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コンテンツが好きな「結果」誰かと語りたい人と 誰かと語りたい「結果」コンテンツを遊んでる人って違いが出るという話

anond.hatelabo.jp

なんか言及もらってたので軽く感想。

自分が楽しめなくなった原因を「誰かと語れないから」ではなくて、「コンテンツがつまらなくなった」に見出そうとする

だって、自分はオタクで、積極的にコンテンツを楽しんでると勘違いしてんだもの

そういう違いをきちんと把握して

自分が真実なにを楽しんでいたのかを間違えてしまうと

趣味の対象を憎んだり、加齢で楽しめなくなったと勘違いしたりしてしまう


なるほどなるほど。


増田さんは特に前者が正しくて後者が間違ってるみたいなことが言いたいのではなくて、

その両者を区別して自分がどっち側かを理解しようって主張なんだろうと思う。



割と建設的な提案だと思う。私は嫌いじゃない




たださ、これってそんな明確に区別できるものなんかな?

あえて引っかかるとしたら、なんかこれが綺麗に分かれるかのように語ってるところかな。

しかも、なんか勝手に、私を誰かと語りたい「結果」コンテンツを遊んでる人側に分類してくださってますねこの野郎(笑)




言っちゃなんだが私が100%後者ならとっくにブログなんかやめてるわ。

そういう<誰かと語りたい「結果」コンテンツを遊んでる>の度合いが高い人は、数年前にはてな村を出ていって今togetterでセルフまとめとかやってるよ。



自分で言ってて悲しくなるけどさ、「98%」くらいの記事は反応がついて誰かと語り合うなんてことはないんだよ。

たいていの記事は反応なんか期待せずに書いてるよ(もちろん語りたいときはあるのでそういうときは書き方を変える)。今だとそういう「語りたい」を求めてるならブログじゃなくてtwitterやるわよね。


増田さんに言われて、むしろ私は普段は他人と語り合いたいと思ってないのかもしれないなと逆に思ったくらいだよ。


そんな感じで延々とアニメとか漫画の感想書いてる私を見て、誰かと語りたい「結果」コンテンツをたしなんでる人のことを思いつくってのはなんでやねんとw



いくら何でも増田さんの判定ガバガバすぎるっしょ。




ここまでガバガバの判定を示されると、お前が「ある」と思ってる前者と後者の違いは何やねんと言いたいな。




せっかくだから、増田さんにはぜひまずネタ元の「2.5次元の誘惑」という作品を読んでほしい

これはコスプレがテーマの話だけれど

最初は明らかにコンテンツが好きな「結果」としてコスプレをしてる人間の話。

でも途中からは、明確に誰かと語りたいという目的でコスプレをする傾向が増えてきてる。

じゃあ前者は消えてしまったのかというとそういうわけではないと思うんよね。

第一、増田さんの話の中には二次創作とか表現者の立場が全く考慮されてない気がするのよな。(明らかに消費オンリーオタクとしての理想を語ってるだけにしか見えなかった)


そんな増田さんはこの登場人物を見て、どういう判定を下すのかぜひ聞かせてほしい。



私としては、普通にどっちか片方しか選べないというわけでもないし、同時期に両方が混在してるときもあるとしか言いようがないと思うんだわ。






ぶっちゃけ、明言はしてないけど前者の方が格が上だという気持ちが増田さんの中にあるんじゃないの?

というかさ。

増田さんは前者側だと定義してる例を挙げてるけど。

今でも、ときメモやセンチで楽しそうに語れる人らがいる

ふらっと青森に行っては、ラブリッジを写真に撮ってTwitterに流し、友人が数人「わかってる」コメントをする

仰々しく聖地巡礼とか書かない

そういう反応を期待する「趣味」ではないしね

これはこれで語れる相手を必要としてるよね。

この人たちは純粋にコンテンツが好きな「結果」誰かと語りたいと言い切れるのか?

誰かと語りたい「結果」コンテンツを遊んでるという要素が低いと言えるのか?




別にゼロかイチかの議論みたいな二元論をしたいわけじゃなくて、この人たちはこの人たちなりに、誰かと語りたい「結果」コンテンツを遊んでるってのは大いにあると思うんだよね。




増田さんは、単に「不特定多数とは話しない」「ちやほやされるためにやってない」くらいのことを過剰に美化しすぎてんじゃねえのかな?



いろんな軸で考えること自体は面白いので、今回の増田さんみたいな言及はうれしい


まぁ言うても。

私は増田さんのいってるこの二つの軸は面白いと思うし、否定するつもりはないです。

勝手に私を片方に分類しようとしたことにちょっとイラっとしたけど、むしろ私とは違う、別の軸を提供してくれてありがとう、って感じ。




私は私でインプットとアウトプットっていう補助線があるよねって話を書いたし

増田さんはコンテンツに対する姿勢という補助線を示してくれたしで

他にもいろんな補助線があるかもしれないので、他の人は他の人で考えるといいと思う。




まあ、こういうつまらんことをを考えずに、今目の前の作品を自分なりの方法で最高に楽しめる人が最強の勝ち組なのは間違いないです。





余談:増田さんの話を聞いて、てらまっとさんとか黄金頭さんを思い出した

teramat.hatenablog.com

インプット量とかアウトプット量とか関係なく


ある作品のことが好きで、他者を気にせず自分なりにその作品と格闘して考察を深めていく。


そして時々、その考察を誰に向けてというわけでもなく自分の考えを語る。


人に読んでもらってちやほやされるためではなく、自分が書きたいから書く。


たしかにこういうのは格好いいとは思うし、素直にあこがれるよね。



まぁ私はそういうの無理だから、どっちつかずでフラフラやっていきますわ。



増田さんもさ。

なんか思うことがあるなら、たまにはブログで好きな作品についって語ってもええと思うんよ。

仮に「俺は前者なんだ、後者の真似事はできぬ」みたいに思ってるんだったらそれはそれでもったいない気がする。