たまたま見かけたこのマンガ(典型的な女性向けスカッとジャパン作品です。この上司の末路を読んでみたかった)をなんとなく読んでみたくなり、「めちゃコミ」アプリをはじめてインストールしてみた。
横柄な上司に悩む白山に手を差し伸べたのは、無口でミステリアスな総務部の社員で…
— PR用:めちゃコミックWeb@おすすめ漫画紹介 (@mechaWeb_PR) 2025年12月8日
このアプリ、「ジャンププラス」とか「マンガワン」「ピッコマ」「LINE MANGA」などのように毎日無料で読めるみたいな仕組みはない。
広告を我慢すれば見れるみたいな仕組みもない。
5話以降はだいたいの作品はポイントを使って購入しなければいけない。
かといってこのマンガに金払うのはなんか負けたような気がするので嫌だ・・・
というような気持ちでいたところ、「ミッションを達成したらたくさんポイントをもらえるよ」という仕組みがあった。
で、その中に例えば「とあるゲームをインストールして、それを一定地点まで進めれば大量にポイントがもらえる
という仕組みになっていた。
例えばこういうゲームだ。

たまたま上のマンガを最新話まで読むために必要なポイントは600ポイントくらいだったので
「面倒くさい」という気持ちよりも「お金絶対払いたくない(正確に言うとこのアプリにポイント購入履歴の情報を入れたくない)」という気持ちが勝ったので試してみることにした。
インストールしてびっくりしたのだが、マジでくっそつまらなかった。
つまらないという言葉すら過大評価だろう。
そもそもこれはゲームと呼んでいいのかわからなかった。
明らかに要素は大部分が「AIとかを駆使して作ったガワ」になっており愛を感じない。
さらにゲーム部分も戦闘システムは「劣化したパズドラクローン」。
極め付きは、本作の大部分は何の戦略性もない領地経営要素をツギハギして作られた、一切頭を使う余地がない放置ゲー(というか待機ゲー)であるということだった。
とくに必要性がわからないミッションを与えられ、そのミッションをこなすためには言われたとおりに行動をセットして、一定時間待つだけ。
プレイヤーが能動的に選べるのは「待つ時間は課金すれば短縮できるが課金するかどうか?」という部分だけ。
ゲームと言うか、課金するかしないか以外にプレイヤーの介入余地がない、ただ「課金する」ためだけの仕組みだった。
で、確かに最初のポイントだけはすぐもらえたのだが、それ以降はかなり時間と手間がかかることはすぐに分かった。
しかし、30日以内に到達しなければ権利が失効してしまう。期限内に条件を達成するためには課金が必要だ。
人によっては「途中までやったんだから」ということで「めちゃコミのポイントを多くもらうために」課金するという行動を取ったのかもしれない。
理論上は、20000円分くらい課金すればめちゃコミのポイントが60000ポイント分もらえるのかな? 細かくはわからない
私はただ600ポイントを貰うためだけに心を無にして作業をしていただけなので、課金する選択肢はなかったし、
次の720ポイントを無課金で達成しようと思ったらいろいろ我慢してこのクソゲーに張り付いていなければならない、と理解した瞬間に即座にアンインストールした。
やってられん。
結局別の手段に切り替えた。とんでもない時間の無駄だった。
IRIAMのチュートリアルミッションを終わらせれば1800ポイントもらえるという仕組みを使って50分くらいでほぼ条件を満たし、2日目にログインして条件達成できた。
最初からこっちを選べばよかった。
マンガは読み終わったので残りの1400ポイントを使い終わるまでは上記作品をダラダラ読んで、それが終わったらアンインストールしようと思う。
それはそれとして、初めて「ポイ活用クソゲー」というものの存在を理解した
このゲーム、超クソゲーなのになんかダウンロード数が1億以上ある。
これよりは絶対に面白い「ヘブンバーンズレッド」とかですらそんなにダウンロード数がないのに!
みんな私と同じようになんかのマンガアプリとかのポイントをゲットするためにインストールして、その中の本当に何%だけが本当にハマってしまったり、ポイントと引き換えに課金してしまうのだろうなと思った。
つまりこのゲーム、ゲームと言うよりはゲームと言うよりはパチンコのアレみたいな感じなのだ。
普通にポイントを買うよりも、「時間+ゲームへの課金」を通してめちゃコミのポイントをより効率よくゲットできるという、ゲーム以外の要素で儲けてる感じ。
消費者がみんな賢くて「めちゃコミに支払う広告費のほうがめちゃコミ経由の客から得られるお金より大きい」状態だったら成り立っていないはずだが
一定割合の人がハマってこの「課金のためだけのゲーム」に課金するようになってしまうので、ペイしているのだろう。
で、儲かったお金でTwitterとかに広告をやることでずっと露出し続けることができると。
っていうか年間50億近く売り上げ上がってるのか・・・たまげたなあ

