頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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発達障害

発達障害者は「空気が読めない」と表現されがちだが「空気が読めない」とは具体的にどういうことか

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モンスター社員を受け入れる側がどれだけ消耗させられるかをまとめたので今度はそういうモンスターと扱われる発達当事者側の視点から考えてみる。というか、前の記事で私を定型発達者だと読み取っていた方が大勢いらっしゃったけれど、私は発達障害者でモンスターと扱われてきた側だよ。

というわけでアスペル・カノジョを読み返しているが、読み返すと「こんなこと描いてたっけ」という発見があって楽しい。

ASDの人がやらかしがちな嫌われ言動トップ4

私はASDだが、この漫画で描かれている「アスペルガーの女性」ほど重症ではない。

それでも子供の頃からずっと家族に否定され続け、学校でもいじめを受けたりしていた。普通の人ならできることが全然できないことの劣等感というか罪悪感が常につきまとっていてなかなか被害者意識を自覚することができなかった。(おかげでめちゃくちゃこじらせた)
救いを求めてコミュニケーションの技法とか心理学とかの本を色々読んで勉強したこともあってなんとか人並みに擬態できていた時期もあったけれど、あまりにしんどすぎて耐えきれなかった。結局恋愛も諦め、出世も諦め、正社員として働き続けることも諦めるなど、人生諦めの連続だった。

自分のつらさとかを言語化して納得しようとずっとあがき続けているけれど、今でもまだ全然満足できてない。多分死ぬまで満足することはないんだろうな。

そんな私にとって、この作品はとにかく言語化能力が異常に高く、さらにいじめ問題についても「かなり中立的な目線で」描かれており読んでてめちゃくちゃ辛かったけれど、考え方を整理する上でとても役に立った。未完エンドであり完成度が高い作品だとは言えないのだろうけれど、こういう作品を世に送り出してくれたことを本当に感謝している。

当事者でない人が読んだときどう思うのかはよくわからないのだけれど私はこの作品がとても好きだ。もし私が書いている文章に興味ある人は絶対に読んでほしい。基本的に私はこの本に書かれてる内容を薄めたようなどうしようもないところだらけの人間だけど、なんとか生き延びてる。この本に描かれてる内容が頭に入ってない状態で私についてあーだこーだ言われても、いや「そうじゃなくて…」となってしまう。


先の記事でも「定型発達による発達障害者差別だ!」とか「発達障害者は全員死ねとでも言うのか!」とか「こいつは発達障害の本を一冊も読んだことがないに違いない」とか「お前が使えない上司だから悪いんだろ」とかいろいろ言われててちょっと笑ってしまった。

togetter.com

道徳を抜きにすれば「もしそうであればどれだけ良かったでしょう」って感じですね。多分こういう人たちよりは私はずっとこの問題について真剣に悩んできたと思ってるよ。でもそういう諸々を一から説明をするのが面倒くさい。

私になにか申したい人はお願いだから読んだ上で話してください。

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