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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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殺し屋の子育てアニメ「Buddy Daddies」が見ててきつすぎる!でも以上なのはアーニャの方なんだよね……

今期ニトロプラスがかかわっているアニメ作品は3つある。

togetter.com
animeanime.jp

前の2作品は今のところどちらもそこそこ楽しめている。
しかし、一番期待してPAWORKS×ニトロプラスのアニメ作品が今のところダントツでキツい。

tower.jp

殺し屋バディの子育て奮闘記!?
狙ったターゲットは逃さない。
そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。
新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。
どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。
食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎などに大慌て。それでも仕事の依頼は断れない。
さらに、女の子は2人が始末した極悪マフィアボスの隠し子だったのだ…!
果たして、仕事と育児の両立は可能なのか?
そして、仮初めの家族に幸せは訪れるのか?

www.nicovideo.jp

2話まで見たのだけれど正直今期アニメでなろう原作作品よりきつい。ダントツで見ててしんどい。


本作では二人組で殺し屋稼業をやってる主人公のもとに4歳の女の子がやってくる(ちなみに昔の恋人が産んだ子らしい)。子供は年相応に手間がかかる。そのため主人公は女の子に足を引っ張られて任務に失敗しそうになり、その都度相棒がギャグみたいなチート能力を発揮して助けてくれるという展開になる。



で、問題なのはこの女の子。とにかく人懐っこくて元気にふるまっている。可愛い・・・のだけれど、ものすごく仕事の邪魔。普通のお仕事漫画だったらそういう手のかかるところもまた可愛いよね!・・・で済むのだけれど主人公は殺し屋である。人の命を奪うというシリアス要素と子供のせいでギャグ展開になる、というのは食い合わせがものすごくすごく悪い。



単純に子供の声がキーキーと高い声で常にはしゃぎまわっているのがうるさいし、なによりもリコリコのちさとくらい余裕があればいいのだが余裕がない状況で足手まといとなる子供を連れてきてしまうのがすごくイラっとする。ギャグ展開になっているが子供をかなり深刻な命の危機にさらしているのに平気なのかと突っ込みたくなる。本質的なところでこどもを守ろうとしてないのにいい親のように見せようとしてるのがものすごく違和感がある。

別に殺し屋でギャグマンガやるのはすべてだめってわけじゃなくて、殺し合いとかリコリコみたいな作品もあるんだけれど、この作品はものすごくみてて気分が悪くなる。



ただ、こういう描き方はたぶんまぁ意図的なんでしょう。ニトロプラスだし。
わざとこういう展開から何かひっくり返そうとしているのは感じる。ニトロプラスだし。
2話までの展開はすごくムカつくからこそ、「何のつもりでこんなクソ展開にしてるのか」が知らないとおさまりがつかない。完全にサンクコストに負けてる。


「スパイファミリー」のアーニャってアホっぽく描かれてるけど「全く手がかからない」どころか「ロイドの目的に自発的に協力」してるんだよな…

アーニャってあまりにも「大人側の人物」にとって(つまり視聴者にとって)都合が良すぎるんだよね。

作者はキャラクターに思い入れがあんまりないといってたインタビューがある。どこまで本心かはわからないけれど、作者が本心からそういっていると思えないこともない。作者がアーニャに強い思い入れがあったら、アーニャがひたすら賢く立ち回ってるのは確かにつらい気がする。(かといってスレッタさんみたいに本領を発揮させてしまうとそれはそれで視聴者が悲鳴を上げることになるのだけれどw)

作者があまりキャラクターに思い入れがないからこそ、アーニャは物語にとても都合がよく、そしてひたすら読者ウケが良い存在として描かれているのだとしたら、多くの作者たちが自分の生み出したキャラクターを愛しすぎるゆえに到達できないことと対比してとても皮肉な話だなあと思う。


まぁそんなわけで、本作品はすでに「スパイファミリー」と比較してあーだこーだ言われてますが、私もその視点から続きを観察してみたいと思います。