https://game-i.daa.jp/?APP/1517980891
なんというか・・・ちょっとした闇の世界を垣間見れた気がしますが、むしろ若い人にとってはこれは日常なのかしら
ちなみにこのゲーム、どうしてもやるのであればめちゃコミのためにやるのはもったいなくて、ポイントサイト経由でやれば1万円ゲットできるぽいです。

自分が本当にお金が無くて時間を持て余してる希望のない無職だったら
モッピーとかポイントインカムとかのサイトで頑張れば、めちゃこみポイントじゃなくて現金10000円をゲットできてたらしい。
さすがに今はそんな暇あったら別の仕事頑張るわって話だけどね。
それにしても、完全にトチ狂ってすごい時間を無駄にしてしまった。この記事を書いている時間も無駄だし生きててすみませんという気持ちです。

モッピーとかめちゃコミがアホみたいに儲かってるのはこういう仕組みなんだなあということがわかったことだけはよかったです。
今ってほんとこういう感じで「暇」とか「無知」を金に変える仕組みがここまで発展してるんですね。
ポイ活に特化したサイトがたくさんあるのわかった気がします。本当に他にやることなくなったらモッピーとかを紹介するアフィをやって食っていくことにします
今後は反省して、お金を払ってでも読みたいマンガや、友達から紹介されたマンガを読むようにします・・・
一応上のマンガ「ただの総務ですがなにか?」を最新話まで読んだので感想書いておきます
1️⃣Twitterで出てきたパワハラ上司は6話~8話でお仕置き完了
「パワハラ」「架空経費申請」の事実を突きつけて懲戒解雇。
「前の会社でもたいした仕事してなかったこと」を突きつけた挙げ句
得意の英語力についても総務の佐々岡さんから子供レベルと愚弄されて完全敗北。
2️⃣9話~20話は「女性をクライアントに上納して受注していた広告代理店の人間」をとっちめる話
・以前の性被害者にコンタクトを取って警察に被害届を提出。セクハラの現場を押さえる。
・仲介役だった「天下広告社」の社員2名を現行犯で逮捕。さらにその「天下広告社」に女性を紹介していた「七亀」社長も事情聴取。
・クライアントである声優事務所「Vアクト」の所長も逮捕
・今まで男性に媚びるような仕草が目立っていた営業課の女性社員「手島」さんも、社風に呆れ果てて男性に媚びるのをやめることに。
やっぱり間違ってたんだと思う。
こういう人たちを肯定する手伝いをしていたようなものだもの。
我慢して耐えたところで結局、あのとき悔しくてないた私のような人が増えるだけだったんだなって
だからすみません。私もよくありませんでした。
上司のご機嫌取りで思ってもいないことばかり口にして。
今まで以上に仕事をがんばりますね。
ということでめでたしめでたし?
なんかもう普通の業界では2015年くらいの作品かなって思うような展開だけれど・・・
むしろマスコミとか広告代理店はいまだにこの手のニュースがゴロゴロ出てくるので、あの業界だけはまだ平成のままなのかもしれませんね。
「セクハラってどこの世界の言語?」
「うちの辞書には乗ってない言葉ですね」
「ここはセクハラがない世界だろ?」
「ここは俺の城だからな」
とか陳腐すぎるけど、この陳腐さは逆に言えば多分読者にとってはすんなり入ってくるので良いのだと思われます。
この手の「イキった男をとっちめて」スカッとジャパンは、必然的に舞台が広告業界とかがメインになりそうな気がします。