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ウマ娘の海外展開の難しさを語る記事を見て、そもそもFGOが海外に展開できてるのめちゃくちゃすごいなと思った

サクッと落書き

nlab.itmedia.co.jp

FGOの中国キャラが検閲対象となり、一気に自主規制が行われたというニュース。

これに対して、中国のフェミニズムと政府の検閲が結びついているのが怖いという意見が多く見られた。

これはものすごくよくわかる。



ただ、私はこのnoteを見てちょっと考え方が変わった。

note.com

レースの勝ち負けは気にしないが、俺はこのウマ娘の笑顔が見れたら満足だみたいな。「推し」のためにゲームを起動することは、我々にとっては当たり前だが、その文化すら輸出する必要があるかもしれない。

ウマ娘が他の”ガチャゲーム”と差別化を図るには、キャラクターの中身を伝え、本当に「推し」てもらうことが必要不可欠だと思う。

まず、そもそも今までFGOがあれだけ海外で受け入れられてること自体がものすごいなと素直に思った。

FGOはさんざん指摘されているように、日本人のオタクですら「型月のノリがどぎつくてつらい」という人が結構多い。

ギャルゲどころかもとはエロゲだし、エロゲの中でも型月はエロ同人のころのノリがバリバリに残っている作品だ。


そんなどぎついローカル臭の強い作品を、どうやって海外に持っていってヒットさせたのだろうか。

もちろんアニメが先にヒットして、そこから受け入れられたというのはわかるのだが、それにしたって成功しすぎだろ。

翻訳とか、海外ローカライズの人たちの努力が凄すぎる。


ただ、果たして海外の人たちにはどの程度日本のノリが伝わっていたのだろうか?

上のnoteを見ると、少なくともアメリカでは、日本のオタク独特のキャラとシナリオが深く結びついたノリは伝わってないらしいことがわかる。

もちろん日本人顔負けの理解を示している海外YouTuberの皆さんとか結構有名なので、わかってる人がいるのも間違いないが、

大多数という意味で言うと、我々日本人がFGOのシナリオの細部のノリまで楽しんでいるのとは受容のレベルが違う可能性は否定できない。



今までも時々起きていたFGOの海外炎上事件とかを見ていると「実はめちゃくちゃ表面的にしか届ていないのではないか」と思うことはある。

例えば「ぐだぐだFGO」あたりは全く受け入れられてないのが伝わる。

あれは日本人ならギャグだとわかるが、大真面目に歴史改変みたいに批判されてたりした。

てっきりわかってて意図的に炎上させようとしているのかと思ったら、結構マジで怒ってたらしいというのは知り合いの中国オタクの人に聞いた。

togetter.com

そのあたり、「まあこんだけ売上あるしちゃんと伝わってるだろ」って思って油断してたら結構炎上するのかもしれない。





といいつつ、そもそも今回の騒動の発端となった則天武后は日本人の私にもよくわからん。

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ローカライズの問題ではなく、

「普通に型月は悪ノリが過ぎる。日本人の一部のオタクの感性がマヒしてるだけ」と言われればそうかもしれない。