頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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ブルーアーカイブ 3章エデン条約編「忘れられた神々のためのキリエ」 聖園ミカはSWAN SONGの鍬形くんを思い出す……救われてよかった

今回のシナリオ、個人的にめちゃくちゃグッとくるポイントがあってそれがタイトルの「聖園ミカはSWAN SONGの鍬形くんだよね……救われてよかった」ということ。

これを一から説明するの大変すぎるので完全に説明放棄しますが、まあとにかくミカ様に感情移入しまくってとても楽しかったです。



というわけで今回はもうミカのセリフだけメモするだけの記事です。



あなたたちのために祈るね
いつか、あなたたちの苦痛が癒えることを。
やりなおしの機会を希うように。
あなたたちに次の機会があるように。

私はあなたたちを赦すよ。
それは、互いが公平に不幸であることよりも、もっとよい結末だろうから。

あなたたちの未来に、ほんの一筋でも光明があると信じるのなら
〇〇〇を助けることで、あなたたち自身をも救えばいい。
あなたたちには、まだ時間が残されているでしょう?

あなたたちのその行く先に幸いが――
祝福が、あらんことを――

www.youtube.com

Kyrie eleison; Christe eleison; Kyrie eleison.

私はこの歌が好きではないけれど
うん、そうだね。
先生、あの子たちを救ってあげて。


客観的にシナリオを語るならアズサというキャラクターを中心にしてミカとサオリという似たもの同士の二人のキャラを対置してみたいに語るべきだけど、そういうのはどうでもいいのです。
とにかくミカが他人を許すことによって自分も他人から許されるという結末にたどり着けたことが良かったなあ、と思う。

それがたとえむなしいことであっても、抵抗し続けることを止めるべきじゃない


エデン条約編は宗教の話でしたね。
厳しい世界において人の価値は低く、それ故に人は己の人生の意味を信じることもできないし、罪を犯さずには生きていけない。
だからこそ己の罪を懺悔し、それを超常的な立場から許してくれる存在が絶対に必要で、宗教においてはそれは神様ということになるのだけれど、本作は神様ではなく「大人」がそれに当たる。

大人は唯一絶対の正しい存在じゃなくていろんなやつがいるので良い大人に当たれることが何より大事。大人次第だぞってストーリー。

我々現代ではいい年したおっさんおばさんがこの作品に登場する少女たちよりずっと幼い子供のままだ。大人の存在はほとんど目立たない。その結果反ワクチンたの反インデックス教だのいろんな宗教が流行ってるけど、本当に大事なのは大人の存在だよねって思った。


文学的作品になりうるくらい丁寧に物語を紡ぎあげておきながら最後にあえて陳腐な「愛と友情と勝利の物語」に着地させるのが面白い

終盤の終盤まで徹底的にミカやサオリを追い込んでおいて最後の解決策があまりにも空気ぶち壊しで唖然とした。


「大人のカード」が強すぎる、、、


そして、それすらもこの物語に組み込まれた要素だというのだからすごいメタメタしいお話ですねこれは…。


まあとにかく楽しかった。オチ担当のアル社長可愛いよ社長。





SWAN SONGについて

「ブルーアーカイブ」のファンはSWAN SONGぜひやってほしい。同時に「ブルーアーカイブ」の世界観はすごく瀬戸口廉也っぽいから瀬戸口廉也ファンにはぜひ読んでほしいんだよなあ……。

ブルーアーカイブのような残酷な世界で、ある時に人を殺してしまったがゆえに仲間たちから一人だけはじき出され、引き返すことができないまま主人公たちにとって最悪な敵となってしまった鍬形君……。

SWAN SONGにおいては彼が救われることは結局なかったのだけれど、鍬形くんと違ってミカは美少女だから救われる……。私は鍬形君のことが嫌いではなかったので、彼の魂が少し救われたような気がしました。やはり美少女、美少女はすべてを解決する。

SWAN SONGの方では登場人物たちは助からないかわりに文学的な解決を試みる。「ペスト」のような作品です。

今から見たら「なんなんだよこれは…」って思うけど、当時は若く、Bエンドの終わり方はひたすらに衝撃的でした。