『君が必要な訳じゃない。君が作った会社が欲しい。君は別にいてくれなくても買いたい。』
— らくからちゃ (@lacucaracha) September 12, 2019
こんな風に言って貰えるのって、起業家冥利につきると思わない?
私もそう思います。前澤さん、お疲れ様でした。
前澤さんは「創業&グロース」の両方をこなせる稀代の才の持ち主だったと思う
今でもなぜZOZOがいろんなライバルを差し置いて独り勝ちできたのかはよくわかってない。
ユナイテッドアローズがーみたいな話はよく言われるけどそれだけで勝てるような話じゃなかったはずだ。
つまり、誰にもまねできない、一般的な理論で説明できない強さが前澤さんにはあった。
ネット系アパレルは、スタートトゥデイがIPOした当時、ネットで服を売るってビジネスは既に珍しくなく、他にライバルがいくつかあった。マガシークやスタイライフが有名だったが、マガシークはdocomoにスタイライフは楽天に買収され、それぞれ上場廃止になったと記憶している。
— らう (@rau2rau2) September 11, 2019
いや寧ろ、えびちゃんのファッションを売るってマガシークが最も有名であったが、その後業績は伸びず株価もふるわなかった・・後発のスタートトゥデイがあれよあれよ・・と追い抜いていった記憶がある。が、なぜ、スタートトゥデイが一人がちしたのか、不勉強なため、今だに分からない。
— らう (@rau2rau2) September 11, 2019
マガシークが上場した時に、この大株主を見て勝つる!と思い・・メモしたものがこれだ。でも、勝てなかった。
— らう (@rau2rau2) September 11, 2019
伊藤忠商事
小学館 → CanCam(H18.6より開始)
集英社 → ノンノ(取り扱いあり)
講談社 → ViVi
主婦の友社 →エスカワイイ・ミーナ
光文社 → JJ(取り扱いあり)
マガシークを買ってた時から、ファッション系はそれなりに研究したが、なぜ、この会社が伸びるのか・・とかさっぱり理解できず・・のちに、TOKYO BASEがIPOしてさっさと10バガーしてしまった例とか全然とれなかった。(というか、上がっていたことすら、知らなかった)
— らう (@rau2rau2) September 11, 2019
スタートトゥデイ上場したのは2007年12月11日らしい。この頃は、ライブドアショックの影響でマザーズは崩壊済み。東証1部の大型だけが上がり続けるという、リーマンショック前の最後のバブルだった。かなり、難しい時に上場したとおもう。この頃、この会社に目をつけた人は、逆に殆ど勝てなかったはず
— らう (@rau2rau2) September 11, 2019
スタートトゥデイの例だけでなく、例えば、水戸にあった福田屋洋品店がポイントと名前変えて上場、後に100倍化し、20世紀最大の出世株と言われたように、アパレル業界は、セクターとして研究するとおお化けを掴むチャンスがあるかもしれず。
— らう (@rau2rau2) September 11, 2019
これだけ成功したら、普通ZOZO成功の理由について解説する本が出てるはずなのだが、いまだにそういう本を見かけない。
あえていえばこのあたりの本くらいか。でもズバリを言い表せてない。
イヤなやつほど仕事がデキる なぜルールに従わない人が成功するのか
- 作者: フランチェスカ・ジーノ,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2019/04/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なぜ、あの会社だけが選ばれるのか??成功し続ける会社がやっているたった3つの仕組み
- 作者: 宇都雅史
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2010/06/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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セブンイレブンや成城石井、オンデーズについて語ってる本と比べたら全然違う。
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)
- 作者: 田中修治
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/09/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 大久保恒夫
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/09/23
- メディア: 単行本
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そのくらい不思議な会社なのだ。
正直ガバナンスについては問題があったと思うけれど、そこは前澤さん以外の人がやったらいい
ZOZOはECサイトとして圧倒的な集客力を誇りつつ、次世代オムニへの対応に消極的であり
さらにPBなど最近前澤さんのやろうとしてることは明らかにZOZOとしては微妙だったと思う。
でも、ZOZOとしてではなく改めて別の形でならまた面白いものを見せてくれそうな気がする。
これからも何か面白いものを見せてくれるような気がする。とても楽しみだ。
ちょっと勘違いしてる人いるから補足
osiripenpenski 50%で4000億だから、前沢氏は30%で2400億ゲットか。税金払っても死ぬほど残る。グッゲンハイムやテートモダンみたいな美術館建てるしかないな。
前澤さんはすでに株の90%を差し入れて1000億円ほどを現金化してしまってました。更にあちこちでお金使ってましたよね。
www.seventietwo.com
ゾゾ前澤氏の株式担保状況(2019/02/12)|iamoldeconomy|note
危うく株を差し押さえられたり、株を投げ売りして株主に迷惑をかけるところだった。
ぶっちゃけ今回の決断、金に困っての売却の路線もあると思います。せいぜい手元に残るのは500億くらいじゃないかなと(いや十分すごすぎるんですけど)
上場してなきゃお好きにどうぞではあったけど、売らずに支配権だけ維持しながら、無駄にリスクを背負わせてた。こういうことやりながらメディア戦力としていい人アピールしてるのちょっと無理があったと思う。
今回の話、前澤さんから孫さんに身売り依頼したらしいけど、かなり足元見られる形だったんじゃないかなーと。
そもそも社員にどういう説明してたんだろ。去年も前澤さんのカリスマを売りにして採用活動してたよね。そのあたりは明らかになるのかな?
前澤さんはほかにも去年辺りからは上場企業の社長としては株主を舐めた態度が目立ってた。
「到底不可能な中期計画を立てて株価釣りあげた後に自分の株を会社に買い取らせる(2018年5月)」などの株主への背信に近い行為をやってた。でも本人多分全く悪いことしたとは思ってないと思うんだよね。
前澤さんは普通に倫理観ぶっ壊れてて、ものすごく自分勝手な人なんだと思う。だからこそ面白い。体格こそ違うけどFGOのイスカンダルみたいなイメージだ。
私はそれ自体は悪くないと思う。
ただ、それをなんかごまかそうとしてたここ一年半くらいがなんか気持ち悪かった。まるで「いいひと」のようにに演出しようとした田端さんのコミュニケーション戦略なのかな?正直ありえねーと思ってたけど、もしかして前澤さんもなんか違和感感じてたのかもですね。時々狂人のようなツイートしてたけど、あっちが本音なんちゃうのかと。
前澤さんには大きくなりすぎたZOZOを離れて、いろんなしがらみから解放されたうえで、アカギみたいにまた暴れてほしいなと勝手に期待してます。(本当は前澤さんがどういう人かなんて、全くこれっぽっちも知らない)
それより、Yahooは大丈夫なのか
確かにYahooは現金余り企業と言われてきたが、なんだかんだ4000億はでかい。
決算関連資料・説明会 - 資料・イベント - IR情報 - ヤフー株式会社
直近の短信によると現金は5650億あるので一括キャッシュで買えるくらいだが
去年から2000億くらい減少してる。
アスクルとの係争もあるしpaypayへの投資も年350億ほどかさむ。ここでZOZO買収で一気に4000億つかって本当に大丈夫なのだろうか。
むしろ、何としてもpaypayを成功させるために必要という判断なのかな。このあたりはまたチェックしていきたい。
もしこれをきっかけにしてpaypayが勝利し、楽天経済圏やLINE経済圏を制して覇権を取れるなら
私の一押しeBookJapanもますます繁栄するチャンスありなので期待してます(今のところ楽天に勝てる気がしなかったので)