上は「理系の人間がネットワークビジネスの勧誘を撃退した」というまとめ。
これに関して過去話をすると、私も新入社員の頃に「ニュースキン」ってやつのネットワークビジネス(連鎖販売)に誘われたことある。
経緯
会社の先輩に誘われて休日にゲーム大会に参加したんだけどそれが「金持ち父さんのキャッシュフローゲーム」だった。
ゲーム自体は結構面白かった記憶がある。
で、ゲームが終わったあと他の参加者とメシ食べてたら、いきなり勧誘の人(先輩の上位ディストリビューターとかいう人)が合流してきて私だけ先輩とその勧誘の人がいる席に連れて行かれた。
そのあと1時間くらいその偉い人からネットワークビジネスの素晴らしさについてしつこく説明され、先輩が「2ヶ月は自分が負担するからまずやってくれ。俺の顔を立ててくれ」って感じでゴリ押ししてきた。
このときは会社で居心地悪くなりたくないから渋々引き受けたのだけれど今から考えたら大失敗。
結局2ヶ月経つまでにさらに2回くらい説明会に連れて行かれた。
最初は金持ち父さんの話だったはずなのに説明会では「ナポレオン・ヒル」メインで「思考は現実化する」みたいな話を延々聞かされた。
その後でお約束の「この洗剤、飲んでも大丈夫なんですよ」って実演を見させられたけどもう白けまくってました。
こういうので興奮する人がターゲットなんだろうな。
で、2ヶ月経ったので解約していいっすか?って言ったら
「このまま契約を継続してくれたら、ナポレオンヒルの50万円くらいするありがたい音声を(違法)コピーしてお前にやる」とか
「今後もキャッシュフローゲームの勉強会はただで参加していいから」みたいな事言われて引き止められた。
この当時、著作権意識ガバガバだったからね……
まぁ結局このままだとあかんなってので
「今だったら会社には何も言いませんけど、これ以上続けるようだったら会社に言いますよ」
って感じで諦めてもらったけど、それ以降全然教育してくれなくなった。
今はこういうことやる人いないと思うけど
すべての会社の就業規則に「同じ社員に対してネットワークビジネスの勧誘を行ったやつは即時クビ」ってルールを追加してほしい。
Audibleはネットワークビジネスの勧誘手段を一つ潰したかもしれないというお話
当時はナポレオン・ヒルとか、アンソニーロビンスの自己啓発音声自体がネットワークビジネスみたいになってたよね……。
ちなみに、ニュースキン勧誘してきた人が使ってたナポレオンヒルのありがたい音声とやらですが
当時は60万とか120万してたそうです。
(こちらが120万円で売ってた頃のHP)
web.archive.org
こういうのって価値がわからないから、60万円って値段をつけておいて価値があるようにみせかけておくことで
それをエサにしてネットワークビジネスの勧誘に活用されていたということは言っておきたい。
今は1万円で全集が聞けるし、そもそもAudibleでタダで聞ける。
(現在はAudibleでただで聞ける)
まぁ今は今で別のエサで釣ってるんだろうけれど、ナポレオンヒルの音声をエサにして勧誘してた人は大変だったろうなと思うとスカッとした。