拙者、気の強い女性や才能ある女性が戦って己の人生を切り開く女性の物語が大好き侍……。
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とにかく「papa told me」と「カルバニア物語」読んで以来、この手の物語がひとつの性癖になってしまった、まである。格好いい女性は存在そのものにときめいてしまう。(すべての女性がこうあるべきとかそういう話じゃないからね。ただの性癖だからね!)
そんな私にとって性癖ド直球の漫画シリーズとして「世界の伝記NEXT」という存在を知った。
いや、ほんとに最近存在を知ったばかりなんだけどこれまじでいいぞ。最近図書館でこの漫画シリーズが入荷されてたので読んでみたんですがどれもすっごい面白かったです。全ての図書館がこのシリーズを導入してほしいくらいだし、学校の図書室でもこのシリーズをぜひ検討してほしいと思います
子供のころにヘレンケラーの伝記は読んでたけど、それ以外で女性が主役の伝記ってほとんどマンガで読む機会なかったんだよね。
たくさん増えててうれしい。
おすすめの作家ベスト5
1位 エリザベス・ブラックウェル
まだ女性が社会進出をしていなかった19世紀。常識をやぶり、男性の仕事だった医者という職業に就く決心をしたエリザベス。「なりたい自分になる」ために奮闘するその姿は多くの後輩を作り出していく。
日本では風雲児たち幕末編で、江戸時代にはじめて医者になろうとしたイネの姿が描かれており面白くてとても印象に残っていた。
黒人、白人、黄色人と言うが、科学的には皮膚や毛髪の色はメラニン色素が多い少ないかの違いがあるのみで、そこに優劣など存在しない。
— さても (@Dn4ZYy2TWFfdSwS) 2020年6月3日
(画像は漫画「風雲児たち」より。大村益次郎とシーボルトの娘イネ。)#BlackLivesMatters pic.twitter.com/P5WSRTdIV1
これに対し、西洋では「エマ」や「アンダーザローズ」で描かれているように、日本よりはるかに男女差別がきつかったことがわかる。中世で医者的な役割を果たしていた女性は魔女として殺されたこともあったわけだし、それ以降女性で医者になろうって思う人極端に減るわな……。忠誠におけるキリスト教圏の女性に対する抑圧はいろいろとエグすぎるんご……。
過去のことはおいとくにしても、現代の西洋の人間があれだけポリコレに躍起になってるのは、宗教由来の女性差別意識が日本とは比べ物にならないくらい強かったからだと思う。そんな状況で奮闘した彼女は尊敬されてあたりまえだろう。
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2位 アメリア・イヤハート
さっそうと歴史に登場した女性パイロット
20世紀のはじめ、空を飛びたい、という夢を実現させ、女性初の大西洋単独横断という大記録を打ちたてた女性の生涯。できることは何でもやる、という言葉とともに女性に新たな職業の道を作っていく。
映画でも知ってる人が多いと思う。本人もすごいけどそれを支えた人たちもすごい。私の中での理想のフェミニズムの一つの形。
映画もめちゃくちゃ名作だと思う。今知ったけど監督がヒラリースワンクだったのか。素晴らしい。3位 津田梅子
たった6歳で海を渡り、日本初の女子留学生となった津田梅子。アメリカで教育を受けて帰国した梅子は、日本には女性のための学校が必要であることを痛感します。そして「女子英学塾」(現在の津田塾大学)を開校。女性の活躍が難しい明治時代に女性が学ぶ道をきりひらいた梅子の人生
4位 最近FGOにも登場したメアリー・アニング
メアリー・アニングは、19世紀イギリスで、当時ほとんど知られていなかった魚竜や首長竜の化石を次つぎ発見した、元祖化石ハンター。貧しい海辺の町に育ち、生活のため化石を発掘・販売して暮らしていたメアリーが、ダーウィンの「進化論」にまで影響をあたえる大発見で学術界にその名を残すようになるまでの、数奇な物語です。
無知ゆえに全然知らんかったけど、これもすごく面白い。っていうかFGOにも登場してたんだね……。
5位 ターシャ・テューダー
ほんとうの幸せは田舎暮らしの中にあった
人見知りで内向的なターシャは、ある日田舎暮らしのすばらしさに魅了される。彼女は田舎で絵本を描き、また広大な庭園を作って暮らし、そこは都会人にとって永遠のあこがれの場所となった。
絵本に詳しい人はご存じだと思うんですが私は知らなかったです。
最近までご存命だった人で、日本ではどちらかというと自己啓発書みたいな感じでことばがたくさん伝わってる人なんですね。
その他
ちょっと教訓めいた話が苦手だという人は、女優さんとかデザイナーの話から読むと吉。
セットで買うのもいいかもしれません。