ようやく観終わりました。月並みだけどいうね。
衝撃のラストすぎる!
ええええええこれで終わりなの!?ってなるよこんなん。
面白かったけど、映像・物語共に情報量が凄いので「疲れる」映像作品でもありました。
私は一気に観たけど、みなさんは一話ずつゆっくり見ていく方が良いと思います。
二期もあるそうだけれど、二期はリアルタイムで追いかけていこうと思いました。
世界観についてはこちらをどうぞ
富裕層と貧困層で完全に2つに分断された上下の世界。片方のピルトーヴァーはユートピアのように発展しており、政治や学問が安定しています。一方のゾウンは治安も悪く、暗い環境です。全体的にスチームパンクな雰囲気も感じさせつつ、人間以外の種族もいるなど、ファンタジーな要素もあります。そして作中でジェイスとビクターはクリスタルを人為的に引き出すことに成功し、魔法を作るという秘儀(アーケイン)に手を出し、世界はヘクステックの時代へと投入。機械と魔法が融合し、技術革命が起こり始めます。
世界観としては「ファイナルファンタジーVII」っぽい感じですね。
https://cinemandrake.com/arcane#toc7
実際、世界観自体はそこまで特筆すべきな設定ではないように見えます。
エロゲーマー的な感覚で言うと「穢翼のユースティア」のような絶望的な格差社会と「黄雷のガクトゥーン」のようなサイバーパンクが合わさったような社会だと感じました。
しかし、同じような設定でもグラフィックや演出の説得力がヤバイ。
我々が男女問題とかで争ってるのがばかばかしくなるくらいに圧倒的な多様性(人間じゃない存在も多数)が存在していますし、
さらに、3Dによって広大な世界が止め絵ではなくぐりぐりうごく光景は本当にすさまじい。
私の場合だと、今までドット絵作品しか知らなかった自分がFF7を見た時のような、
ゼルダの伝説BoWで初めて塔の上から広大なマップを見下ろして今からここで物語が始まるんだ!って感じた時のワクワク感を得られました。
大勢の人がすでに語っているように、映像とか音楽の演出がとにかくすごいので、それだけで見る価値はあります。
キャラデザさえ苦手でなければみんなに見てほしい。
メインであるヴァイオレットとジンクス(パウダー)の関係について
結局最後までPhantom of the Infernonのアインとドライとか戦女神2の生き別れの分身みたいな関係でしたね。
誰よりも愛して執着していたヴァイオレットに捨てられたと思ったジンクスちゃんは裏社会のボスであるシルコに導かれる形でその才能を開花させていく。
ジンクスとヴァイオレットは無事に再会するが、そこからは殺し合いになる、という展開なんですが、そのまんまって感じでした。
性能で言うとジンクスの方が強いですが。格闘だけじゃなく発明もできるもんね。
私こういう「見捨てられた子が絶望を糧に強くなって復讐しに戻ってくるけど一方で昔のように愛してほしいとも思ってる」みたいなアンビバレンツな感情を抱いてるキャラ、大好きです。
最近だとKing Exitのグイーネさんが最高にイカれててよかったです。
その上、Phantom of the Infernoとの違いとして、ジンクスをそそのかしたシルコさんは実にいいキャラをしており単なるふたりのいざこざみたいな構図に終わらせていない。

その渋い声と人の心理を読み切ったかのような駆け引きで
多くの人を操ったり圧力をかけて支配し、仲間相手でさえ判断を間違えず冷徹な判断を下す恐るべき人物ですが、
終盤にジンクスのせいで判断を誤る描写はアニメの中で一番ぐっとくるシーンでした
逆に、ケイトリンは一期時点では中途半端なキャラクターだったかなと思います。
本人のストーリーもあるはずなのに、ヴァイオレットとジンクスの間のこじらせるためのお邪魔虫で終わっちゃった感じ。
三角関係は完全にヴァイ ―ジンクス ― シルコ だったよね。
ジンクスが本当に言ってしかった言葉を言ったのは、ヴァイじゃなくてシルコの方だったというのも大きい。
お前を離すつもりはなかった。何があってもだ。泣くな。お前は完璧だ。
ジェイス周りの展開の方が面白かった

個人的には、主人公のジンクスとヴァイオレットのやり取りは、
先ほど述べたように既視感が強かったため最後のシーン以外はそれほど思うところはなかったです。(逆に言うと油断してたのでラストシーンはやられたw)
それよりも、ジェイス君が面白かった。こちらももう一人の主人公ですよね。
アカデミー生として不遇をかこっており、あわや追放処分寸前まで追い込まれたと思ったら
理解者・親友を得てから大逆転。 世紀の大発明をして一躍町の英雄に。
研究しか知らない若者が一転都市の再上層部の「政治」の世界に巻き込まれたかとおもったら
逆に都市の最下層部で悲惨な現実を突きつけられたり
親友が大変なことになったり、彼女とは別の人間から誘惑されてふらふらとついて行ったりとまさに波乱万丈!
私としてはこちらの方が断然面白かったですね。
ヴァイとジンクスは、強固な物語構造に支配されている「物語の登場人物」という感じだったけれどジェイスは物語世界の中で迷いながら決断をするという意味で「人間」を強く感じた。
実際、私はジェイスが物語中でした判断はあまり支持できないのだが、でも彼なりに一生懸命迷って考えて、心が弱った時にこう判断してしまったんだろうなってのもわかる。
あるシーンで、ヒーローになったつもりで生き生きと動いていた直後の落差とかもすごかったし、本当に見ごたえのあるキャラクターでした。
LOLは他にも複数の物語や世界観があり、どれも作りこまれているそうなので、2期も楽しみです
リーグ・オブ・レジェンドの物語は常に素晴らしい。映画にできるストーリーは数多いだろう。
シュリーマ(アジール、ゼラス)
アイオニア(シェン、ゼド、ジン)
ヴォイド(カサディン、カイ=サ、マルザハール)
ターゴン(レオナ、ダイアナ)
デマーシア対ノクサス(スウェイン、ル・ブラン、ダリウス、ドレイヴン、ガレン、ラックス)
フレヨルド(アッシュ、トリンダメア、ブラウム)
シャドウアイルの話をやってもいいし、ビルジウォーターを舞台に、ガングプランクとミス・フォーチュンの確執を描いてもいいだろう。特に、Arcaneがうまく行けば、デマーシアとノクサスの物語は避けて通れないだろう。多くのキャラクターを扱うことができるし、ピルトーヴァーとゾウンのように、ユニバースの大きな物語に深く結びついている
LOLのゲームは難しすぎてどうしてもついていけなかったのだけれど
世界観の概要説明とか読んでたら、ランスシリーズ以上に複雑で豊かな世界観が描かれててすごいなと思った。
2が放映される時期が決まったら、自分の方でいろいろ追いかけてみたいなと思います。