格差の拡大を文句なしに示した (当時はこれ自体がまだ不明確だった)
それが世界的に並行して起きているのも示した
トップ1%が特にいろいろガメているのを示し、we are 99%を改めて示した
資産の果たす役割が大きいことを指摘、格差の議論に資本を復活させた
それを r>g というきわめて単純な構図に落として見せた
まず20世紀にあれほど効いた累進課税はどんどん弱められている。これをまず強化しよう。
それに伴う実効性あるベーシックインカムも考えよう。
税制の国際的な協調と情報共有を進め、いまの大企業しか得をしない税金引き下げ競争をやめさせよう。
さらに資産課税をもっと強化しよう。いまは固定資産税だけ。それを金融資産にも広げよう。
資産課税逃れを許さないためにタックスヘイブンその他に圧力をかけ、世界共通の帳簿を作り世界一致の所得/資本課税を!
財産を絶対的なものにしてはならない。財産は個人ではなく社会が生み出したもの。だから資本課税を通じて数十年単位で資本がすべて社会に戻るようにする。そのお金で若者にベーシック資本給付を!
下層階級が環境政策や移民受け入れに反対するのは、金持ちがその費用を負担しないので不公平だと思っているから→累進課税や資産課税で金持ちから税金を取るべき
こちら面白かったので、関連するネタをば。
ピケティの本ではあくまで「資産家」と庶民との格差拡大をテーマとしている。
ただ、現実問題として資産家でない人たちの間でも確実に格差は広がりつつある。
東京都民の皆さん
— 株の食べログ (@goukin4545) 2023年9月18日
勤労世帯の平均世帯年収って、どれ位だと思いますか?
答えは、880万です(2021年)
では、年収別に7階層に分けた場合、
第一階層(一番下)と、
第七階層(一番上)は、どの位でしょうか。
第一階層は、195万
— 株の食べログ (@goukin4545) 2023年9月18日
第七階層は、2190万です。
過去14年、第一階層の収入には変化がない一方、第七階層世帯は、30%以上伸びています。
なお、二極化ぐぁぁぁ、みたいな事はテーマではないです。
なぜ、世帯年収が伸びてるのでしょうか??
給料が増えた?? pic.twitter.com/89GrtJfuTK
給料も増えてるかもですが、一番の要因は単に、世帯の中で働く人が増えた。
— 株の食べログ (@goukin4545) 2023年9月18日
ですね。
共働き世帯の増加で、世帯年収が増加。
では次に、世帯年収とマンション価格の関係について pic.twitter.com/qlS2oMrkWk
マンション価格は右肩上がりですが、世帯年収も上がっているので、
— 株の食べログ (@goukin4545) 2023年9月18日
年収倍率(マンション価格÷世帯年収)は、実はそんなに上がってませんね。
夫婦の稼ぎの5-6年分なら買えるよね。うふ。あん。そこはダメ。って感じですかね。
さて、とはいえ世帯年収倍率が5→6倍に変化してます。なぜでしょう? pic.twitter.com/0FfTn3gD2B
金利ですね。
— 株の食べログ (@goukin4545) 2023年9月18日
金利が下がっていたので、年収倍率を上げても、総支払額ベースで変わらない。
どこの世帯も、金利を加味した総支払額と世帯年収を勘案して、買える物件を買っている。
という事ですね。
金利は上がりそうですが、世帯年収も上がりそうなので、不動産市況は崩れなそうですね。 pic.twitter.com/tsdYacQQ0E
だから年収1000万円以上の人たちから税金を取るべきとかそういう話がしたいのではない。
確実に言えることとして「総中流」みたいな幻想はもう完全に壊れているということ。これから統計を見る時は気をつけないといけない。