空前絶後の大ブームになっている鬼滅の刃ですが、これだけ大ムーブになるといまさらになってから見て語り始める人がわんさか出てきますね。
私はこの作品に関しては
・他人からの紹介で読み始めるまでまったく注目してなかった
・過去記事の感想が途中まで「間違いなくおもしろいけれど傑作だとは思わなかった」
だったので、完全に「全く見る目がなかった」のが自分でわかってます。
なので、この作品についていまさら何かを語れることないなーって感じですね……
ただ、自分の中で明らかに評価が変わっていっている、という
変化をちゃんと記録している、という点では参考になると思うのでそのあたりを参考にしていただければなと思います。
6巻まで出てから読み始めた
私がこの作品を読み始めたきっかけは鬼滅の刃が6巻まで出ていた時に「なんか最近のジャンプでこれ読むべしってマンガある?」って聞いたらズイショさんが「鬼滅の刃よめ」って言ってくれたからです。
www.tyoshiki.com
ちなみに、4巻の時点でハンターハンターの冨樫先生は傑作のお墨付きを与え、帯を書いていました。
6巻までの個人的評価は★3でした。
この作品世界、強い人と弱い人はいても、基本的に幸せそうな人はいない。
生き残るために人と鬼で殺し合ってる。しかも、鬼は人の中から生まれるからキリがない。社会が貧しくなればなるほど、実際にこういう構図がアリ得るわけで、
そんななかで頼れるのは、家族や仲間の絆とか、絶対的な力しか無いのだろうかね……。単に鬼を倒して終わりとかじゃなくて、なんかもっと全体が幸せになるような終わり方を期待したくなってしまいますね。
次に言及したのはそれから1年半後
この時点では6巻の時点よりかなり評価が上がっているのが読み返してもわかります。
アニメ放映が終わったころに書いた記事ですが、改めて私が鬼滅を「好き」になったのは無限列車編からだと思います。
「鬼滅の刃」の8巻を電車の中で読んでたら、スーツ姿で周りにも人がいるのに涙が我慢できなくなってボロボロ涙をこぼしてしまいました。あれ展開も安直だしツッコミたいところいっぱいあるのに、なんかもう自分の頭と心が全然違う動きするんですよ。ほかにも「チキタ★GUGU」のニッケルみたいに、今まで一切泣かずに心を張って頑張ってきた人間が、自分の役目とか宿命を悟ってふっと笑う瞬間とかもうほんと無理。こういう瞬間に耐えきれない
終わった直後は心のバグを利用されたようで不愉快だった。だから私この作品のこと本当に嫌いじゃないんだからねってツンデレみたいなことをせずにはいられなかったわけで。でもやっぱり見てよかったなと思う
私は15巻で一回挫折してるんですよね
だって、情報量多くて読み進めるの大変だったんだもん。
あと普通に設定をちゃんと理解しようとすると意外と難しい……難しくない?
みんなはここで挫折しなかったのかなってちょっと気になる。
というわけで、ちゃんとアニメ前から読んでたけど、アニメがなかったら、続きを読んでたかどうか微妙ってのもちょっと言っておきたい。
18巻あたりからは新刊が出るたびに感想書いてますね。
このあたりからはもう1話1話がすっごい面白くて目が離せなくなったなと思ってます。
どんどん面白くなっていく中、一番面白いところで完結することができた稀有な作品
そういう意味で、鬼滅が本当に本当に面白いのって最終決戦の部分だなって自分の体感では思ってます。
アニメはともかくとして、原作はCITY HUNTERのように、描いているうちに作者がどんどん成長していった作品なんだと思ってます。
なので、この作品について語るなら、全部読んでから語ろう!って言いたいかな。
あと、まだアニメとか劇場版の部分までしか知らないけど面白かったなって思ってる人。
16巻以降はいまとは比べ物にならないくらい面白いから迷わず続きも読もう。(といっても、もうコラ画像見たことない人いないくらいだろうからいまさら感あるかな)
私からはほんとそのくらいしか言うことないです