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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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箱系VTuberが苦手な私が「壱百満天原サロメ」は一発でハマった理由を考えてみるだけの記事

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①ほぼ24時スタートで、1時間前後で終わるよう調節されているのも大きな特徴

②口がいいのか悪いのかわからない「きったねえですわー!」「くっせぇですわ!」など言語センスが抜群によい

③「オタクスラングを言う縦巻きロールお嬢様(風)」と、アニメキャラ的な強度が高い。だから人に、ものすごく紹介しやすい。独特な発言だらけなので、切り抜き動画も作りやすい。

読みました。さすがたまごまごさん。短期間でここまで情報を横断してまとめられるのすごすぎ。


なので特に付け足すことはないんですが、せっかくなので「私は」なんでこのキャラ好きになったんだろうみたいなことをちょっとメモしておく。私の話なので、ほかの人から見て「違うそうじゃない」とか言われても知りません。


多くの人がそうであるように私はVTuber自体は好きだけど「箱系の」VTuberが基本的には苦手というタイプです。

私はVTuberだと餅月ひまりさんが好きだし、あと因幡はねるさんがいろんな有名マンガ家をゲストに招いてイベントをやる回とかは好き。ほかにも最近まで「ふにんがす」にはまってたことから、人がキャラのガワをかぶってしゃべるというのはむしろ大好物といってもよい。 あと「ハルヒスキー」さんの動画はしょっちゅう見てます。

note.com



私がVTuber、特に箱系VTuberが苦手な二つの理由

①やたらとハイコンテキスト&高カロリーすぎるから
・例えば私が箱押しのVTuberを応援したいと思っても、1キャラで完結してないことが多い。1キャラだけでなく「同期がどう」とか先輩がどうとかそういうところがめんどくさい。

・さらに言うと、とにかく再生時間が無駄に長い。他の人に聞いたら「BGM代わりに見てる」「時間時を共にしてることが大事で中身は気が向いたら見るくらいでいい」みたいな話を聞くが、私はそういう「ながら作業」が苦手なので、4時間配信とかでもちゃんと見てしまう。そういう形式の動画はほんと無理ゲー。


好きな人からしたら無限に楽しめる量のコンテンツを提供してくれてありがとうということになると思うけど、そこまでハマり切れない私にとってはちょっと敷居が高すぎる。



②「そのVTuber自体を好きにならないと楽しめない前提のコンテンツ」というのがそもそも入りにくい。

これはあくまで私の話だが、今のところ、私がVTuberに期待してるのは「VTuberのフィルターや味付けを通して提供されるコンテンツ」であって「VTuber」それ自身は私にとってメインディッシュではない。「面白いコンテンツを提供してくれるから好きになる」のであって、「好きになるから(それほど面白くないコンテンツも)面白くなる」みたいな感情の錬金術を要求されてもうまく対応できない。

それこそが「推し」の文化なのだといわれるとすごく困ってしまう

いつぞやホロライブの新規メンバーがやってるマインクラフトの動画を見に行ったが、たまたまかもしれないがまったく自分とあわなくてこれっぽっちも楽しめなかった。 コメント欄を見ると、ほかの人はとにかくかわいい女の子がゲームそっちのけで雑談してるのが楽しかったらしいけど私はそういうのはnot for meだと思ったからそっ閉じした。

私が「つきのみと」や「餅月ひまり」が好きなのはあんまり本人を過剰に推してこないからかもしれない。「つきのみと」は本人のキャラがそもそも面白いと思うが、そういう人に限ってずっとは個人を推してこないのがほんとにすごいと思う。


まぁそうはいっても、スパチャ収益が重要になると「ガチ恋勢」を何人増やすかが大事になってきて私みたいな人間はそもそも門前払い、みたいな雰囲気のコンテンツになってしまうのかもしれないけど。ただ、そういのが行きついた先が「濡羽るしあ」事件だったような気がするので、なんかこの先は袋小路のような気もしてる。
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当たりが私の感覚かな。んで、ここからサロメさんの話。

壱百満天原サロメは、「私の中では」にじさんじ公認の最強個人系YouTuberくらいの感覚で楽しんでます

以上のことを考えると、私が「壱百満天原サロメ」をすんなり受け入れられたのは、まず上の記事でたまごまごさんの語られているように、「やたらと入口の敷居が低い」ことがポイントだと思う。単独デビューということもあってか、特ににじさんじのキャラであることのしがらみを意識する必要がない。にじさんじについて何も知らなくても楽しめる。 


感覚的にはレトルトさんやガッチマンさんなどの有名なゲーム実況YouTuberのほうが近い。そのうえで、クオリティは企業系VTuberならではのハイクオリティというチートぶり。


さらにキャラクター的にもすでに下地があって、「ゲーミングお嬢様」によって「お嬢様言葉での遊び」というのは一度種がまかれていた。この手のキャラの濃さでいってもお嬢様キャラと比較するというかはこういう奇天烈なキャラの扱い方についても「鈴鹿詩子」あたりがすでに下地を作ってくれている感じがする。



というわけで結論としては

①いままで「自分が楽しめてたタイプのVTuber」と「ゲーム実況者」と「ネットミーム」のいろんなものの交差点に
②めちゃくちゃクオリティ高いオンリーワンの個性がはまったわけで

ほかの人はどうか知らんけどそりゃ自分は好きになるわ、と思いました。



マーケティング的にどうとかそういう話はよくわかんないです。たとえこういうキャラがヒットするといっても、こんなキャラ狙って用意できるもんじゃないだろうし、どう考えても先にサロメ嬢の中の人の抜きんでた個性があって、そこから逆算してマーケティング考えたって気がする。