私ね、強くなったんだよ
あぶないあぶない。忘れてた!
この作品好きだったのでちゃんと見ておかねば。
残虐AI少女フリルちゃん
多くの人がSerial Experiments Lainを想起したよね。
フリルがネットワークを介して少女たちを自殺に導いていく存在になった。
最初に犠牲になったのはフリルを生み出した科学者の家族であった妻と、その娘であるひまりだった。
「ワンダーエッグ」は「ひまり」という存在をパラレルワールドから拾い上げるためにアカと裏アカが作った仕組み
この世界にあいたちを誘ったアカと裏アカは、きゅうべえみたいなもの。
少女たちに力を与えるが最初から二人は主人公たちを救うつもりなんてなかった。
この仕組みは最初から、二人がひまりともう一度出会いたいという目的のためだけに用意したもので、少女たちに手を貸すのはただ利用するだけのつもりだった。
でも、巻き込まれたあいたちはそんな二人の思惑は知ったこっちゃない。
ワンダーエッグの世界の中で、あいは友達を見つけて強くなった。
母と先生の関係を知っても逃げずに受け止められるほどに。
コイトちゃんが自分を本当は大事に思ってなかったことを知っても耐えられるほどに。
パラレルワールドの自分を救えるほどに。(まぁパラレルのあいちゃんは救ったがゆえに死んじゃうんだけど)
というわけで12話まではかなり好きな展開だったのだけれど、さてどういうふうに終わらせるか?
ここからが完結編
・命がけの戦いを経て生き返らせた小糸はパラレルワールドの存在で、自分とは関係を持っていない別人だった?
・と思ったらねいるも自分のことを知らないという。
・なにより、自分の携帯を見ても小糸との記録が一切残っていない。
ということは、自分が別のパラレルワールドへ転移してしまったのか?
・と思いきや「ワンダーエッグの世界で出会った4人と撮った写真」は残っている。
・他の二人は記憶も残っているし、関係性も残っている。
・ねいるはどこに行ってしまったのか?
ねいるの正体は……
なぜかパラレルワールドからコトブキちゃんがやってきていろいろ教えてくれる。
ねいるは、コトブキちゃんが、あいるに似せて生み出したAI。
コトブキは、あいるに似せてねいるを作った。(そしてその後コトブキも死んだ)
AIのねいるが優秀過ぎた故に、あいるが嫉妬してねいるを刺し、その後当てつけのように自殺した。
そして、ねいるはフリルによって自分がAIであることを知らされ、フリルに取り込まれてしまう……。
残り5分なんだけどどうやって終わらせるの?
バッドエンド?
全てを知った後に、あいの元にフリルに取り込まれてしまったはずのねいるから電話が掛かってくる。
しかし、あいはその電話に出なかった。12話までに成長し出たはずのあいだが、ねいるの変容を受け止める覚悟はなかった。
出ないために、友達との思い出が詰まっていた携帯電話を投げ捨ててしまう。
そして、ねいるとはそれっきり。
他の二人の友達である「もも」と「リカ」ちゃんとの関係も自然消滅してしまう。
命がけで救った小糸ちゃんは自分のことを覚えておらず
好きだった先生も母と結婚してしまい
友達との関係もなくなった。
もはや自分が今の学校にいる理由がなくなったあいは転校してまたやり直そうとする。
あいに残ったのは、3人の友達との夢のような時間の記憶と、ねいるに対する後悔の念だけ……。
で、終わらせないように。
あいは再びワンダーエッグの世界に挑む。
今度は小糸ちゃんではなく、ねいるともう一度出会うために……。
なんじゃこりゃああああああああ!
智代アフターの1周目バッドエンドじゃねえか!どこかで選択肢ミスって内部パラメーターが足りないから本命の分岐点で選択肢すら出てこないやつじゃん。
めっちゃいろいろいい設定が揃ってるのに不完全燃焼感半端ねえ。。。
一周目絶対にグッドエンドいけないやつか!
それはわかったから二周目はよ!!!
小説版でも劇場版でもいいからちゃんと終わらせてええええええ!