確信犯的に買い上げてきたファンドたちのゴールだったのだと思います。この「出来高」が超重要で、ここから高値を更新していきたければ、いったん調整した後はこの出来高を超える形で新しい商いが起きる必要があります。



正直ここから短期的な押し目を狙って買いに行く人は紐がいつ切れてもおかしくない状態のバンジージャンプやってるようなもので超怖いですね……。

凄腕の人はテスラ本体には見切りをつけて、テスラが買収を検討する企業当てゲームに移行してますね。





EVとガソリン車の「エネルギー効率」や「環境負荷」に関する議論

環境に関しては

・EV
・PHEV
・FCV

の3つがあり、PHEVにおいてはトヨタが圧倒的に強いです。


現状ではEVは「排気ガス」を出さないという一点を持って、温暖化対策などの環境大好きーな人たちが無邪気に応援してますが、
牛肉問題と同じで「トータルで見た時に環境に与える負荷」についてEVがガソリン車より素晴らしいかどうかは特に結論が出ていません。












こういう議論は面白いですね。

そういえば最近、トラウデンなんとかさんからみで環境の議論ありましたけど、あれすっごいばかばかしい茶番でしたね。
店員に「環境に配慮した商品か」を聞く暇があったら自動車の環境負荷について勉強した方がよっぽどいいと思うんですよね。

トラウデンさんが批判受けるべきところがあったとするなら、店員の負担が云々じゃなくてもっと射程の広い問題について論じられる立場にある上流階級の人がしょうもないところで自己満足的な活動にとどまっていたところだと思うんですよ。で、そういう活動を個人レベルでやってるだけなら何の問題もなかったんだけれど政治的議論をする場であれはなんだったんだろうと。「イメージ戦略」として利用されてるだけじゃんって思いました。それこそ、反阿部とか反菅さんやってる人こそが怒るべきだったと思うんですがなぜかその手の人たちはトラウデンさんを支持してて、この人たちはなんてチョロくて頭が悪いんだろうって思っちゃいましたね……。



まぁ、いろいろ議論をしたところで、結局は中国の補助金政策と、欧州の環境規制議論がすべてなんだよね……。

www.jetro.go.jp

これまで、新エネルギー車補助金の対象は電気自動車、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)の3種類だったが、通知ではFCVが補助金の対象から外れることになった。


36kr.jp

中国政府が4月23日に公表した新政策によると、今年7月以降、新車販売価格30万元(約450万円)以内の新エネルギー車(NEV)のみに補助金を給付するとしている。

jp.wsj.com

この利益は環境規制に伴うライバル社への排出枠販売で大きく押し上げられている。テスラは過去4四半期に、排出枠販売で13億ドルを稼いでおり、しかも利益率は100%だ。これに対し、同期間における純利益の合計は5億5600万ドルにすぎない。従来の大手メーカーが電気自動車(EV)の投入を本格化するのに伴い、数年後には排出枠販売による利益は期待できなくなる


こういうのを見ても、過大評価されすぎのテスラ社は、株価を維持したければ今の膨らみ切った時価総額を利用してどんどんM&Aを仕掛けていって実態のない株価を実態価値に変えていく作業が必要になるんじゃないかなと。

ただ、とにかく一回株価上がってしまえば、その株価を使ってどんな企業でも買収できちゃいますからね……。

もはや実態はどうあれ、その気になればテスラは自社で敵対勢力を買収でつぶしてしまえるようになったわけだし、資本主義市場がすでにEVの勝利を決定づけてしまった感があります。