年明け以降になるとは思いますが、そろそろテスラ絡みで2016年のマザーズにおけるそーせい相場と同じようなことが起きてくれないかなーってちょっと期待し始めています。
ちゃんと決算を見てる人は良く理解してると思いますが、テスラの利益の大半は排出枠販売であり、利益の7割は排出枠。
そして、車の販売の利益は補助金縮小によって大幅に低下する見込みです。というか拡大したとしても利益率は削られていきます。
さらにいうと、EVのインフラが整ってきたら確実に中国市場からは締め出しを食らい始めると思います。
すでに中国ではすでにテスラが利益を出せる価格帯を少しずつ狭めてきていますし国産メーカーのシェアを高めつつあります。この辺りはスマホと同じ現象が起きてきていますね。
そもそも論として、これからテスラが今の事業を拡大していくためには現在では存在しない「画期的な電池技術」が必要になります。
今のEVに関するいろいろな話は、「存在しない電池の開発がまにあうこと」を前提とした結構危険なお話になっています。
コロナワクチンですらあれだけの短期間で開発できちゃったみたいだし、これだけ資金が集中しまくったら本当にできちゃいそうな気もしますけどね。
まぁこのあたりの不確定要素なんかは投資やってる人はみんな分かっていて、だからこそカラ売りがたまりまくっていて、それを担ぎ上げる形でここまで来たわけですけどね。
その担ぎ上げのゴールであるSP500参入イベントが終わりました。
◆TESLA 空前の売買高に
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) December 18, 2020
・12/18の売買高は1400億㌦強(14.5兆円)
・週明けのS&P500算入を控え、ファンドの需要と利益確定売りが交錯
・取引終了間際だけで500億㌦程度の売買
・1銘柄の組み入れでは前例ないフロー
・株価は最高値、1年で8倍強
・週明け乱高下の警戒も
▽日経https://t.co/kk8ND09oaf pic.twitter.com/xtxsyse0vE
このSP500参入による強制的なお買い上げが、確信犯的に買い上げてきたファンドたちのゴールだったのだと思います。この「出来高」が超重要で、ここから高値を更新していきたければ、いったん調整した後はこの出来高を超える形で新しい商いが起きる必要があります。
正直ここから短期的な押し目を狙って買いに行く人は紐がいつ切れてもおかしくない状態のバンジージャンプやってるようなもので超怖いですね……。
凄腕の人はテスラ本体には見切りをつけて、テスラが買収を検討する企業当てゲームに移行してますね。
EVとガソリン車の「エネルギー効率」や「環境負荷」に関する議論
環境に関しては
・EV
・PHEV
・FCV
の3つがあり、PHEVにおいてはトヨタが圧倒的に強いです。
現状ではEVは「排気ガス」を出さないという一点を持って、温暖化対策などの環境大好きーな人たちが無邪気に応援してますが、
牛肉問題と同じで「トータルで見た時に環境に与える負荷」についてEVがガソリン車より素晴らしいかどうかは特に結論が出ていません。
なんで世界がEVに舵を切るかわかりますか?環境にいいから、効率がいいからじゃないですよ。だって火力発電➡︎EV充電よりガソリン車の方が効率いいですから。では、なぜEV進めるか?それはガソリン車で天下を取ってる日独米が気に入らなくてゲームチェンジしたい人がいっぱいいるからですよ。
— 秋の味覚🍄ますたけ🍄 (@master_k1805) December 19, 2020
マジでそう思いますね。HVでいいじゃんと。寒冷地では使えないだろうし、出先で充電も今はまともにできないし。それより先に自動運転かと思います。あとまともな再生エネルギー開発。
— 秋の味覚🍄ますたけ🍄 (@master_k1805) December 20, 2020
日本のような火力発電ではまだまだ効率悪いですよ。 pic.twitter.com/3811Gpkq7E
— 秋の味覚🍄ますたけ🍄 (@master_k1805) December 19, 2020
車の話なのになぜ電車になるかわかりませんが。自然エネルギー発電はいまのところ使い物になりません。高効率火力発電の場合、60%程度の効率が出せますが、バカ高いコストででかい容量用にしか使えないでしょう。なお高効率化はガソリンでも進んでます。現時点で技術として普及してHVなら遥かに高効率 pic.twitter.com/6wTtj3IdFI
— 秋の味覚🍄ますたけ🍄 (@master_k1805) December 19, 2020
電車は架線からの直接給電なんだから
— クリーパーさん@シェアエコデリバリーuber chompy menu 配達員 (@ocLS2kZE1oewWAx) December 20, 2020
充電式のEVと比べんのは大間違いでしょ。
ガソリン車で例えたら
10Lガソリン入れたら
9Lしか給油出来ず
しかも使えば使うほどタンクの容量が
劣化して減っていく
これがEVの現実ですよ。
こんなのが効率いいとはとても思わないね。
電動機と内燃機関の違いの話なんてしてねぇ。
— クリーパーさん@シェアエコデリバリーuber chompy menu 配達員 (@ocLS2kZE1oewWAx) December 21, 2020
俺が言ってんのは充電池の非効率さだ。
ここが余程のブレイクスルーでもしない限りどれだけ電動機が効率良くても
総合的なエネルギーロスの増加は免れない。
都内の電車が充電池を用いず、手間暇かかる架線設備を
今でも使ってるのが何よりの証左だろ
