いろいろとガバナンスやセキュリティで問題を起こして話題を提供してくれているnoteさんですが。
まもなく上場申請するのではという予兆がたくさん出ています。
起業した直後からサイバーエージェントの出資を受け、さらに電通やTBSなどの資本が入っていました。
途中で「リセマム」などをポータルサイトを運営する「イード」などと資本業務提携。
2019年時点ではさらに日本経済新聞社、UUUMやテレビ東京などから7~8億円を資金調達を実施。
そして、調達した資金を元に毎年1億円以上の赤字を出しながら、ユーザー数獲得や機能開発にガンガン力を入れまくっていました。
まぁこれだけ資金調達しているので、株式公開しないわけにはいかんやろとは思ってましたがやっぱりするみたいですね。
文芸春秋社、BASEなどとも連携し最近は「オンラインストア」と連携してブログを提供する機能まで追加していました。
これにより、コンテンツだけでなくモノを売るプラットフォームの一部としても機能するようになっており、
いよいよ収益化のめどが立ったので上場準備に入ったというところかと思われます。
株式分割とIR担当募集が入ったので、あと半年から1年後くらいかな?
おっ、note上場っすか pic.twitter.com/6iN61DgB1m
— 銀髪推進派 (@alpaka) July 14, 2021
2019年時点で総資産が10億円を突破しており、ユーザー数だけを見たらtwitter並み。
月間アクティブユーザー(MAU)が6300万人、登録者数260万人(2020年5月時)だそう。
ちなみに、TwitterのMAUが4500万、FacebookのMAUは2600万(共に国内、2021年2月時)。
noteはSNSとは違いますが、なかなかのプラットフォームに成長しています。
twitterと比べて登録者数は260万人だし利用頻度も低いのでTwitterとは比較にならないでしょうが。
まぐまぐと比べた方が良いかもですね。
noteは広告を排除するスタイルなので、単純比較はできませんが、読者数1000万のまぐまぐですら時価総額が150億くらいまで行った(現在は30億程度)事を考えると
それよりはるかに収益力が高いnoteは普通にその倍以上の評価が出てもおかしくはないですね。
ただ、上の事情で資金調達しまくっている関係上、創業者の株の持ち分が少ないでしょう。
まぐまぐよりもセカンダリは微妙かもしれませんね。
noteそんなに稼げる事業なのかなという疑問はあるけど、はてなが上場してるくらいだしね…
— みどりのきつね (@oage_on_fox) July 14, 2021
ほとんどの出資企業が大企業なので考えても無駄ですが、
そんな中で時価総額41億円のイードがどのくらいの持ち分なのかは気になるところですね。
かつてAppBankという会社が上場した時、
ちょうどイードと同じくらいの時価総額の「ガイアックス」という会社は株価が3倍くらいになったことがあります。
もっともこれは、AppBankに対する持ち分が大きかったからですが。
イードの持ち分はそこまで大きくないと想像されますが(多くても4%以下)
noteが数百億円の上場になるならそれでも十分なインパクトはあるかもしれませんね。
ちょっと面白いかもしれません。