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今更だけど「犬夜叉」の序盤がマンガとして完璧な気がする

今期ネットフリックスで「半妖の夜叉姫」というアニメをやっています。
hanyo-yashahime.com

これ「犬夜叉」の続編なんだそうです。

主役はかごめと犬夜叉の娘……ではなく「殺生丸」の娘です。

なおこの主人公の女の子は、LGBTというわけではなさそうですが「日本の社会で女性の姿でいることに違和感を感じる」ため男装をしているという設定です。







私実は「犬夜叉」は全く読んだことなかったんですが(たまたまその時期サンデー読んでなくて乗り遅れただけ)

その次の作品である「境界のRINNE」がものすごく好きだったので、前から「犬夜叉」も気になってたんですよね。

で、せっかく「半妖の夜叉姫」もやってることだし、「犬夜叉」のアニメもネットフリックスで全話見れるので、お風呂に入りながら1日1話ずつ見ています。

最近仕事忙しくてろくに遊べてないのでなにげに癒しになってます。





こころがしんどい時は声優ラジオかアニメに限る。






で、今20話くらいまで見たところですが……犬夜叉すごいな。

凄い今更なんだけど、ほんとに「この作品、作りが巧みすぎるだろ……」って驚くばかり。




どういっていいのかわからないんですが、「無茶苦茶面白い!」という瞬間があるわけじゃないのに止めどころがない。

情報の出し方とか、話の導入とか、1話ごとの話のつながりとか。連載漫画として「完璧」な作品が気がする。

じわじわ面白くて、自然に続きが読みたくなって、興味が持続していく。 






いうならば、どんどん加速度的に盛り上がっていって、最高潮のところではじけ飛んで終わる「鬼滅の刃」とは真逆の作品。

※鬼滅の刃は、無限列車編くらいまでならいいが後半は「まどマギ」やら「結城友奈は勇者である」の系譜として「散る間際の美しさ」を突き詰めたリョナ要素の協奏曲であり、ゆがんだ美学をつきつめてる作品なのだよね。「鬼滅の刃」の終盤がネタとしてではなく今の熱量で支持されるのであれば、鬼滅の刃のヒットの理由はただ一つ「日本人は異常者の集まりだからだ」ということになると思う。
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「犬夜叉」は妖怪によって簡単に人の命が奪われる、鬼滅の刃よりもはるかにシビアな世界でありながら、その世界を描く目線がとてもフラットだ。登場人物についても感情は豊かではあるものの、その感情の揺れは一定の幅を行ったり来たりする。その一定の振れ幅の中で物語を進めていく。どれだけ「連載」マンガがうまいんだ高橋先生……。




この中間あたりに「からくりサーカス」(エモ全振りとフラットな感覚のいいとこどり)がありそうだな……とかよくわからんことを思うけど
割とどの作品にもかなりでかい感情乗ってるので言語化できる気がしないのでこういう感じでよくわからんことを書いてお茶を濁すことにする。





あと、この作品20年前ですよね……まだマイノリティみたいな考え方が弱い中で「半妖」という形で、エンタメとしてそれを描くセンスとかもヤバイ。
少女漫画だと吉田秋生さんだの樹なつみさんだの成田先生だの秋国先生だのいろんな人がいろんな題材でマイノリティについて描いてくれてたと思うけれど少年漫画の王道で主人公がマイノリティという設定って。
逆にあまりそういうのが意識されない時代だったからよかったのだろうか。




とかいろいろとりとめないことを語りたくなる。




犬夜叉についてリアルタイムで読んでて、いろんな人とリアルタイムで感情を共有できてた人うらやましいなーと思いながらもう眠いので適当に書き散らしたままでほったらかしにして寝ます。

とりあえずこうやって書いておけば、余裕があるときに思い出してもっと長文で丁寧に書けるかもしれないし。