ありがとうございます。これ読んだことあります。前提が日本なので、まずそれは誤りを生むだとおもいます。日本よりはるかに発電効率が悪い国だらけだし、送電ロスも日本でなければ5%では済まないと推定します。また、エアコン使う前提だとさらにEVの効果が目減りし、バッテリーの劣化も含めると? pic.twitter.com/9AXMeP274U
— 秋の味覚🍄ますたけ🍄 (@master_k1805) December 20, 2020
安川さん
— 秋の味覚🍄ますたけ🍄 (@master_k1805) December 21, 2020
リプありがとうございます。世界の発電方法では火力発電が主流で、ご指摘のガスより石炭の方が多いと認識しております。再エネ率が高いのは欧州と思います。米国はまだまだ火力ですよね。産油国だから当然な気もしますが。EU加盟国の人口は5億人なので、世界の一部分かと思います。 pic.twitter.com/cbqqzgZIkR
欧州だけじゃないですよ。米国でも、中国でも、https://t.co/eds15bOk0w
— evsmart (@evsmartnet) December 21, 2020
LCAで見た場合、電気自動車のほうがガソリン車より排出が少なく、今後再エネが電池製造や充電時に増加すれば、その差は開くばかりです。それ以外の小さい市場が問題だ、という認識は一致しています。 ^安川
バッテリーについても気になるところで、現状のものは寿命や寒冷地で十分とは言えない気がします。いずれも今後はわかりませんが。 pic.twitter.com/xsBK5iBBzG
— 秋の味覚🍄ますたけ🍄 (@master_k1805) December 21, 2020
バッテリーについて:https://t.co/OdqHidLSRk
— evsmart (@evsmartnet) December 21, 2020
25万キロ持つメーカーが出てきています。リーフも最新型は15万キロ以上「セグ欠け」していません。https://t.co/XAv20mDi1c
北海道と同様の気候のノルウェーでは、電気自動車の新車販売比率が60%を超えています。問題ないですよ。 ^安川
電池の分車重が増えればタイヤや道の消耗が増える点(トラック、バスでは積載容量が減る点も)、
— MSKD (@mskd_xd) December 21, 2020
電池材料用鉱山の公害、https://t.co/wc2lIv7Cw9
充電器整備や、送電線、送電用変圧器の容量UPのために銅が足りるのかも考えないといけないですねhttps://t.co/xBYE6xJtFl
だからどこの国でも簡単に作れる
— ぽんたちゃん#働いたら負け (@pontacyan7777) December 21, 2020
電気自動車に大事なのは
デザインのみ
確かに既存のメーカーは、既存の設備や従業員がいるため厳しいかもしれませんが、新しく出てきた企業を買収すれば勝てると思います(^o^)?
— ソルキャ、アニメ化(未定) (@omowa9) December 20, 2020
中国にはこの手法は通じませんが…
こういう議論は面白いですね。
そういえば最近、トラウデンなんとかさんからみで環境の議論ありましたけど、あれすっごいばかばかしい茶番でしたね。
店員に「環境に配慮した商品か」を聞く暇があったら自動車の環境負荷について勉強した方がよっぽどいいと思うんですよね。
トラウデンさんが批判受けるべきところがあったとするなら、店員の負担が云々じゃなくてもっと射程の広い問題について論じられる立場にある上流階級の人がしょうもないところで自己満足的な活動にとどまっていたところだと思うんですよ。で、そういう活動を個人レベルでやってるだけなら何の問題もなかったんだけれど政治的議論をする場であれはなんだったんだろうと。「イメージ戦略」として利用されてるだけじゃんって思いました。それこそ、反阿部とか反菅さんやってる人こそが怒るべきだったと思うんですがなぜかその手の人たちはトラウデンさんを支持してて、この人たちはなんてチョロくて頭が悪いんだろうって思っちゃいましたね……。
まぁ、いろいろ議論をしたところで、結局は中国の補助金政策と、欧州の環境規制議論がすべてなんだよね……。
これまで、新エネルギー車補助金の対象は電気自動車、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)の3種類だったが、通知ではFCVが補助金の対象から外れることになった。
中国政府が4月23日に公表した新政策によると、今年7月以降、新車販売価格30万元(約450万円)以内の新エネルギー車(NEV)のみに補助金を給付するとしている。
この利益は環境規制に伴うライバル社への排出枠販売で大きく押し上げられている。テスラは過去4四半期に、排出枠販売で13億ドルを稼いでおり、しかも利益率は100%だ。これに対し、同期間における純利益の合計は5億5600万ドルにすぎない。従来の大手メーカーが電気自動車(EV)の投入を本格化するのに伴い、数年後には排出枠販売による利益は期待できなくなる
こういうのを見ても、過大評価されすぎのテスラ社は、株価を維持したければ今の膨らみ切った時価総額を利用してどんどんM&Aを仕掛けていって実態のない株価を実態価値に変えていく作業が必要になるんじゃないかなと。
ただ、とにかく一回株価上がってしまえば、その株価を使ってどんな企業でも買収できちゃいますからね……。
もはや実態はどうあれ、その気になればテスラは自社で敵対勢力を買収でつぶしてしまえるようになったわけだし、資本主義市場がすでにEVの勝利を決定づけてしまった感があります。