以前こういうことを書いたのだけれど、エロゲシナリオライターとして有名なのSCA自さんも同じようなことを語ってて、やはりエロゲ好きだった人とかエロゲ関係者は同じようなこと考えるのだなと。
とはいえ私はこれ以上語れることはなく、クリエイターの人の解像度でこの感覚を言語化してほしいなと思ってるので楽しみです。
個人的にブルアカはマジでヤバいと思いました。あれ、お金よりも絶対的な丁寧さ(愛情を感じる)で作っている様に見えるし、ぶっちゃけ、エロゲ文脈の「過去の遺産」ではなく、リアルタイムで最前線の美少女ゲームの書き方を実践してて、あのレベルに追いつけないと本当に終わると思います。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
ブルアカのテキストと同等にかけるシナリオライターはエロゲ界でも何人もいないと思います。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
過去書けても今書けない人ばかりです。
そんなこんなで、自分は絶対にやらないし出来ないと言っていた「シナリオ制作の試論」を実はちまちま書いてます。
流石に焦りを感じます。
国内のソシャがどうやって作られているのかだいたい知っているのですが、普通に無理よ。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
今の状況はかなりまずい。
せめて新しい才能を絶やさない様にしないと無理かと。
必要なのは「書き方講座」ではなく「物語の生成構造」の明晰化とその対策。
シナリオの書き方なんて極論いらない。
才能がある人間を、日本では絶望的に起用できないのは、なぜか資本を持つトップが自称クリエーター(天才企画者)だったり絶対の鑑定眼を持っていると勘違いしたり。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
上記に当てはまらない場所も、慣習化した致命的な制作工程によって、ユーザーとメーカー感覚が絶望的な距離感を生むためかと思われ。
慣習化した致命的な制作工程によって、ユーザーとメーカー感覚が絶望的な距離感を生む。
このあたりまではわかる。
ここから下はすかぢさんの事実誤認とかも含まれててちょっとよくわからない。
大成功したソシャが「コアユーザーを無視して成功した」と嘯いて、それが「ユーザーの意見は無視するべき」にすり替わったのが致命的かと、「ユーザーに合わせて偏差値の低いものを作らなければならない」なんて言われた事があります。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
原神はすごいけど、ブルアカのすごさこそやばい。
この手の資本家って、「ガンダムが当初どんな感じだったか」「宮崎駿のアニメは赤字になると言われていた」「エヴァとか普通に混乱しかなかった」という、何十年も莫大な利益を上げているIPがどう生まれてるか勉強する気すらない。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
過剰な熱意の作品がが最終的に日本IPの資産になってるのですよ。
動画プラットフォームですら「ユーザーの意見に耳を傾けるな」とかわかった様な口聞いててこの体たらくですからね。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
今の日本のIPとして何十年も強いやつ、関係性は良好とは言えないまでも、ユーザーとの距離感はマジで近いですよ。というか拗れてる場合が多い様な。
ユーザーとガチで向き合わないIPなど滅びますよ。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
「永遠のβ版」の概念知った方が良いですよ。
マジで価値観変わってないので、滅びしか見えないです。
一応先に衰退したえろげだからこそ苦言を呈します。
エロゲの進化は、エロゲの中で起きるのではなくエロゲの外で起きているというのが面白い。
私は「Baldr Sky」以降はランスシリーズを除いては年2~3回本しかエロゲをプレイしておらず
もはやエロゲについては全然詳しくないので何とも言えないのだけれど
エロゲの枠組みでも「ヘンタイ・プリズン」のqruppoみたいな取り組みは一応できる。
www.tyoshiki.com
ただ、やはりソシャゲの枠組みが圧倒的すぎるんだよね……。
ブルーアーカイブはソシャゲじゃないと絶対に作れなかったのは間違いないってのは上の記事でも書いた通り。
先見性があるいくつかのエロゲブランドはAugustあたりからソシャゲを主戦場に切り替えてうまくいってた印象があるけれど、
残念ながら、ソシャゲの標準的な枠組みというかDMM Gamesの制約が厳しくてずっとプレイしたいと思えるゲームもなかった。
「グリザイア」のソシャゲ本当につまらなかったし、「マブラヴ」のソシャゲは頑張ってたけどうまくいかなかった。
ソシャゲにはソシャゲのシナリオのつくり方があるというのはおっしゃる通りだろうし
その答えがどういうものなのかは私にはよくわからんので、SCA自さんの話はとても楽しみ。
自分が最新作で発表出来なかった技法が普通に使われてて、めっちゃ研究してると感じます。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
一年ズレるとブルアカには先に最初技法は使われるレベル。
エグいです。
それなんです。
— SCA自(すかぢ) (@SCA_DI) 2023年6月1日
日本のクリエーターは金と刹那的な承認欲求しか話さないのですが、大規模なゲーム作るのって、そんな気持ちでは無理なんです。
それは歴史が証明しているのですが、何故かクリエーターヨシヨシがデフォに。
それじゃダメなんですよ。
ブルーアーカイブを未プレイの人へ
ちなみに、ブルーアーカイブという「ゲームについて」の個人的な評価はあまり高くないです
ストーリーおよび演出はとても好きなのですが、ゲームの仕組みは全く理解できません。
なんかオートでバトルやってるなーくらいのイメージ。
仕組みが理解できないので全然面白いと思えず、このゲームは課金する気が全くありません。
これはグランブルーストーリーと同じですね。
グランブルーストーリーは面白い人はすごくハマる沼のようなゲームらしいのですが
私はゲームの戦闘・育成システムが全然わからなかったのですぐ飽きてしまった。
そんな感じで私はゲームすごい苦手な人なのですが、ブルーアーカイブはストーリーを最新話まで楽しめてます。
なんと、メインストーリーだけであればキャラクターをほとんど育成せずにイベントバトルを経験した上で最新話まで全部読めるという親切設計なのです。
なので、ストーリーを読むためだけに課金みたいなアホなことにはならないです。
サブストーリーは……YouTubeで見ればいいんじゃないかな(爆)
アークナイツを未プレイの人へ
一方で、アークナイツはゲームがクッソ難しく、育成も異常に面倒くさいです。
ゲームの難易度が高い分★6の高レアリティキャラがクソ強いため、課金すれば何とかなりますが課金しないと本当に苦行のようなゲームです。
でも、ゲームのMAPとシナリオのシンクロ具合が高く、シナリオはめちゃくちゃ面白い。
いくらでもキャラや世界を掘り下げられる情報量の多さが魅力的すぎる。
私にとって、第二の「ランスシリーズ」になってくれるかもしれない存在なので、このゲームは課金も辞さずに末永くプレイしていきたいと思ってます。
そのうちアークナイツに脳を支配されて、アークナイツをプレイしていない人と会話ができなくなるかもしれない(グルグル目)